「未来は保証されていない」CL敗退ならジダン解任か? 本人は「辞任はしない」と強調も…

「未来は保証されていない」CL敗退ならジダン解任か? 本人は「辞任はしない」と強調も…

窮地に立たされているジダン。難敵が続くこの1週間を乗り越えられるか。(C) Getty Images



 レアル・マドリーが、チャンピオンズ・リーグ(CL)の決勝トーナメントに進めないかもしれない。

 12月1日、マドリーはグループステージ第5節でシャフタール・ドネツクと敵地で対戦し、後半に2ゴールを許して0-2で敗れた。勝点7でシャフタールに並ばれた“白い巨人”は、最終節を前にグループ3位に転落している。

 グループBは8ポイントの首位ボルシアMGを1差でシャフタールとマドリーが追い、最下位インテルも5ポイントを手にしている。最終節でマドリーはホームでボルシアMGと対戦。勝てば決勝トーナメント進出だが、勝点を落とせばまさかのグループステージ敗退もあり得る危険な状況だ。

 CLだけではない。マドリーはラ・リーガでも前節でアラベスに敗れており、公式戦2連敗。先月もバレンシア、10月もカディスに負けるなど不振にあえぎ、1試合消化が少ないとはいえ、首位に7差の4位に甘んじている。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、ジネディーヌ・ジダン監督は試合後、「難しい時期があったし、これからもつねにあるだろう」と、厳しい状況下でも勝利を目指さなければいけないと述べた。

「われわれは悪い結果が続いている。それが現実だ。だが、戦い続けなければいけない。良い準備はしたと思うし、前半は素晴らしかった。あと1試合残っている。勝って突破することを考えなければいけない」

 
 だが、マドリーがこの成績なら、指揮官の首を巡って周囲が騒がしくなるのは避けられない。かつてCLで3連覇という前人未到の偉業を成し遂げた名将であっても、それは例外ではない。

 自身の進退を考えているか問われると、ジダンは「まったくない。辞任はしない」と、自らベンチを離れることはないと強調した。

「われわれは戦い続けなければいけない。前半は本当に良かった。先制するにふさわしかったと思う。そうなっていたら、変わっていたかもしれない。彼らのゴールにとてもやられてしまった」

 とはいえ、暗雲が立ち込めていることは変わらない。スペイン紙『Marca』は、ジダンの下でチームが巻き返すことを期待していたマドリーにとっても痛手の黒星と報道。「辞任しないと言ったが、その未来が保証されているわけではない」と、その立場が揺らいでいると伝えた。

 Marca紙のアンケートでは、約7万5000人のユーザーのうち、65%が「CL敗退なら続投不可」と回答。「続投すべき。レジェンドであり、すべてに関する大きな責任があるわけではない」の35%を大きく上回っている。

 これからマドリーは5日にセビージャ、9日にボルシアMG、12日にアトレティコ・マドリーと対戦する大事な1週間に向かう。ESPNによると、フランス人指揮官は「いつものように全力を出す。選手たちも同じはずだ」と意気込んだ。

「先日の試合(アラベス戦)は勝利に値しなかった。きょうは良い試合をしたと思っている。だが、それがサッカーだ。われわれは顔を上げ、次の試合を考えなければいけない。悪い流れのときは、ほかにないんだ。自分たちのキャラクターとプライドを示さなければならない」

 ジダン・マドリーは、この苦境を抜け出すことができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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