「日本男子代表の金メダル獲得は現実的な目標か」を海外メディアが検証! “誇り高きサッカーの国”の最大のライバルとは?

「日本男子代表の金メダル獲得は現実的な目標か」を海外メディアが検証! “誇り高きサッカーの国”の最大のライバルとは?

自国開催の五輪でメダル獲得なるか。堂安(中央)や久保(左)だけでなく、遠藤(右)らOAの存在感も心強い。(C)Getty Images

東京オリンピックは7月23日に開会式が行なわれるが、それに先立ってサッカー競技が21日に女子、22日に男子がそれぞれスタートする。

 男子代表は南アフリカ戦を皮切りに、25日にメキシコ、28日にフランスとグループリーグを戦い、2位以内に入れば準々決勝に進出、そこから最低2試合に勝てば、1968年メキシコシティ大会以来のメダル獲得できるが、森保一監督に率いられたチームが目指すのは、あくまでも金メダルである。

 米国の日刊紙『The Washington Post』は、注目選手に久保建英を挙げながらも、優勝候補にはスペイン、フランス、ドイツ、アルゼンチン、ブラジルを挙げ、日本をこれに含めていない。『ウィリアムヒル』『bet365』などの大手ブックメーカーのオッズでは、日本が6番人気となっているが、やはり上記5か国は抜きんでているようだ。

 スペインには先日、押し込まれながらも1-1で引き分けて力のあるところは見せつけた日本だが、果たして開催国としてのアドバンテージを活かしながら、悲願のメダル獲得、そして8月7日に横浜国際総合競技場で表彰台の頂点に立つという“シナリオ”がどれほど現実味のあるものなのかを、米国スポーツチャンネル『ESPN』が検証した。
  同メディアは、日本を「誇り高いサッカーの国であり、常にアジアで最高のチームと見なされ、ワールドクラスの相手にも対抗できることを証明してきた」と評し、3年前のロシア・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦を実例にして、その実力を認めている。

 その上で、世界の頂点に達する可能性については「W杯だと、それはまだ遠すぎる目標だが、24歳以下という制約が取り入れられ、年齢制限のない選手が3人に限られる五輪の場合、強豪国との実力差は大幅に縮小される」と記述。また、フランスなど多くの国がベストメンバーを組めていないことも指摘する。

 一方で、日本には、レアル・マドリーの久保建英、ボローニャの冨安健洋、そしてオランダとドイツの両方で経験を積んでいる堂安律など、欧州のトップリーグでプレーするタレントが存在し、また多くのメンバーがA代表でのプレー経験があり、さらに招待国として参加した2019年のコパ・アメリカにも出場した選手もいるという点でも、強みがあるという。
  金メダルを狙う上で最大の障壁として、同メディアはスペインを挙げる。ペドリ、ダニ・オルモ、ウナイ・シモン、パウ・トーレス、エリック・ガルシア、ミケル・オヤルサバルは先日開催されたEURO2020でベスト4入りしたスペインA代表にも名を連ねており、1992年バルセロナ大会以来の金メダルを狙うタレント集団を倒すには、日本が果たすべき仕事は非常に多いと同メディアは主張する。
  しかし、下馬評を覆したことは過去にもあるとして、ジェイジェイ・オコチャ、ヌワンコ・カヌ、セレスティン・ババヤロ、ティジャニ・ババンギダといったスターを擁して、ブラジル、アルゼンチンら優勝候補を抑えて金メダルを獲得した96年アタランタ大会でのナイジェリアを実例として紹介している。

 結果は「2週間後に分かる」として、可能性についての明言は避けた同メディアだが、陣容や経験値、ライバルの状況などを踏まえた上で、日本が望む結末を迎えられる可能性はゼロではないと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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