ユベントスでの3年は「失敗」だった!? C・ロナウドの移籍に英・伊の反応は様々!「最高の選手を失った」との声も

ユベントスでの3年は「失敗」だった!? C・ロナウドの移籍に英・伊の反応は様々!「最高の選手を失った」との声も

かつて愛した古巣へ舞い戻ったC・ロナウド。その電撃移籍を海外メディアはどう報じたのか。(C)Getty Images

現地時間8月27日、マンチェスター・ユナイテッドは、ユベントスからポルトガル代表FWのクリスチアーノ・ロナウドの獲得を発表した。2009年夏以来、12年ぶりの古巣復帰である。

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 当初は同じマンチェスターでも「シティ」への移籍が秒読み段階といわれていたが、複数の現地メディアによると、「ユナイテッド」がライバルクラブへの“流出”を阻んだという。かつての恩師アレックス・ファーガソンらを動員して“包囲網”を敷くなど、驚くほど迅速な動きでビッグディールをまとめたという。

 スーパースターへの階段を昇り始めた思い出のクラブに36歳で帰還することになったC・ロナウド。自身のSNSでは3シーズンを過ごしたユベントスやそのファンへ、「僕は常にあなた方の一員で、あなた方は今や僕の歴史の一部だ。イタリア、ユベントス、トリノ、ティフォージ、あなたたちはいつも僕の心の中にいる」とメッセージを送っている。

 これに対してユベントスからは、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が「若者の良い見本でもあったC・ロナウドは、ここで成し遂げたことに対して感謝されるべきだ」とコメントを発した。
  一方、彼を迎え入れることになったマンチェスター・Uは、SNSで「おかえり!」と投稿し、公式サイトでは彼のここまでの栄光に満ちた実績を紹介するとともに、「クラブの誰もが、彼の帰りを歓迎することを楽しみしている」と綴っている。

 ユベントスのチームメイトでは、レアル・マドリー時代からの同僚アルバロ・モラタが「友人、仲間として楽しい時間を共有することは喜びだった」、レオナルド・ボヌッチは「プロ意識、向上心をチームに残してくれた」、パウロ・ディバラは「共に学び、成長し、プレーすることができた光栄だった」と反応。他にも多く選手がそれぞれ、感謝の言葉を贈った。

 逆にマンチェスター・Uでは、ハリー・マグワイアやブルーノ・フェルナンデスらが「おかえり、クリスチアーノ」と投稿し、OBのガリー・ネビルも「ファンタスティックなニュース」「プレミアリーグをさらに活性化し、違いを見せる存在になれる」「チームに必要なものをもたらしてくれるはず」などと、『Sky Sports』を通じて歓迎している。
  土壇場で移籍先が変わり、世界中を驚かせた。だが、かつてイタリアの名将を務めたアリーゴ・サッキ氏はそうではなかったようだ。日刊紙『Gazzetta dello Sport』で、両チームの視点も交えながら、次のように感想を語っている。

「ペップ・グアルディオラの“トータルサッカー”に“怪物”のC・ロナウドは合わない。ユナイテッド行きは正しい判断だ……、彼は一流のソリストであり、イタリア・サッカーは最高の選手を失った。ユベントスはこの穴を埋めるため、スタッフがハードワークをし、選手たちはこれまで以上に多くの責任を負う必要がある」

 プレミアリーグのプレーについては、多くの期待の声がある一方、疑いの目を向ける者も少なくない。リバプールのレジェンドであるグレアム・スーネスもそのひとりだ。

 英専門メディア『GIVEMESPORT』の中では、C・ロナウドに関して「今後もゴールを決めるだろう。しかし、ビッグゲームで守備に長けたマーカーが彼についた時にはどうだろうか……」とコメント。「成功する全てのチームの選手は全て、常にボールを取り返すのに全力で取り組んでいる」などと、守備に苦労すると見ているようだ。
  また、“去られる”ことになったイタリアでは、C・ロナウドに対するファンの厳しい反応もある中、ユベントスの専門メディア『BLACK & WHITE READ ALL OVER』などは、冷静にこの3年間を検証している。

 2018年時、ビジネス展開を狙っていたユベントスにとってC・ロナウドは最適の存在であり、その部分では効果があった。しかし、最低でも4強入りが義務のチャンピオンズ・リーグでことごとく早期敗退に終わり、見込んでいた収入が得られなかったこと、そして何よりコロナ禍によって大打撃を受けたことが、両者の決別を早くしたという。

 その一方で、同メディアはC・ロナウドが在籍するユベントスのブランドの強さ(イタリアでは1位)が、実は中国やアメリカという巨大市場においては、ミランよりも下だったとも指摘。3年間で2億5000万ユーロ(約325億円)を投じたC・ロナウド自身は、ピッチ上で文句なしの結果を出したものの、プロジェクトとしては「失敗」の部類に入ると判断している。

構成●THE DIGEST編集部

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