「韓国は変わったんだ!」パク・チソン、マンUファンが同胞FWへ送った“侮辱チャント”を嘆く「犬肉を食べていたのは事実だけど」

「韓国は変わったんだ!」パク・チソン、マンUファンが同胞FWへ送った“侮辱チャント”を嘆く「犬肉を食べていたのは事実だけど」

チーム屈指のタフガイとして名を馳せたパク・チソン。そんなレジェンドが、一部のマンUファンによる応援を嘆いた。(C)Getty Images

欧州サッカー界で、アジア人として一時代を築いたレジェンドが、悲痛な想いを吐露した。発信者は、マンチェスター・ユナイテッドで活躍した元韓国代表MFパク・チソンだ。
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 彼が嘆いたのは、去る8月29日に行なわれたウォルバーハンプトンとのプレミアリーグ第3節でのワンシーンだ。この試合で敵地に乗り込んだマンチェスター・Uの一部ファンは、相手チームに所属する韓国代表FWファン・ヒチャンに対して、「韓国人が犬肉を食べる」という人種差別的なステレオタイプのチャントを送ったのだ。

 同胞を傷つけた古巣サポーターたちに対して、パク・チソンは黙っていられなかった。10月3日にマンチェスター・Uが作成するポッドキャスト番組『UTD Podcast』に出演した40歳のレジェンドは、「ハッキリ言って、今回はより声を大きくした方がいいかもしれない」と自身の経験をふまえて、こう論じた。

「15年前に僕に応援歌ができた時は誇らしい気持ちもあったけど、彼らが『韓国人が犬の肉を食べる』という歌詞を歌ったときには、言い知れない違和感があったのは間違いない。でも、あの頃の私は若かったし、この国の文化をよく知らなかった。だからあれはおそらく、私が受け入れなければならないことのひとつだった」
  英衛星放送『Sky Sports』などによれば、当時マンチェスター・Uのファンは、パク・チソンに対して、「君がどこにいても、君の国は犬を食べる。それでも賃貸住宅でネズミを捕らえて食べるリバプールの連中よりはマシだ」とライバルを皮肉ったチャントを送っていたという。

 そんな実体験を「僕は違和感を感じながらも、とにかく耐えていた」と振り返ったパク・チソンは、「あれから15年が経った。僕は何かしなくてはいけないと感じたんだ」と訴えた。

「韓国もずいぶん変わったんだよ。たしかに歴史的に見れば、僕らの国の人々が犬の肉を食べていたのは事実だ。しかし最近、特に若い世代はそういう文化を嫌っているし、本当に苦しんでいる。文化が変わってきているんだ。

 だから、今回の件はファン・ヒチャンに本当に申し訳ないと思っている。僕の時もそうであったようにマンチェスター・ユナイテッドのファンは冗談のつもりで、悪気がなかったことはわかっている。けど、あの言葉は韓国人に対する人種的侮辱になるんだ。だからあの言葉をやめるように伝えなければならない」

 最後に「あのチャントは誰かを応援するものではなく、不快にさせるものだ。だから、僕はああいう振る舞いは止めるように強く訴えないといけない」と力を込めたパク・チソン。はたして、4度のプレミアリーグ制覇に貢献した鉄人の言葉は、“レッドデビルズ”のファンに届くのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
 

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