歴史的な点取り屋、欧州制覇の殊勲者も予選落ちの危機! 「カタールW杯を欠席するかもしれないスーパースター」の顔ぶれは?

歴史的な点取り屋、欧州制覇の殊勲者も予選落ちの危機! 「カタールW杯を欠席するかもしれないスーパースター」の顔ぶれは?

左からマネ、C・ロナウド、ジョルジーニョ、スアレス。彼らはいずれもクラブで絶大なる存在感を示しているが、代表では苦戦を強いられている。(C)Getty Images

世界中で行なわれているカタール・ワールドカップ予選。各大陸によって進み具合は違い、さらにその後には大陸間プレーオフも控えており、来年6月まで緊張感溢れる戦いは続いていく。

 そんななかで欧州はグループステージが全日程を終了。セルビア、スペイン、スイス、フランス、ベルギー、デンマーク、オランダ、クロアチア、イングランド、ドイツが各グループの首位として来年11月に開催される本大会行きを決定している。他の地区で出場権を獲得しているのは、開催国のカタール(アジア)、南米のブラジル、アルゼンチンである。

 なお、欧州はこの先、各グループの2位チーム(10チーム)と3位以下のネーションズリーグ成績上位2チームの計12チームが4チームずつの3グループに分かれ、トーナメント方式の勝者4チームが出場権を得る。これに参戦するのはポルトガル、スウェーデン、イタリア、ウクライナ、ウェールズ、スコットランド、トルコ、ロシア、ポーランド、北マケドニア、チェコ、オーストリアとなっている。

 また、南米では前述の通り「2強」は突破を決めたものの、14節(全18節)終了時点で3位以下はエクアドル、コロンビア、ペルー、チリ、ウルグアイ、ボリビア、パラグアイ、ベネズエラと続いており、3、4位間は勝点6差と開いているものの、4位から9位までは4ポイント差と大接戦の様相を呈し、最終節までに様々なドラマが展開されるかもしれない。
  アフリカは2次予選を終え、4チームずつのグループによる総当たりのリーグ戦が今月で終了。アルジェリア、チュニジア、ナイジェリア、カメルーン、マリ、エジプト、ガーナ、セネガル、モロッコ、DRコンゴが首位で勝ち抜いた。最終予選では、この10チームによって5つのカードが組まれ、各勝者がカタール行きのチケットを手にする。

 これらの戦いでは、強豪国が淘汰される可能性も秘められている。前回大会ではイタリアがスウェーデンに敗れて1958年スウェーデン大会の予選敗退を喫して世界中を驚かせたが、今夏に欧州の頂点に立った「アズーリ」は今回もスイスの後塵を拝してプレーオフ行きを余儀なくされ、4年前と同じ道を辿る可能性を残してしまっている。

 選手という単位で見れば、誰もが本大会でプレーを見たいと願うスターの何人かも、この過酷な「ふるい落とし」を経て、檜舞台での活躍の場を失うのだ。そんな危機に瀕しているスーパースターたちを、英国の日刊紙『Daily Mirror』が「カタールW杯を欠場する可能性のある10人のスーパースター」という記事の中でリストアップし、話題となっている。 欧州予選で驚きの結末を迎えたチームのひとつが、ホームでセルビアに劇的な敗北を喫したポルトガル。その大黒柱であり、今や代表チームでもあらゆる記録を塗り替えているクリスチアーノ・ロナウドの、5回連続W杯出場に黄信号が灯っている。前述のイタリアも予想外のプレーオフ行きであり、EUROとチャンピオンズ・リーグの両方を制したチェルシーのMFジョルジーニョも、「欠席候補」のひとりである。

 アフリカでは、エジプトのモハメド・サラー、セネガルのサディオ・マネというリバプール自慢の前線「フロント3」の2人が、厳しい一発勝負の戦いに臨む(「ビッグ4」の一角であるポルトガル代表のディオゴ・ジョッタも「プレーオフ組」のひとりだが)。そして欧州に戻ると、クラブレベルとは対照的に、ウェールズ代表では今なお絶大な存在感を示しているガレス・ベイルも、自身初のW杯出場に向けて高いハードルが待ち受けている。

 続いて、今予選ではグループFの4位に終わるも、ネーションズリーグのリーグBでグループ首位となってプレーオフ出場権を得たオーストリアの核であるダビド・アラバにとって、初の世界の舞台への道のりは非常に険しいものとなりそうである。
  ここ数年はバロンドールの候補筆頭にも挙げられているポーランドの歴史的な点取り屋ロベルト・レバンドフスキも自身2大会連続のW杯出場のために、過酷な2つの戦いを強いられる。

 現在、リーグ戦が進行中の南米では、7位(4位までがストレートインで5位がプレーオフ進出)に沈んでいるウルグアイのルイス・スアレス、6位チリのアクレシス・サンチェスという2人のFWの選手の名が挙がっている。前述の通り、勝点差はわずかな状況で逆転は十分に可能ではあるが、逆にさらなる取りこぼしもあり得る……。

 そして、最後に同メディアが挙げたのは、スウェーデン代表とマンチェスター・ユナイテッドで最終ラインを守るヴィクトル・リンデロフだが、同国では何と言っても代表復帰を果たした驚異の40歳、ズラタン・イブラヒモビッチが2006年ドイツ大会以来3度目の出場を果たせるかどうかに注目しているファンの方が多いかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】本戦突破を決められずガックリ。プレーオフに回って失意に暮れるC・ロナウド
 

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