守備に忙殺された南野拓実は「存在感なし」…地元紙は「2月のFAカップがラストチャンス」と報道

守備に忙殺された南野拓実は「存在感なし」…地元紙は「2月のFAカップがラストチャンス」と報道

60分から途中出場した南野に見せ場はなかった。(C)Getty Images

現地時間1月23日、プレミアリーグ第23節が行なわれ、リバプールは3-1でクリスタル・パレスを下し、リーグでは今年初の連勝を飾った。

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 代表ウィークによるリーグ中断前の最後の一戦、序盤から攻勢に立った「レッズ」は、8分にはCKからフィルジル・ファン・ダイクのヘッドで先制し、さらに32分、怪我から回復したアレックス・オクスレイド=チェンバレンがペナルティーエリア内で落ち着いたボールコントロールからゴールネットを揺らして加点。55分に1点差にされてからはやや流れが悪くなったが、終了間際にディオゴ・ジョッタが倒されてVAR検証の末にPKを獲得、これをファビーニョが確実に決めてダメを押した。

 アフリカネーションズ・カップに出場しているモハメド・サラー、サディオ・マネを欠いての最後のリーグ戦となる(はず)の今回のアウェーマッチ、現地メディアの間では南野拓実の今季リーグ初スタメン入りが予想されていたものの、試合開始時の前線にはロベルト・フィルミーノ、ジョッタ、オクスレイド=チェンバレンが並び、日本人アタッカーにユルゲン・クロップ監督から声がかかったのは、60分になってからだった。
  オクスレイド=チェンバレンに代わって右サイドに入った南野だが、なかなかボールが彼に渡ることはなく、もっぱら前線でのチェイシングが主な仕事となり、攻撃で目立ったプレーはないまま試合を終えた。英国の日刊紙『The Guardian』は「クロップ監督は試合を落ち着かせようとミナミノを投入したが、実際のところ彼にできることはほとんど何もなかった」と綴り、指揮官が「ジキルとハイドのようなサッカー」と表現した変化の激しいチームのプレー中では、特筆すべき働きはなかったことを示した。

 スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で及第点の「6」を与えたが、英国公共放送『BBC』での視聴者投票による採点がチーム最低の「6.20」だったのは、やはり攻撃面で全く存在感を示せなかった(そのチャンスもなかった)からだろう。リバプールの地元紙『Liverpool Echo』も同じく採点「6」で、寸評では「求められるインパクトを与えることができなかった」とネガティブに評している。
  米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』は「強行突破してくるパレスを止めるという役目を請け負って登場し、守備の仕事を懸命にこなした。しかし、レッズは右サイドからは何も得られなかった」と、守備の貢献は評価しながらも、攻撃面では何もなかったことを強調して、“差し引きゼロ”といった感じで採点は及第点の「6」とした。

 対して、スポーツ専門メディア『sportskeeda』は「5」と厳しい採点で、「日本のスター選手はパレス戦での30分間、完全に存在感がなかった」と酷評。同じく採点「5」としたサッカー専門メディア『90min』も「ほとんど試合に関与しなかった」とだけで綴っている。そして、リバプールの専門メディア『FanNation』は「ミナミノがプレーしていたことすら忘れてしまうほどだった」と皮肉まじりに表現(採点は「6」)。『THIS IS ANFIELD』は採点「5」で、「全く試合に絡むことができず、ほとんど何も見せられなかった」と評した。
  今月最後のリーグ戦はネガティブなものとなった南野。『Liverpool Echo』は、この試合でクロップ監督が日本人アタッカーではなく、怪我明けのオクスレイド=チェンバレンをスタメンに選択したことに注目し、「1月はミナミノが輝く時となるはずだったが、前節(ブレントフォード戦)でゴールを決めた日本代表選手は今月、たった1試合(カラバオ杯アーセナル戦)の先発出場に終わった」と報じている。

 以前、「サラーとマネが不在となる1月はミナミノがチームのキーマンになる」と現地メディアは予想し、また「リバプールでの今後のキャリアを占う上で重要な1か月となる」とも指摘していたが、レッズは彼の有用性についていかなる判断を下すのか。『Liverpool Echo』は「(日本代表での重要な2試合を終えた後の)2月6日のカーディフとのFAカップがアピールのラストチャンスとなる可能性がある」と綴っている……。

構成●THE DIGEST編集部

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