「関係者全員に有益な取引」ベンチ外が続く南野拓実、リバプール&新天地候補の両専門メディアが今夏の移籍を予測!

「関係者全員に有益な取引」ベンチ外が続く南野拓実、リバプール&新天地候補の両専門メディアが今夏の移籍を予測!

今季はカップ戦で結果を残した南野だが、リーグ戦やCLでは多くの出場機会を得られていない。(C) Getty Images

現地時間4月19日に行なわれたプレミアリーグ30節、リバプールはマンチェスター・ユナイテッドを4-0の大差で下し、暫定ながら首位に立った。
  序盤から主導権を握り、ルイス・ディアス、モハメド・サラー(2点)、サディオ・マネらFW陣の得点力が爆発するなど、改めて「レッズ」の強さを示す一戦となったが、この日のアンフィールドにも、南野拓実の姿はなし。公式戦4試合連続でベンチ外(出番なしは6試合連続)となった。

 最後に彼がピッチに立ったのは丸1か月前の3月20日のFAカップ準々決勝ノッティンガム・フォレスト戦(交代出場で27分間プレー)で、今やサラー、マネ、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョッタ、ルイス・ディアスら「ビッグ5」が立ちはだかる中で、ベンチに入ることすら困難な状況となっている。

 英国の総合メディア『HITC』は「今季のプレミアリーグで78分間しかプレーしていない日本代表の南野は、間違いなく間もなくアンフィールドを離れる選手のひとりだ」、またリバプールの専門メディア『LIVERPOOL.COM』は「冬にリバプールが攻撃をさらに充実させたことは、南野の立場をさらに危うくした。別れを告げるタイミングが来ているのは確かだ」「今夏は、彼の才能を資金にする完璧な機会となる」と、いずれもシーズン終了後に日本人アタッカーの移籍を断定的に報じた。

 後者はまた、「今夏に売却されてユルゲン・クロップ監督に総計9500万ポンド(約159億円)をもたらす可能性がある6人の選手」に、ネコ・ウィリアムズ、ナット・フィリップス、アレックス・オクスレイド=チェンバレン、ジョー・ゴメス、フィルミーノとともに南野を選出し、以下のように綴っている。

「日本人FWは2年以上前にオーストリアから到来して以降、チームに定着するのに苦労しているが、今季はカラバオ・カップの“スペシャリスト”となり、5試合で4ゴールを挙げた。FA杯でも4分の3に出場したが、プレミアリーグとチャンピオンズ・リーグでは多くのプレー時間を得られず、前者で最後にプレーしたのは2月中旬(20日)の26節ノリッジ戦だ(しかも終了間際の1分間だけ……)」

「今夏に他のクラブへ移籍することは、おそらく関係者全員にとって最善の策である。移籍専門サイトの『Transfer Markt』は南野の市場価格を1100万ポンド(約18億円)弱と評価しているが、リバプールは彼を売却するにあたり、それよりももう少し高い金額を望んでいるだろう」
  クロップ監督は以前に、現在のFW陣の顔ぶれが今後も続くことはないと語り、南野やディボック・オリギらの退団の可能性を示唆したが、同メディアは一方で、指揮官が今後も同等の選手層を保つことを望み、南野レベルもしくはそれ以上の実力があって、まだ若くて控えの立場を受け入れやすく、価格的にも手頃な選手として、スパルタ・プラハで19歳にして早くも1部リーグ100試合出場(史上最年少での記録)を達成したチェコ代表FWのアダム・フロジェクを“後釜”候補に挙げた。
  また、リバプールは将来に向けてサラー、マネ、フィルミーノらベテランの域に達しつつある選手の後釜探しのため、バイエルンのドイツ代表FWセルジュ・ニャブリに関心を寄せているという噂も流れているが、こうした大物選手を獲得するにはまとまった資金が必要となるわけであり、ここからもやはり南野ら“余剰戦力”はマージーサイドを去るという結論に至ることとなるのだろう。

 では、気になるのが南野の新天地だが、冬の移籍市場でもオファーを出したリーズの専門メディア『Leeds All Over』は今夏の所属選手の去就や補強を特集した記事において、南野の獲得を予想。「1月にクリセンシオ・サマーフィルの代役候補とされていたが、夏にラフィーニャらが退団するとすれば、来季のリーズで南野が再び必要となる可能性がある。L・ディアス加入後、日本代表選手は彼のキャリアのためにも先に進む必要があり、これは関係者全員にとっても有益な取引となるだろう」と綴っている。

『LIVERPOOL.COM』からは、今季、出番に恵まれない状況でありながら、数少ないチャンスで結果を出し続けたことから、「価値ある贅沢品」と表現された南野。リバプールで挑戦を続けるのも素晴らしい道ではあるが、価値を認められているうちにより条件の良い環境を求めることは、より現実的で有効な選択肢と言えるだろう。果たして、残りのシーズン、そして夏の移籍市場でいかなる結論が下されるか、非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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