「安らかに眠れ、ビッグボス」欧州サッカー界の大物代理人ライオラの逝去に追悼の声…伊メディアが選んだ顧客選手のトップ11は?

「安らかに眠れ、ビッグボス」欧州サッカー界の大物代理人ライオラの逝去に追悼の声…伊メディアが選んだ顧客選手のトップ11は?

代理人としてサッカー界に多大な影響をもたらしたライオラ(中央)。逝去の報せに名門クラブも追悼の声明を出している。(C) Getty Images

サッカー界に最も強い影響力を誇る敏腕代理人のひとりといわれたミーノ・ライオラ氏が4月30日に54歳で亡くなったことが、彼の家族からSNSを通して発表された。

 肺の深刻な疾患で入院中だった彼は、28日にイタリアのメディアによって死去が報じられるも、その直後に自身がSNSでこれを否定し、「奴ら(メディア)には、4か月で2度も殺された。腹が立つ」と怒りを表わしていたが、それから間もない訃報に、サッカー界には衝撃が広がった。
【関連記事】なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!? 彼の契約選手によって数々の恩恵を受ける一方で、交渉においては時に激しくやり合い、互いに批判を展開することもあった各クラブも、訃報を受けて哀悼の意を表し、インテルは「亡くなったライオラ氏のご家族に、心からお見舞い申し上げます。我々の心は、この困難な時期に彼の愛する人々や友人とともにある」、ミランは「悲劇的な喪失に際して、ミーノのご家族と全ての友人に深いお悔みを」と声明を出している。

 また、ユベントスでは、アンドレア・アニェッリ会長が様々な思いを込めて「天国ではからかわないで……。愛しているよ、ミーノ」、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は「ライオラ逝去の報に、私だけでなく、ナポリの全ての人々が心を痛めている」、そしてパリ・サンジェルマンは「カリスマ的なスポーツエージェントのライオラ氏が、病気で亡くなった。クラブは会長を通じて、哀悼の意を表す」と、それぞれSNSに投稿した。

 もちろん、ライオラ氏の契約選手も自身の輝かしいキャリアの形成に大きな貢献を果たした代理人への感謝や愛情を表わしており、今夏の移籍市場ではキリアン・エムバペらとともに最も注目を集めるであろうアーリング・ハーランドはライオラ氏とのツーショット写真を公開して「The best(最高)」と投稿。ちなみに彼の父親である元ノルウェー代表選手のアルフ・インゲ・ハーランドも「安らかに眠れ、The best」とメッセージを送った。
【関連記事】「色気がスゴイ!」韓国女子代表の女神、イ・ミナが披露した“大人の超ドアップ自撮り”に大反響! また、ポール・ポグバはSNSのアイコンをライオラ氏とのツーショットにし、マリオ・バロテッリは「人生においても、サッカーにおいても、あなたはいつも俺のそばにいた。あなたの苦言、サポート、助言、ジョーク、戦略は、常に俺の頭の中にある。俺はあなたを愛しているし、これからもずっと第2の父親だと思っている。いつも、あなたは俺たちの生活の中に存在している。ありがとう、ミーノ。良い旅を」との文章を公開している。

 他にも、モイーズ・キーンは「まだ信じられない。あなたは僕をストリートから連れ出してくれ、人生において多くのことを学ばせてくれた。安らかに眠れ、ビッグボス」、ヘンリク・ムヒタリアンは「僕のベストフレンドであり、ファミリー。これからもずっと一緒だ」、イルビング・ロサーノは「あなたに出会え、学べたことは幸運だった」、そしてマルコ・ヴェッラッティは「グランデ(偉大な)、ミーノ」と、それぞれSNSで綴った。

 全てのクライアントの中で、最もライオラ氏と親密な関係にあるといわれるズラタン・イブラヒモビッチは、現時点でSNSなどでは反応を示していないが、イタリアのサッカー専門メディア『FOORBALL ITALIA』は、彼が先週もライオラ氏を見舞い、訃報を受けてすぐにミランでの練習を切り上げたとレポート。病状が悪化してからは、家族同様にライオラ氏に寄り添うことを望んでいたという。

 各国メディアも、大物代理人の逝去を大々的に報道。イタリア・サレルノで生を受け、1歳でオランダ・ハールレムに渡り、父親の経営するレストランで皿洗いやウェイターを務める一方で、学校では法律を学びながら7か国語を覚えた後、地元クラブのマネジメントに携わり、続けて代理人業に関わり始めたライオラ氏について、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』は、「彼は常に選手と特別な関係を築いた。選手たちは、彼の子どもであるかのようだった」と振り返っている。
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 また同メディアは、1992年にともにオランダからイタリアに渡ったブライアン・ロイ(アヤックス→フォッジャ)から、今夏移籍市場の最高銘柄であるハーランドまで、彼がいかに多くのビッグネームたちを手掛けたかを示すために、以下のように「ライオラのトップ11」を選出してみせた。

GK:ジャンルイジ・ドンナルンマ
DF:マタイス・デ・リフト、ステファン・デ・フライ、コスタス・マノラス
MF:デニス・ベルカンプ、ポグバ、ヴェッラッティ、パベル・ネドベド
FW:イブラヒモビッチ、ハーランド、バロテッリ

 強引かつ強気な姿勢でクラブのみならず、ファンからも批判を浴びる一方で、間違いなくサッカー界を活性化させることにも貢献したピッチ外のビッグネーム。その早すぎる死を悼むとともに、冥福を祈りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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