伝説DFブッフバルトを彷彿! “シュツットガルトの救世主”となった遠藤航への賛辞は止まず「偉大なリーダーだ」

伝説DFブッフバルトを彷彿! “シュツットガルトの救世主”となった遠藤航への賛辞は止まず「偉大なリーダーだ」

渾身のダイビングヘッドで値千金の決勝弾をねじ込んだ遠藤。チームを救うゴラッソには賛辞が止む気配がない。(C)Getty Images

遠藤航が文字通りの土壇場でチームを窮地から救った。現地時間5月13日に行なわれたドイツ・ブンデスリーガの最終節で、シュツットガルトは2-1でケルンを下して15位に浮上。“奇跡の残留”を果たした。
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 降格プレーオフ圏内の16位に沈み、勝利が絶対条件、なおかつ15位のヘルタ・ベルリンの結果次第という厳しい状況に置かれていた南独の名門。試合では幸先よく先制をしながらも、59分に守護神フロリアン・ミュラーが後逸したところを相手FWにねじ込まれる、精神的にも苦しい形で同点とされる。

 1-1で進んだ試合は、気づけば、後半アディショナルタイム――。だが、スタジアムに立ち込めた重苦しい空気を一掃したのが遠藤だった。CKからニアで伊藤洋輝がフリックしたボールをダイビングヘッドでゴールに叩き込み、値千金の決勝弾を決めたのである。

 試合後にチームメイトたちから胴上げされ、ピッチになだれ込んだサポーターからも祝福されたサムライは、ドラマチックな試合を見事に締めくくり、シュツットガルトのヒーローとなった。

 そんな遠藤に対する反響はいまだ冷めない。独日刊紙『FAZ』は「シュツットガルトの静かなる救世主」と銘打った特集記事内で、シュツットガルトを率いるペッレグリーノ・マタラッツォ監督の「絶対的な意思を貫いていた。ワタルは偉大なるリーダーだ」というコメントを紹介。そのうえで、29歳の日本人MFのプレーをこう称えた。

「洗練された技術を持つエンドウだが、いざというときには、あのギド・ブッフバルトのようなタックルも見せる」
  ブッフバルトと言えば、言わずと知れたドイツのレジェンドだ。西ドイツ代表として出場した1990年のイタリア・ワールドカップでは、決勝で対戦したアルゼンチン代表のエースであるディエゴ・マラドーナを封殺。母国の世界制覇に大きく貢献していた。

 Jリーグの浦和レッズでは選手としてプレーしたばかりか、引退後には指揮官としてクラブをJ1初制覇(2006年)に導いていたブッフバルト。そんなシュツットガルトOBでもある名手に、遠藤はなぞらえられたのである。

 ブッフバルトとの比較は、同じく地元紙『Zeitungsverlag Waiblingen』も展開。「約30年前にシュツットガルトに在籍したギド・ブッフバルトを彷彿とさせるヘディングで、シュヴァーベンの熱狂を巻き起こした」と記し、「エンドウは過酷な状況でも諦めていなかった」と気迫あふれるプレーでチームを救った英雄に賛辞を送った。

「エンドウは長い間、チームで確固たる地位を築いている。いまやピッチ上では替えが効かないモーターであり、リーダーである」

 2018年の夏に浦和から欧州に飛び出し、着実にスターダムをのし上がってきた遠藤。そしてついには、ブンデスリーガの名門シュツットガルトで「英雄」と扱われるまでになった。彼の飛躍ぶりは驚くばかりである。

構成●THE DIGEST編集部

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