国籍偽装疑惑のエクアドル代表、W杯出場権を剥奪か!? 代替出場はチリかペルーか!? なぜかイタリア、ウクライナを推す声も

国籍偽装疑惑のエクアドル代表、W杯出場権を剥奪か!? 代替出場はチリかペルーか!? なぜかイタリア、ウクライナを推す声も

W杯南米予選を3位で突破したエクアドルだが、出場権剥奪が濃厚のようだ。(C) Getty Images

カタール・ワールドカップ予選を4位で勝ち抜き、本大会へ駒を進め、グループステージでは開催国カタールらと同じ組に入ることも決定しているエクアドル代表だが、同予選で主力として8試合に出場したDFバイロン・カスティージョに関する国籍の偽装疑惑が浮上したことを受け、国際サッカー連盟(FIFA)が調査を行なってきた。

 そして現地時間6月8日、メキシコのテレビ局『TV Azteca』は、FIFAがエクアドルの出場権を剥奪し、チリを代替出場させることを決定したとして、10日にも正式に発表されると報じている。
【関連記事】なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!? 23歳のカスティージョが国籍を偽装したとして、チリ・サッカー協会(FFC)がFIFAの規律委員会に異議を申し立て、これに対してエクアドル・サッカー連盟(FEF)は「同選手が我が国で誕生した証拠は多々ある」と反論したものの、FFC側の弁護士であるエドゥアルド・カルレッソ氏は「カスティージョの両親はコロンビアのトゥマコで結婚し、バイロンはここで生まれ、洗礼も受けている」と主張し、この事実が公式書類で証明されたものであると示していた。

 米国のスポーツ専門メディア『The Sporting News』は、エクアドルの違反が認められた場合、カスティージョが出場した8試合でエクアドルが獲得した勝点(15)が剥奪となり、予選順位は10チーム中の9位に転落。逆に対戦相手に勝点3が与えられると、チリが7位からの繰り上げで出場圏内に浮上することになると報道。その場合、ペルーは現在と同様の5位で、予定通りにオーストラリアとのプレーオフに臨むことになる。

 しかし、エクアドルを失格として全試合の結果を抹消することになれば、ペルーが4位浮上でストレートインとなり、コロンビアが5位でプレーオフ行きとなるという。オーストラリアとの最終決戦は13日に予定されているが、この場合は日程の再調整が必要となるだろう。

 W杯の歴史においては、このように予選を終えた後で、勝ち抜いたチームが失格となった前例はないため、今回、FIFAがどのような判断を下すかが注目されるが、世界中の人々からは様々な主張がなされているようであり、面白いものでは「この出場枠をイタリア代表に与えるべき」との声もある。
  これは、同国のニュースメディア『ITALY24NEWS』が報じたもので、ほとんどのイタリア人はこの件を自国とは全く関係のない事件と捉えており、関心を示した人も「2002年(日韓大会)に我が国をW杯から追放した審判(バイロン・モレノ氏)の母国が、20年後に出場権を剥奪されるのはまさに“カルマ”だ」とSNSで綴っているぐらいだが、それらとは異なる投稿もわずかに見つかっているという。
 「この件について、南米サッカー連盟(CONMEBOL)はもっとしっかり調査をするべきだが、沈黙を保っている。ならば、FIFAが反応し、南米に出場枠1剥奪のペナルティーを与えるべきだ。そして、その枠は現時点で出場権を有していないFIFAランキング最上位国、つまりイタリア(6位)に与えるべきだ。彼らは欧州王者でもある」というもので、同メディアは「もちろん、大多数の国民はこのような“奇跡”は全く期待していない」と強調している。

 また、この事件と直接結びつけているわけではないが、先日、各国のジャーナリストの中には、ウェールズに敗れて出場権を得られなかったウクライナをW杯に出場させるべきと主張する者も少なくない。英国の日刊紙『INDEPENDENT』のコラムニストであるアラン・ハバード氏は「FIFAはウクライナにW杯のワイルドカードを与えるべき」、同国のサッカー専門メディア『Football Insider』のキース・ハケット氏も「今からでも、FIFAにはウクライナがW杯でプレーできる方法を見つけてあげてほしい」と懇願している。

 すでにコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻による混乱に見舞われているカタールW杯だが、この一件で最後となるか? そして、11月からの本大会にはどのような顔ぶれの32か国が集うことになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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