ガーナ戦完勝の日本代表を海外各国のメディアはどう評価した? 「最もシャープなプレー」「完璧なシナリオ」

ガーナ戦完勝の日本代表を海外各国のメディアはどう評価した? 「最もシャープなプレー」「完璧なシナリオ」

ガーナ戦で1得点・1アシストの活躍を見せた三笘に、海外メディアも注目しているようだ。(C) Getty Images

日本代表は6月10日、キリンカップサッカー2022準決勝でガーナ代表を4-1で下し、14日の決勝ではチュニジア代表と対戦することが決まった。

 ノエビアスタジアム神戸での一戦、ベストメンバーではないアウェーチームを立ち上がりから積極的に攻め立てた日本は、29分には好連係から山根視来が抜け出してシュートを決めて先制。44分にその山根のパスミスからジョーダン・アユーの強烈なミドルで同点とされたが、直後に三笘薫の巻いて入れたクロスがそのままゴールネットを揺らす。後半も流れは変わらず、73分に三笘の突破からのクロスを久保建英が、82分には伊東純也の横パスを前田大然が、それぞれダイレクトで合わせてA代表初ゴールを記録した。

【関連記事】なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!? 防戦の時間が大部分を占めた4日前のブラジル戦とは真逆の展開の試合を大差で制した「森保ジャパン」について、アジア・サッカー連盟(AFC)は公式サイトで「神戸でガーナを4-1で打ちのめした日本は、ブラジル戦の敗北から立ち直った」と伝え、三笘については「1ゴールと他のゴールのお膳立てなど、ダイナミックなフォームを見せた」と評価している。

 一方、アフリカ・サッカー連盟(CAF)は「『青いサムライ』は、“枯渇”したチームで金曜日の試合に臨んだ4度のアフリカ王者『ブラックスターズ』を最もシャープなプレーで下した」と試合を振り返り、ガーナが18人の選手を連れて日本に入国した後、様々な理由で数人の選手を母国に送り返したことなども紹介した。

 ガーナ・サッカー協会(GFA)も公式サイトにて「オットー・アッド監督のチームは、ほとんどのキープレーヤーを欠いてプレーした」と、ベストチームでなかったことを強調するとともに、アユーの同点ゴールについては「絶対的な美しさ」と絶賛したが、「ハーフタイムが明けた後、ガーナが同点を狙って楽しいコンビネーションと勇敢な戦いを繰り広げたが、日本はこれを阻止するための落ち着きを保ち続けた」と綴っている。

 一方、メディアの反応を見ると、ガーナのサッカー専門サイト『GSP1』は「アッドのチームが日本に屈辱的な敗北を喫した」と題した記事で、同国にとって新体制における4戦目での初敗北であることを紹介し、1点ビハインドで臨んだ試合の後半について「日本の攻撃力に対応することができず、2つのゴールを与えたことで、ガーナにとってはより困難な状況となった」と報じた。
  同じく専門サイトの『GHANA SOCCERNET』は「『ブラックスターズ』が『ブルーサムライ』に打ちのめされた」と試合をレポートし、アッド監督の「日本が強かったことを認める」「日本はチーム全体が良かった。誰かひとりの選手の名前を挙げるのは難しい。とても良いチームだった。ペナルティーエリアの中にクロスが次々と送られ、我々は最後のところで止めることができなかった」とのコメントを紹介している。
  アフリカ・サッカーの専門サイトでは、『AFRIK FOOT』が「日本がガーナを凌駕」とレポートし、ガーナの視点に立って「カタール・ワールドカップでは、別のアジアの国である韓国の他、ポルトガル、ウルグアイと対戦するが、この敗戦から何かを学ぶことを望む」と記述。『Afrique Sports』は「久保が決定的な仕事を見せ、日本がガーナを粉砕」「レアル・マドリーの才能と三笘の功績により、日本にとっては完璧なシナリオとなった」と振り返っている(「ガーナにとっては“危険な旅”になった」とも)。

 A代表17戦目にして初ゴールを奪った久保については、彼が今季所属したマジョルカの地元紙『Ultima Hora』が「久保が日本でパーティーに参加」と、マドリーからレンタルされた選手のゴールを報じるとともに、日本については「日本は秩序と支配を維持する方法を知っていた」とポジティブに評価。サッカー専門メディア『VAVEL』は「久保は日本代表の素晴らしい独創性だ」と賛辞を贈っていた。

「マドリーに所属する“宝石”は素晴らしいプレーを見せたが、彼は三笘のプレーに感謝しなければならない」と綴ったのは、ブラジルの総合メディア『globo』。毎回、日本の試合を詳しく報じている同メディアは、「守備面での良い試練とされたブラジル戦の後、日本はスタメンを9人入れ替えて攻撃モードに戻った」として、「“サムライ”にとっては攻撃面の適切なテストだった」と評価している。

 そして全選手&監督の採点では、三笘に「7.5」の最高点を与え、「まっすぐに進んだクロスで2点目のゴールを決め、美しいパスで久保にゴールを提供」と、その功績を称えてこの試合のMVPに選出。これに、久保、堂安律が「7」で続き、遠藤航、伊東純也、そして森保一監督が「6.5」と、それぞれ高評価を受けた。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】アフリカの雄を4-1で粉砕! ガーナ戦ハイライト

【関連記事】「カタールW杯に出場できないベスト11」を各国メディアが選定! サラー、ハーランドにイタリア勢ら世界的スターがズラリ

「森保Jは難しい相手ではない」独紙、W杯開幕戦を楽観視。日本の連続出場には「アジアの低い競争力も利点」とズバリ指摘

関連記事(外部サイト)