大失敗、挫折、恥ずかしい…チュニジア戦完敗の日本代表を海外メディアは酷評!一方で「価値あるテストだった」と指摘したのは?

大失敗、挫折、恥ずかしい…チュニジア戦完敗の日本代表を海外メディアは酷評!一方で「価値あるテストだった」と指摘したのは?

チュニジア戦で0-3の完敗を喫した日本代表。主将の吉田が先制点となるPKを献上してしまった。(C) Getty Images

6月14日、キリンカップサッカー2022の決勝が大阪のパナソニックスタジアム吹田で行なわれ、日本代表は0-3でチュニジア代表に敗れた。

 4日前にガーナ代表を4-1の大差で下した日本は、カタール・ワールドカップに向けて重要なテスト機会となった6月の代表4連戦を勝利で締めたいところだったが、前半に幾つか決定機を創りながらも活かせずに折り返すと、55分に吉田麻也がスライディングタックルで相手選手を倒してPKを献上し、先制点を与えてしまう。76分には、DF間の連係ミスから追加点を奪われた。
  さらに日本はアディショナルタイム、2人のDFがついていたにもかかわらず、イッサム・ジェバリの見事なミドルを許して3失点目。3点差をつけられたのは、2019年11月19日の親善試合ベネズエラ戦(1-4)以来のことであり、森保一体制で3点以上を奪われた試合は、他に2018年10月16日の親善試合ウルグアイ戦(○4-3)、2019年2月1日のアジアカップ決勝カタール戦(×1-3)、2019年6月18日のコパ・アメリカ・チリ戦(×0-4)がある。

 攻守でミスが散見されたこの試合について、チュニジアが属するアフリカ・サッカー連盟(CAF)の公式サイトは「『カルタゴの鷲』はカタールW杯に向けての準備の一環として設けられた4か国よる大会の決勝で、『ブルーサムライ』を後半の3発で打ち負かした」と報じ、日本については「前半にボールを支配し、チュニジアにプレッシャーをかけたが、南野拓実と鎌田大地が明白な得点機を逃した」と逸機に言及した。

 自身が指揮官に就任して以降、6戦無敗でさらに無失点を継続しているチュニジア代表のジャレル・カドリ監督は「日本を研究した」として、「プレーは速く、攻撃の戦術が豊かで、特にサイドからの攻撃には細心の注意を払う必要があるが、時間の経過とともにスペースが生まれやすい。彼らは困難な状況に陥った時に多くのミスを犯す」と開催国の特徴を指摘。その分析に基づいた作戦を遂行し、見事に勝利を奪って、母国紙『Al Chourouk』からは「日本を“征服”し、トーナメントを制した」と称賛している。
  カタールW杯のグループリーグで対戦する国のメディアの反応を見ると、スペイン・バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』が「スペインのライバルである日本は、チュニジア戦で守備陣が大失敗」と題した記事で、「青いサムライたちは前半の明白な“支配者”だった」「アフリカ側は日本の“贈り物”を利用して活気づいた」と、日本がミスで自滅したことを強調。全失点に絡んだ吉田については「すぐに忘れるべき夜」と綴った。
  ドイツではスポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「スタメンに6人のブンデスリーガ所属選手を含んだ4度のアジア王者は、同じカタールW杯出場を決めているチュニジアに大阪で敗北。本大会に向けての準備で、彼らは挫折を味わった」と報道。タイトルも「ドイツの敵である日本は、チュニジア相手にノーチャンスだった」という厳しい記述となっている。

 その他の国では、メキシコの放送局のサイト『tv azteca deportes』が「日本はホームで打ちのめされた」「日本は彼ら自身のミスの餌食となった」、中国の通信社『新華社』は「日本がチュニジアに0-3という驚きの敗北」「前半に先制できたはずだが、リバプールのストライカーとフランクフルトのスター選手のどちらも、チャンスを逸した」と報じた。

 最後に、ブラジルの総合メディア『globo』は、今回も日本代表の試合を詳しく報じたが、「日本はホームで恥ずかしい思いをした」との見出しをつけ、「3度のミスで3失点」の吉田(同メディアの採点では断トツ最低の「1」)の今後の起用について懸念を示し、枠内シュート0に終わった攻撃陣に対しても「何もなかった」と酷評。ただ、「脅威がないチームに勝つより、本気でプレーする相手に負ける方が利益は大きい」とも指摘し、「2回の敗北は、2回の勝利よりも価値のあるテストだった」と綴っている。

 奇しくも日本が完敗した同じ日に、欧州(UEFAネーションズリーグ)では、イングランドが躍進中のハンガリー相手にホームで94年ぶりの屈辱となる4点差負け(0-4)を喫し、イタリアはドイツとのアウェーマッチで1957年以来となる5失点(2-5)という歴史的な結果が生まれた。残りの準備期間があまりないなか、森保ジャパンはこれをどのよう活かせるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】前半は決定機を創出も… 3失点完敗のチュニジア戦ハイライト

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