野心を覗かせるセリエA昇格クラブ・モンツァが吉田麻也に興味を示すワケとは? クラブ専門メディアの見解は――

野心を覗かせるセリエA昇格クラブ・モンツァが吉田麻也に興味を示すワケとは? クラブ専門メディアの見解は――

伊セリエAのモンツァへの移籍が取り沙汰されている吉田。果たして新天地はどこに? (C) Getty Images

昨季、セリエBで昇格プレーオフを勝ち抜いてクラブ史上初のセリエA昇格を果たしたモンツァ。2018年に同クラブをシルビオ・ベルルスコーニが買収し、アドリアーノ・ガッリアーニが運営で陣頭指揮を執っており、2017年までミランを牽引して黄金時代を創成してきた名物フロントコンビが、5年ぶりにカルチョのトップリーグに戻って来た。

「次の目標はスクデットを獲得してチャンピオンズ・リーグに出場すること」(ベルルスコーニ会長)ということで(?)、今夏、モンツァ生まれのガッリアーニCEOは「昼夜を問わずモンツァのために働くことは限りない喜びであり、休日には興味がない」(クラブ専門サイト『FORZA MONZA』より)と語るほど、相変わらずの精力的な動きで戦力補強に励んでいる。
「本当に過小評価されているのは日本人の守備的MF」英サッカー専門誌がアジア人選手ベスト10を発表! ここまでGKミケーレ・ディ・グレゴリオ(インテル)、MFダビデ・ベッテッラ(アタランタ)、MFヴァレンティン・アントフ(CSKAソフィア)、MFアンドレア・コルパーニ(アタランタ)、MFペドロ・ペレイラ(ベンフィカ)、FWレオナルド・マンクーソ(エンポリ)といった昨季までのレンタルプレーヤーの買い取りを成立させた。

 また、カリアリのGKアレッシオ・クラーニョと合意に達したと報じられた他、モンツァ生まれのイタリア代表MFマッテオ・ペッシーナ(アタランタ)や、今季はエンポリに貸し出されていたインテルのFWアンドレア・ピナモンティとの交渉も進めているようだ。

 現役時代は黄金時代のミランでもプレーし、トヨタカップでゴールを挙げたこともあるジョバンニ・ストロッパが率いるチームは、決して潤沢な資金は持たないものの、サンプドリアのMFアントニオ・カンドレーバ、レアル・マドリー所属ながらレンタルプレーヤーとしてのキャリアが続いているFWボルハ・マジョラルといったメジャーな選手にもアタックし、獲得を狙っている。

 また最終ラインでは、2011年からインテルでプレーしてきて(途中でサンプドリア、ハル・シティへレンタル)今夏に契約満了を迎えた元イタリア代表のCB、アンドレア・ラノッキアを獲得(契約は2024年6月まで)。他にも、ラツィオのフランチェスコ・アチェルビ、国外では今季までトルコ・ベジクタシュでプレーして現在はフリーランスとなったクロアチア代表のドゴマイ・ヴィダといった大物と呼べる選手にも関心を示しているという。
  そんな中、イタリアのスポーツ紙『Gazzetta dello Sport』など複数メディアが、サンプドリアとの契約が切れ、今後の去就が注目される日本代表キャプテンの吉田麻也もモンツァのターゲットとなっており、「近日中に両者の代表者たちによって合意に達する可能性がある」と報じた。
  初のセリエAということで、経験豊富な選手を欲しているガッリアーニCEOにとって、2020年のイタリア上陸以降、同リーグで72試合に出場した日本人DFは、十分に魅力のある存在だと言えよう。当の吉田は昨季、序盤こそ不動のCBとして君臨するも、1月の怪我による戦線離脱を境にパフォーマンスが低下、オウンゴールや守備でのミスで批判を受けることもあり、現地メディアから衰えを指摘されることもあったが、本人は「高いレベルでプレーを続けたい」との意思を示していた。

『FORZA MONZA』は「サンプドリアとの契約延長がならなかったことで、吉田がラノッキアとコンビを組む可能性がある。今夏で34歳となる日本人は、ストロッパのチームにセリエA(72試合)、代表チーム(119試合)で積んだ経験を還元できるだろう」と早くも期待を寄せ、同じくクラブ専門サイト『TUTTO MONZA』は「吉田獲得のオペレーションはほぼ完了した」と伝えた。

 今回の報道には、Jリーグのヴィッセル神戸や古巣である名古屋グランパスの他、中東のクラブなども新天地候補として挙がっていた吉田。日本代表としては、先日のチュニジア戦では評価を下げることとなったが、自信を取り戻して11月のカタール・ワールドカップに臨むためにも、再びパフォーマンスを上げられるような好環境を得たいところだが、それが野心に満ちたカルチョの昇格クラブとなるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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