「パーフェクト!」 南野拓実のモナコ入りを仏メディアやファンが歓迎! 英サイトはリーズの“敗北感”を強調

「パーフェクト!」 南野拓実のモナコ入りを仏メディアやファンが歓迎! 英サイトはリーズの“敗北感”を強調

11月開幕のW杯でも活躍が期待される南野。まずはフランスで評価を高められるか。(C) Getty Images

リバプールからモナコへの移籍で合意したと報じられている南野拓実。移籍金は出来高と合わせて1800万ユーロ(約25億7000万円)が5回に分けて支払われるなど、具体的なことも明かされており、近日中に契約の詳細の詰めやメディカルチェックを経て、正式に発表されるという。

【関連記事】なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!? 先日は、モナコのフィリップ・クレマン監督が「非常に嬉しく思う。南野のことは長い間知っており、常にリストの最上位にその名前があった。クラブの誰もが、彼がチームに何かをもたらすクオリティを備えていると確信している。経験があり、我々とスタイルが似ているレッドブル・ザルツブルクで多くの素晴らしい実績を積んできた。そして、リバプールでは、激しい競争で戦ってきた。そんな彼の獲得は、我々にとってはチャンスである」(モナコの地元紙『monaco-matin』より)と、日本人選手の到来を喜び、期待を寄せた。

 SNSでは、ファンが「パーフェクト!」「ユルゲン・クロップに確信を与えなかった選手の割には悪くない実績だ」「そのスタッツからもパフォーマンスの良さが証明されている」「彼との契約はモナコ・ブランドをアジアで展開する上でも重要だ」と南野の到来を好意的に受け入れる一方で、「モナコでも背番号18をつけるのかな?」「(外国人枠の事情で)ギジェルモ・マリパンとジャン・ルーカスのどちらかが出て行くことになる」「良い選手だが、すでにウイングはたくさんいる」といった様々な投稿もなされている。

 彼を迎えることになるフランスのメディアでは、日刊紙『Le Figaro』は「モハメド・サラー、サディオ・マネらと同じFW枠で優先順位が低い中、公式戦10得点・1アシストという興味深い数字を記録した日本人選手は、プレー機会を求めて加入したモナコで、ウイングとしてスピード、リズム、活気をチームに与え、また攻撃の進化を助けることもできる。さらに、アジアでのモナコの認知度の向上にも繋がることも、この契約の素晴らしい点だ」と、やはりポジティブに捉えた。
  世界最高のリーグといわれるプレミアリーグで、国内カップ戦とはいえ、チーム得点王となった実績がフランスでは高く評価されているようだが、それはイングランドでも変わらず、同国のサッカー専門サイト『FOOTBALL FANCAST』は、リーズの見地から彼の優秀さを指摘するとともに、同クラブにとっては争奪戦に敗れたことがいかに痛恨だったかを強調している。
  同メディアは「南野とモナコの合意のニュースは、リーズに大きな打撃を与えた。サポーターたちは、レッドブル・ザルツブルク時代のボスであるジェシー・マーシュ(現リーズ監督)が、この“資産”をプレミアリーグに留まらせることを期待していたに違いない」と綴った他、一時は新天地候補の筆頭ともいわれながら、同クラブの交渉の手を緩めさせたといわれる21歳のアメリカ代表MFブレンデン・アーロンソンの獲得について、以下のように言及した。

「彼もまた(南野同様に)ザルツブルクから到来した選手だが、この若々しいプレーメーカーはまだ、プレミアリーグのサッカーを味わっていないため、南野のようなイングランドで経験を積んだ選手によって前線を強化する必要がある。悲しいかな、スポーツディレクターのヴィクトル・オルタとクラブは、約175センチの“脅威”を獲り損なってサポーターを失望させた後、代わりのターゲットを見つける必要がある」

 一方、リーズOBで現在はコメンテーターを務めるノエル・ウィーランは、南野のリバプールでの2年半を、「南野はもっと良いプレーができると期待していた選手のひとりだったが、(リバプールが彼を獲得するきっかけとなった)2019-20シーズンのチャンピオンズ・リーグでリバプールと対戦した際の“高み”には、再度達することはなかった」と厳しく振り返っている(サッカー専門サイト『Football Insider』より)。

 ただ、今季の国内カップでの活躍により、2020年1月にリバプールが支払った移籍金の倍の額をマージーサイドに残したことについては、「クラブに利益をもたらし、彼は必要する毎週のプレー時間を手に入れようとしている」と称賛。リバプールOBのホセ・エンリケも自身のSNSで、南野のモナコ入りを「素晴らしいニュースだ。彼はプレー時間を欲していたが、ここでは不可能だった。成功を祈っている。(彼の移籍金は)左利きの右ウイング獲得に投資されるだろう」と、関係者全てにとって良いことだと評価した。

 ここまでは、ポジティブに捉えられているフランス行きだが、果たしてピッチ上のパフォーマンスによっても同様の評価を得られるのかが興味深いところであり、正式な入団発表、チーム合流、そして新シーズンの幕開けが待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部
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