「キャリア最大の挑戦」日本代表の2選手が欧州名門クラブに加入! 守田英正と板倉滉に寄せられる期待とは?

「キャリア最大の挑戦」日本代表の2選手が欧州名門クラブに加入! 守田英正と板倉滉に寄せられる期待とは?

欧州では伝統ある古豪クラブに加入することになった守田(左)と板倉(右)。新シーズンからの活躍が期待される。(C) Getty Images

現地時間7月1、2日と、日本人選手が連続で欧州の名門クラブへの加入を果たした。守田英正のスポルティング入りと、板倉滉のボルシアMG入りである。

 前者は、ポルトガルの日刊紙『A Bola』などによれば、推定移籍金額は380万ユーロ(約5億円)。2026年までの4年契約で、契約解除金は4500万ユーロ(約58億5000万円)に設定された。一方、マンチェスター・シティが所有元となっていた後者は、完全移籍での4年契約で、背番号は「3」、移籍金は500万ユーロ(約6億5000万円)+ボーナスとのことだ(ドイツの日刊紙『BILD』より)。
なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!? 以前からスポルティング入りが確定的といわれ、“先走り”して移籍について言及したことで前所属のサンタ・クララからペナルティを受けたこともあった守田は、ようやくの発表を受けて、「ポルトガルに来てから、スポルティングでプレーしたいと思っていました。非常に大きく、素晴らしいクラブであり、ここに来られて本当に幸せです。これは間違いなく、僕のキャリアで最大の挑戦です。チャンピオンズ・リーグでプレーすることは僕の長年の夢であり、信じられません」との声明を発表している。

 チームを率いるルベン・アモリム監督について「知性溢れ、積極的なチームを構築しました。それは僕にとって居心地の良いものであり、早く監督と一緒に仕事をしたいと思っています」と語り、「6番、8番のどちらのポジションでも、争いに勝つ自信があります」と頼もしいコメントを残したMFについて、ポルトガルの日刊紙『Record』は「116周年の贈り物」、オンライン新聞『Diario de Noticias』は「誕生日プレゼント」と、1906年7月1日のクラブ創立日を絡めて報じた。

『Diario de Noticias』はまた、スポルティングとサンタ・クララの交渉が長い時間を要したことを伝えるとともに、「2014-15シーズンに20試合でプレーし、タッサ・デ・ポルトガルを獲得した田中順也(現FC岐阜)の記録を更新することに挑む」と記述。また、中島翔哉(ポルトからポルティモネンセへレンタル)を「ポルトガルで最も成功した選手」として紹介し、彼を超えることは「より困難を伴う」と綴っている。
  対して、板倉はマンCが移籍金を吊り上げたことで破談との報道もあった後、改めて古豪クラブ入りが決定。ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSDは、「コウは、信じられないほど強く、戦術的な規律を持っており、6番(中盤)も含めた複数の守備的ポジションをこなせる。他にも幾つか選択肢があった彼が加入してくれたことに、喜び以上のものを感じている。我々の計画を実現するための、重要な役割を彼が果たすはずだからだ」と、新戦力に期待を寄せた。
  地元紙『Rheinische Post』は、昨季シャルケでブンデスリーガ昇格に大貢献した日本人DFについて「ゲルセンキルヘンで最も重要な選手のひとりであり、ファンの心を掴んだ」と称賛し、「昨季は最初、デュエルの強さ、思い切りの良いタックル、そしてクリーンなテクニックを備えたCBとして見る者に感銘を与え、終盤は守備的MFで起用されると、そこでもさらにチームに刺激を与えた」と振り返っている。

 そして、新天地では「主にディフェンスラインの前のポジションで起用される予定であり、単独、もしくはダブルボランチの一角でプレーするだろう。ゆえに、クリストフ・クラマーとポジションを争うことになる」と展望。2021-22シーズンは18チーム中3番目に多い失点を喫したボルシアMGで「すぐに守備を強化し、安定感をもたらすことが期待される」とし、「シャルケでは、それに必要なスキルを持っていることを証明している」と信頼を寄せた。

 ブンデスリーガの公式サイトでは、「プレーエリアが広く、速さがあり、守備を簡単に見せる。右利きだが、左側のセンターハーフとしてもプレーできるほどボール扱いが上手く、元トッテナムで現ベンフィカのベルギー代表、ヤン・フェルトンゲンにスタイルが似ている」と評された板倉。他にも『BILD』紙からは「(ボルシアMGの)ダニエル・ファルケ監督は、夢のような6番を手に入れた」、サッカー専門誌『Kicker』からも「多才な守備的選手」と賛辞を贈られている。

 スポルティングといえば、ポルトガルの国内リーグで19回の優勝を飾っている名門であり、パウロ・フットレ、ルイス・フィーゴ、シモン・サブローサ、リカルド・カレスマ、そしてクリスチアーノ・ロナウドというスター選手を輩出したことでも知られる。また、ボルシアMGは1970年代にベルティ・フォクツ、ギュンター・ネッツァーら名手を擁して5度ブンデスリーガを制し、1977年にはアラン・シモンセンというバロンドール受賞者を生み出した。

 こうした、歴史と伝統と実績を備えたクラブで新たなキャリアを積むことになった2人の日本人選手が、ここでどれだけの結果を残し、何を得られるのかが非常に興味深く、また楽しみである。

構成●THE DIGEST編集部
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