躍進中のフライブルクに加入した堂安律にブンデス公式も期待感「リーガでセンセーションを巻き起こす」

躍進中のフライブルクに加入した堂安律にブンデス公式も期待感「リーガでセンセーションを巻き起こす」

古豪フライブルクに新天地を求めた堂安。ファンだけでなくブンデス公式も注目する移籍となった。(C) Getty Images

ドイツ・ブンデスリーガのフライブルクが7月5日、日本代表MFの堂安律をオランダのPSVから獲得したことを発表した。契約内容は明らかになっていないが、現地報道によればドイツのクラブは移籍金として800万~900万ユーロ(約10~12億円)を支払うと言われている。

 2019年にフローニンヘンから750万ユーロ(約9億8000万円)でPSVに移籍し、2020-21シーズンにビーレフェルトへレンタルされ、ブンデスリーガを経験していた堂安。ここで主力として35試合出場・5得点・3アシストを記録し、チームの1部残留に貢献した彼には、当時からフライブルクが関心を示していたという。それから1年後、この日本代表アタッカーを獲得したクレメンス・ハーテンバッハSDは、以下のように声明を発した。
なんと米メディアが早くもカタールW杯全試合の結果を徹底予想! 日本の結果、そして優勝国は!?「リツは技術的に非常に才能があり、1対1が得意で、ゴールに向かいながら、相手にとっての危険を生み出す方法も知っている。スペースをうまく活用できる彼は、ピッチ上にエネルギーをもたらしてくれる。ブンデスリーガでもうまく戦えることは、すでにビーレフェルトで示されている。1年遅れで、交渉がうまくいったのは素晴らしいことだ」

 これに対し、堂安は「フライブルクの首脳陣や監督との話し合いは濃密であり、説得力がありました。新しいスタジアムでプレーすることにとても興奮しており、フライブルクのシャツを着たファンのためにプレーするのが待ちきれません。ブンデスリーガに戻って来られて嬉しいです。個人的にフライブルクは、チームとともに成長する上で、適した場所だと思います」と、クラブの公式サイトを通してメッセージを送っている。

 堅実なクラブが多いドイツの中でも、フライブルクは地に足がついた経営・運営をすることで有名であり、また一貫したコンセプトの下での育成にも定評があり、多くの優秀な選手を輩出している。ショートパスを繋いでいくスタイルを伝統とし、常に高い組織力に基づいた魅力的なサッカーを披露するが、相手に合わせてロングボール戦法も採用するなど、柔軟さでも評価されている。

 監督の寿命が長いクラブということでも知られているクラブであり、1993年にクラブ史上初のブンデスリーガ昇格を果たして以降、チームの指揮を執ったのは、16年間の長期政権を築いたフォルカー・フィンケ、ロビン・ドゥット、マルクス・ソング、そして現在のクリスティアン・シュトライヒのわずか4人であり、シュトライヒ監督は今季で12年目を迎える。 そんな落ち着きのあるクラブは、スカウティングでも優秀さを示しており、過去に限られた予算の中で将来性と野心のあるタレントを多く獲得してきた。そんなフライブルクのお眼鏡にかなった堂安。しかも、前述の移籍金は専門サイト『transfer.markt』によれば(同メディアは850万ユーロ=約11億円と報道)、バプティスト・サンタマリア(現レンヌ)に次ぐクラブ史上2番目の額であるとのことで、クラブの期待の高さが窺える。
  新たな挑戦に臨む24歳について、ブンデスリーガの公式サイトは「プレシーズンには攻撃面で問題を抱え、シュトライヒ監督は戦力の選択肢を欠いているが、来季のブンデスリーガでセンセーションを巻き起こす可能性のある2人の攻撃的な選手、ダニエル=コフィ・キエレと堂安を獲得することで、この問題に対処した」と綴り、強力なウイングのオプションであると評した。

 ポジションとしては、相手に合わせて様々なフォーメーションを使い分けるこのチームで基本的に右サイドハーフを担うと思われ、昨季まで同ポジションを担ったハンガリー代表のロランド・シャライが最初のライバルということになるだろうか。

 SNSなどでは、「フライブルクのトップトランスファーだ」「ビーレフェルトでの堂安は主に右ウイングで良いプレーを見せていた。フライブルクの選択は正しい」「重要な移籍。堂安がもたらすゴールを楽しみにしている」「良い補強」「フライブルクはうまく強化している。新シーズンの攻撃力は間違いなく上がる」「対戦相手にとっては厄介なことになるだろう」と、日本人選手を歓迎し、その活躍を確信するファンの声も多く見つかる。

 昨季はブンデスリーガで6位につけ(ヨーロッパリーグ出場権獲得)、DFBポカールでも決勝進出を果たす(PK戦の末にRBライプツィヒに敗れて準優勝)など躍進を遂げたフライブルクを、さらなる高みに導くことができるか。

構成●THE DIGEST編集部
「本当に過小評価されているのは日本人の守備的MF」英サッカー専門誌がアジア人選手ベスト10を発表!

ブラジル・メディアが欧州9リーグの日本人選手を徹底評価! 

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?