モナコで初スタメンの南野拓実、「素晴らしいチャンスを創出」も決められず…「興味深い」と高評価の一方で課題の指摘も

モナコで初スタメンの南野拓実、「素晴らしいチャンスを創出」も決められず…「興味深い」と高評価の一方で課題の指摘も

新天地モナコのキットに袖を通して練習に励む南野。ポルト戦では初先発を飾っている。(C) Getty Images

リーグアンのモナコは7月23日にポルトガルの強豪ポルトと親善試合を行ない、1-2の敗戦。今オフのテストマッチでは6戦目にして初黒星を喫した(通算2勝3分け1敗)。

 ポルトの本拠地エスタジオ・ドラゴンでの一戦、南野拓実は今夏の新加入以来、初のスタメン入りを果たし、4-4-2の2列目左サイドでプレーするも、攻撃時には相手ゴール前に移ってフィニッシュに絡もうという積極性を披露。序盤の5分には早くも、右サイドの崩しを経てゴール前の混戦から決定機を得たが、左足のシュートは相手DFにブロックされ、新天地でのゴールは、今回もお預けとなった。
  南野は61分までプレーしてベンチに退いたが、試合が動いたのはその後で、ポルトが67分にメフディ・タレミのPK、71分にガレノの巧みなヘッド弾で2点のリードを奪ったのに対し、モナコは終了間際に相手のハンドでPKを得、これをストライカーのウィサム・ベン・ヤーデルが確実に決めて一矢を報いている。

 モナコは公式サイトで「南野が『ラ・ディアゴナーレ(モナコの愛称)』で初めて先発出場を果たした」と紹介し、前述の決定機については「ポルトガル・チームによってラインぎりぎりでクリアされたものの、素晴らしいチャンスを創出した」と賛辞を贈っている。

 現地メディアでは、日刊紙『L’EQUIPE』は「『モネガスク(これもモナコの愛称)』は、南野、ジェルソン・マルティンス、ケビン・フォラント、ベン・ヤーデルという興味深い攻撃陣によって、良いスタートを切った」と伝えたが、すぐに「ペナルティエリア内で複数回のチャンスを逃したことで“有罪”となったカルテット」という厳しい記述も加えられた。

 南野については、「今夏に1500万ユーロ(20億円弱)で加入した南野は、2列目左サイドに配置されたものの、中央にも姿を見せた。彼は序盤こそ素晴らしい選手であることを示したが、チーム同様にこの日本人選手も徐々に存在感が薄くなり、61分にエリーゼ・ベン・セギル(17歳のMF)に取って代わられた」と、良い点も悪い点も挙げた同メディアは、「興味深い選手」とも表現している。
  一方、モナコの専門サイト『LA DIAGONALE』は「インテル戦で前例のない3-5-2を試して見る者に驚きを与えたモナコは、ポルトに対しては従来の4—4-2に戻し、メンバーから外れたアレクサンドル・ゴロビンに代わって、南野を2列目の左側でスタメン初起用。陣容が大きく変わっても、モナコが依然として良好なペースを示す中で、南野は開始5分に相手のクリアが不十分だったところで、ペナルティエリア内で“運試し”を敢行した」と報じた。
  しかし、その後はネガティブな評価となり、「その後は他の選手同様に、ポルトのプレッシャーに苦しみ、ボールキープやチャンスメイクにおいて大きな問題を抱えることとなった」と記述。また、後半のモナコは「ポルトの絶え間ない脅威に晒された」として、特に守備面に問題を抱えたことを指摘。そして、南野についても「相手にプレッシャーをかける際に、チームメイトとの連係に問題を抱えている」と、前回のインテル戦同様の課題を挙げた。

 水曜日に今オフ最後のテストマッチを南野の古巣であるサウサンプトンと行なった後、モナコは8月2日に難敵PSVとのチャンピオンズ・リーグ予選を迎え、さらに4日後にリーグアンの新シーズンに突入する。南野はそれまでに、どれだけチームに溶け込み、存在感を高められるか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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