「完全に適応した」初スタメンの久保建英にスペイン称賛! 敵のファウル攻めに「手錠をかけられた」とも

「完全に適応した」初スタメンの久保建英にスペイン称賛! 敵のファウル攻めに「手錠をかけられた」とも

オサスナ戦でスタメンを飾った久保。現地メディアではチームへの適応が進んでいると報じられている。(C) Getty Images

ラ・リーガのレアル・ソシエダは現地時間7月27日、同リーグのオサスナと親善試合を行ない、88分のホルヘ・アギーレのゴールで1-0の勝利を収めた。

 今オフここまで、リーグアンのトゥールーズ(0-1)、ブンデスリーガのボルシアMG(1-1)と対戦してきたバスクのチームが、練習場ズビエタに多くの観客を迎えて臨んだ一戦、新加入の久保建英は初めてスタメン入りを果たし、加入時に自ら最も力を発揮できると語った右サイドで試合開始を迎えた。

【動画】久保建英が攻撃の基点に! 初スタメンを飾ったオサスナ戦ハイライト ボールを受けると積極的にドリブルで勝負を仕掛ける日本人アタッカーは同じバスクのライバルクラブにとっては脅威となり、その都度ファウルで止められることになったが、60分に交代するまでに、フィニッシュに絡むことはなかったものの、ボルシアMG戦同様に効果的なプレーを再三披露した。

 スペイン・マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、久保のプレーについて「数回ドリブルを見せたが、そのたびにファウルを受けた。その数が非常に多かったため、彼が混乱した状態でハーフタイムに入ることとなった」と伝えている。

 一方、『AS』紙は「ほとんどゴールチャンスのない試合で、タケのイマノル・アルグアシル監督のチームにおける初スタメンはハイライトのひとつとなったが、日本人選手はデビュー戦(ボルシアMG)のようには輝けず、相手ゴール前で自チームを助けることができなかった」と厳しめに報じたが、新チームでのここまでの歩み、今後の展望についてはポジティブである。

「すでに機能しているチームにおいて、新加入選手を見守り続けているアルグアシル監督によって、久保は若手ではなく、より重要な選手としてチームにフィットすることができる。彼は準備において進歩を示しており、彼の獲得を望んだチームでそれを見せることで、彼自身も幸せになり、またファンも幸せにすることとなる」

『MUNDO DEPORTIVO』紙も詳しくこの一戦をレポートしており、久保のスタメン入りを「ラ・レアルにとっての素晴らしい目新しさ」と表現。ほとんどチャンスが作れなかった前半でも、「最も危険なラ・レアルは、久保のインサイドからの攻撃開始に依存した」と彼の重要性を強調し、「バスク勢同士のフェアな試合ではあったが、今夏は例年よりもファウルが多く、久保はラ・レアルで最もそれを受けた選手だった。オサスナが日本人選手の動きを止めるには、それが唯一の方法だった」と報じている。
  また『MUNDO DEPORTIVO』紙は、別の記事で久保を単独で取り上げ、最初の15分間は動きがほとんどなかったものの、それから存在感を示すようになると、複数回の印象的なプレーを披露したこと、彼のお膳立てによって数少ないチャンスが生まれたこと、守備においても積極的にボールを奪いにいったこと、多くのファウルを誘発したこと、そして後半に入ると役割が変わり、プレーに絡む回数が減ったことを伝え、彼のチームにおける立場を、以下のように綴った。
 「久保は、クラブの多くの人々が認めているように、『チュリ・ウルディン(ソシエダの愛称)』に適応している。彼は選手同士の話し合いにも積極的に参加しており、その中でチームメイトに指示を出す場面も見られた。彼はサン・セバスティアンのチームに、完全に統合されているのは明らかだ」

 一方、同メディアと同じバルセロナのスポーツ紙『SPORT』は、「サン・セバスティアンのチームは前半、明らかに試合を支配し、若いベニャト・トゥリエンテスやジョン・カリカブルが輝きを放ったが、一方で新加入のモハメド=アリ・チョは相手との脅威とはならず、久保はオサスナMF陣によって“手錠”をかけられた」とだけ報じている。

 サッカー専門サイト『El Desmarque』は「地元ファンの前でデビューを飾った久保は、(ボルシアMG戦に続いて)再びピッチ上で良いパフォーマンスを発揮」「日本人選手はピッチ上を幅広く動き、彼を止められない相手にとってのファウルの対象にもなった。最初は右サイド寄りで、最後はより中央でプレーし、それぞれでベストを尽くした。また、トップスピードでのプレーで、スペースの活用の方法を示した」と、賛辞を贈った。

 最後に、ソシエダの地元紙『noticias de Gipzukoa』は、「衝撃的な久保」と題した記事で「右ウイングからインサイドに移り、チームを改善に導いた」と高評価。試合開始からしばらくはオサスナのハイプレッシャーに苦しみ、ソシエダはポゼッションでも劣ったが、十数分でアルグアシル監督によって久保が中央にポジションを移されると、彼がその機動力とライバルからプレッシャーをうまく回避してフリーとなる能力を示したことで、状況は良化したと報じている。

構成●THE DIGEST編集部
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