「透明人間」「失敗のデビュー戦」南野拓実に辛辣な評価… PSV戦で決定機逸の日本代表FWに仏メディアは厳しい論調

「透明人間」「失敗のデビュー戦」南野拓実に辛辣な評価… PSV戦で決定機逸の日本代表FWに仏メディアは厳しい論調

南野がモナコでの公式戦デビューとなったCL予選のPSV戦にスタメン出場した。(C) Getty Images

リーグアンのモナコは現地時間8月13日、チャンピオンズ・リーグ予選のファーストレグで、オランダ・エールディビジのPSVと対戦し、1-1で引き分けた。リターンマッチは9日に行なわれる。

【動画】南野は裏に抜けるも決め切れず…ASモナコがCL予選でPSVと激突! 本拠地スタッド・ルイ2世での今季初の公式戦で、モナコは序盤から攻勢に立ったものの、効果的なプレーは多くなく、逆に38分、ペナルティエリア内でルーク・デヨングが戻したボールをフリーのジョーイ・フェールマンにゴール左隅に叩き込まれて先制を許す。終盤に反撃を強め、80分にFKからアクセル・ディザジが混戦の中でうまくボールをコントロールして同点ゴールを決めた。

 南野拓実は2列目でスタメン出場。前線にも積極的に飛び出して幾度かフィニッシュにも絡む。前半にはドリブルからのミドルシュート、クロスにスライディングして合わせるプレーを披露した彼は、後半開始から間もなく敵ディフェンスラインの裏側に抜け出してロングパスをトラップし、左足を振り抜いたものの、ボールは枠を外れてしまった。

 67分までプレーしてクレピン・ディアッタとの交代でベンチに退いた南野について、フィリップ・クレマン監督は「我々は若いチームであり、成長を続けていかなければならないが、今夜は良かったことが幾つかもあり、なかでも南野は良くなっており、よりチームに溶け込んでいた」と高評価。また、クラブの公式サイトは前述の後半の決定機に、以下のように言及している。

「南野とそのチームメイトたちは素晴らしい意図を持ってピッチに戻り、日本人選手はギジェルモ・マリパンのロングパスによってビッグチャンスを得、ハーフボレーを放つという素晴らしいオープニングを迎えたが、シュートは枠を捉えられなかった」

 現地メディアも決定機逸に注目しており、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』は「後半、両チームに得点機があったが、49分にはモナコの南野、51分にはPSVのフース・ティルはフィニッシュで正確性を欠いた。そして、(南野を含む)モナコの攻撃の選手たちは、相手GKワルテル・ベニテスに何度もシュートを浴びせながらも、攻略するのに苦労した」と評した。
  より厳しい評価を下したのが日刊紙『LE FIGARO』で、「アタッカーが失敗した公国のクラブは、DF(ゴールを挙げたディザジ)を頼りにした」と試合をレポートした同メディアは、「南野は控えめ過ぎた」と題した記事の中で、この日本人選手は「透明人間だった」と表現し、「モナコに新たに加入した選手は得点を挙げられず。ほとんど目立たず、チームで最初に交代を命じられた。これは、『失敗のデビュー戦』と呼ぶべきものだった」と、終始ネガティブに綴っている。
  モナコの地元メディア『Monaco Tribune』は、「ポゼッションでも上回るなど有利と見られていたモナコだが、たとえチャンスを得ても、南野の2度のシュートに代表されるように、攻撃の勢いを欠いた」と、地元チームの悪い面の象徴として日本の助っ人選手を挙げた……。

 また同メディアは、南野、ケビン・フォラント、アレクサンドル・ゴロビン、ウィサム・ベン・ヤーデルの攻撃選手4人が全て途中交代となったことを紹介し、この「カルテット」があまり機能しなかったことを指摘するとともに、代わりに登場した新加入のスイス代表FWブレール・エムボロを「流れを変え、チームの引き分けに貢献した」と評している。

 クラブの専門メディアでは、『LA DIAGONALE』は、南野の数々のフィニッシュについて「遠めから“運試し”を行なったが、シュートは枠を外れた」「失点直後にはゴロビンの良いクロスに反応するも、反撃の一撃とするには短すぎた」「マリパンのロングパスを受けて“銃弾”を無駄にした」と報じ、また全選手を評価した記事では、以下のように綴った。

「この日本人選手は、より良い(公式戦)デビュー戦を飾ることを望んでいただろう。彼は特に、後半最初のノーマークでの得点機を逃したことについて、自身を責めているかもしれない。ただ、我々が見た南野は、少しプレーが少しぎこちなく、ボールを持ってもインパクトに欠けていた」

 今季リバプールから鳴り物入りで加入した南野だけに、現地メディアからは厳しい論調が目立つ。まずは何よりも結果が求められるシーズンとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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