開幕戦で魅せたメッシの完全復活に欧州メディアは太鼓判! 一方でパリSGとの来夏以降の契約延長には疑問符

開幕戦で魅せたメッシの完全復活に欧州メディアは太鼓判! 一方でパリSGとの来夏以降の契約延長には疑問符

開幕戦で2ゴールと躍動したメッシ。ネイマールとの絶妙な連係も見られた。(C) Getty Images

今夏、キリアン・エムバペの残留&大型契約更新や、大規模なジャパンツアーなどでサッカー界に話題を提供したパリ・サンジェルマンが、現地時間8月6日にリーグアン開幕戦のクレルモン戦で5-0の大勝を飾るという、好発進を切った。

【動画】メッシの超美弾も飛び出した開幕戦! PSGがネイマールの1G3Aなどで大勝発進 日本での3試合では、スター選手たちがハイレベルなプレーで多くのゴールを生み出して全勝を飾り、フランス・スーパーカップでもカップ王者のナントを4-0で撃破して早くもタイトル獲得と、強さを見せていたパリSGは、エムバペを負傷で欠いた敵地でのリーグ初戦でも主導権を握って格下相手にゴールショーを展開。ここでネイマールは1ゴール・3アシストという秀逸の活躍を見せたが、彼に負けないインパクトを残したのが、2ゴールのリオネル・メッシだった。

 9分にネイマールの先制点を、「狙ったプレーか、トラップミスか?」で話題になったワンタッチプレーでお膳立てした背番号30は、以降、幾度も相手ゴールに迫った後、80分にカウンターでの高速ドリブルからネイマールのリターンを受けて加点、さらにその6分後には、タイミング良く前線に走り込んでレアンドロ・パレデスの縦パスを引き出すと、後ろ向きでこれを胸トラップ、浮き球をオーバーヘッドでゴールに流し込む美技で試合を締めてみせた。

 見る者を大いに魅せた35歳に対しては各方面から賛辞が寄せられたが、スポーツ専門放送局『EUROSPORT』は、昨夏にキャリアの全てを過ごしてきたバルセロナを離れてパリSGに加入するも、ベストからは程遠い出来に終わったメッシが、果たして今季、復活した姿を見せられるかどうかを検証している。

 そのカギを握る存在として、同メディアは新監督であるクリストフ・ガルティエを挙げ、彼が採用した3-4-3が効果を発揮し、メッシやネイマールが自由に動き回り、アクラフ・ハキミとヌーノ・メンデスの両WBも活きていると評価。「2人の規律あるMFと3人のCB、そして彼らのフォローを受けてサイドの隅々までカバーできる2人のWBは、メッシが活躍できるシステムを構築する。それがうまく機能すれば、ガルティエは“天才”と見なされるだろう」と綴った。
  パリSGは今季の始動からここまで、プレーぶりも結果も安定しており、『EUROSPORT』は「非常に満足のいくもの」だと称賛し、「マウリシオ・ポチェティーノからはプランやアイデアが全く見えなかったのとは対照的に、現在のパリSGのメンバーはガルティエが何を望んでいるかを理解している。これが重要な第一歩だ」として、昨季までとの大きな違いを指摘している。
  その上で、メッシの今季については「昨季と同様の彼はもう、存在しないと確信できる」と断言。そもそも、昨夏は彼がバルサ残留を確信していたのが、突然退団が決定し、全ての環境が変わったことで、「まともなプレシーズンを過ごすことができなかった」(同メディア)が、今夏は「最初からチームに深く関わることで、メッシの顔には笑顔が戻ってきた。これは些細なことではあるが、昨季は稀なことだった」という。

 さらに同メディアは、「(11月に)カタール・ワールドカップを控え、早めにコンディションを完調にもっていきたいという彼の願望を感じ取ることができる。そして、驚くべきことにポチェティーノが試すことのなかった新システムは、彼の資質にぴったり合っている。彼とネイマールの繋がりは強く、クレルモン戦ではバルセロナ時代の『MSN』の特徴を見ることができた。これは、昨季には一切見られなかったものだ」と、改めて今季のパリSGがメッシの完全復活に打ってつけのチームであることを強調した。

 そんなメッシには、パリSGとの契約が切れる来夏(1年延長のオプションはあるが)にバルサ復帰の可能性も報じられているが、同メディアは「今夏もサラリーの件で問題を抱えているバルサに、メッシが復帰するのを想像するのは難しい」と否定的である。

ただ、彼とパリSGとの未来についても、「メッシはパリSGにとって次の10年間のプロジェクトに含まれる存在ではなく、あくまで短期的なものである」として、契約延長には疑問符を付けている。来夏が近づくにつれて、再びこの世界最高の選手の去就に注目が集中することになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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