「スペインは日本にとって強すぎる」各国が混戦E組を大予測! 森保Jの勝率は12%!? ドイツ国内はいまだ“陰謀論”で疑心暗鬼に?【W杯】

「スペインは日本にとって強すぎる」各国が混戦E組を大予測! 森保Jの勝率は12%!? ドイツ国内はいまだ“陰謀論”で疑心暗鬼に?【W杯】

最終戦でグループ最大の強敵スペインと対戦する日本。次ラウンド進出を懸けた大一番だ。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部/JMPA代表撮影)

カタール・ワールドカップのグループリーグ最終節、日本代表は決勝トーナメント進出を懸けて首位スペインと対戦する。

 現地時間12月2日に行なわれる一戦、日本は勝てば無条件で、引き分けた場合は同時刻に行なわれるドイツ対コスタリカ戦も引き分けとなれば、次ラウンド進出が決まるが、強敵相手に勝点を奪うのは簡単なことではない。

【動画】スペイン戦で再び爆発なるか? 「大迫半端ないって!」を彷彿させた浅野拓磨の驚愕トラップからの決勝弾! 多くの海外メディアも同様の見方を示しており、英国の日刊紙『Evening Standard』は「日本は素晴らしい形でドイツを破ったが、コスタリカ戦で自ら勢いを手放してしまった。プレッシャーのかかった状態は、スペイン戦に臨むことになるブルーサムライにとって有利には働かないかもしれない。一方、スペインはここまで8得点と強い印象を与えており、十分に勝てる」と、日本の苦戦を予想している。

 英国公共放送『BBC』は、元イングランド代表で現在はコメンテーターを務めるクリス・サットンが「コスタリカ戦の敗北で、日本が勝ち上がる可能性は消えてしまったのでないかと思う。日本にとって、引き分けでも十分ではないが、彼らがスペインを下すとは全くもって思えない。スペインは今大会で最高のプレーをしており、日本にとっては強すぎる」と、ネガティブな展望を示した。

 同国のスポーツ専門サイト『Sports Mole』は、日本について「過去の2戦で相反する姿を見せたこともあり、スペイン戦の試合に向けていかなるプレーをするかは未知数の部分がある。森保一監督率いるエネルギッシュなチームは、ドイツ戦のようにアンダードッグの立場を楽しみ、ドーハで別の衝撃を生み出すことを目指す」、スペインについては「ルイス・エンリケ監督がスタメンを変更したとしても、日本に対して仕事を成し遂げるのに十分なクオリティを持っている」と、それぞれ綴っている。

 データサイト『Opta』によるデータを基に分析を行なうメディア『Opta Analyst』は、日本の勝利の確率が「12.3%」であり、引き分けは「20.6%」と算出。「森保監督は引き分けを狙うだろう」と予想するが、「67.1%」の確率で勝つと見ているスペインについては「勝利以外の結果は驚きである」。なお、同メディアは「不安定な状況にある」日本のキーマンとして、守備のリーダーである吉田麻也を挙げた。
  対戦するスペインの多くのメディアは、普通にやれば明らかに自国が有利であると見ているところがほとんどだが、その中でも同国テレビチャンネル『Antena3』が「アジアのチームに敗れる可能性は低いと思われるが……」としながらも、「日本に負けた場合、スペインはラウンド・オブ16に進出できるのか?」と題した記事で、自国が勝点4止まりに終わった後のことについて検証を行なっているのが興味深い。
  スペインの敗北といえば、ドイツのスポーツ専門放送局『Sport1』が「ドイツを犠牲に陰謀か?」と題した記事で、スペインが1位通過の場合に準々決勝で優勝候補ブラジルと当たる確率が高いため、敢えて2位での通過を狙う(その場合ドイツはグループリーグ敗退となる)可能性を示唆したことが物議を醸した。

 これについては、スペインのルイス・エンリケ監督が「(ドイツ戦の後)ハンジ・フリック監督からは、『スペインは日本に勝たなければならない』と言われ、私は『言われるまでもなく、我々は“散歩に出かける”つもりはないし、1-0でリードしたところで守りに入る気もない。それは、我々の目指すものではない』と答えた」と明かし、日本戦でもやり方を変える気はないことを強調している。

 また、前日会見に出席したコケも、「我々が一番に考えているのは日本に勝つことであり、決勝トーナメントの対戦相手がどこかは後で知ることになる。ブラジルが準々決勝でのライバルになるのなら、我々は最善の方法で臨むだけだ」とコメント。ドイツ戦後には、ダニ・カルバハルがレアル・マドリーの同僚であるアントニオ・リュディガーから、日本に勝つよう頼まれたことを明らかにし、「全ての試合に勝つことが第一だ」と語っており、いずれも“駆け引き”の存在を否定した。

 なお、『sport1』は日本対スペイン戦を「日本は欧州のトップチーム相手に、次なるセンセーションを期待している。しかし、初戦ではドイツの“親切な助け”がもたらされたが、スペインにそのようなものは存在しない。さらにサムライブルーには、スペインのプレーを遅くする手段がない。ゆえに、全てがスペインの明確な勝利を物語っている」と予想している。
  とはいえ一方で、ドイツのメディアの中では、ハンブルクの『HAMBURGER MORGEN POST』紙が「ドイツにとって厳しい状況になるのか……スペインは日本選手にBチームで臨む?」と題した記事で、「L・エンリケ監督はドイツをサポートすることに消極的だ」と報じ、フランクフルトの『Frankfurter Rundschau』紙も「日本戦でスペインが陰謀? 誰もが2位になりたがる理由」という刺激的な見出しの記事でこの件に言及しており、疑心暗鬼になっている部分もあるようだ。
  もっとも、日本対スペイン戦の結果以前に、ドイツはコスタリカに勝利しなければ話は始まらない状況だが、これについて同国メディア『t-online.』は「日本とは異なり、ドイツには技術が高く、経験豊富な選手がおり、1対1や素早いダイレクトパスで、コスタリカのコンパクトな守備を確実に崩せるはずだ。コスタリカがスペイン戦のように大崩れするとは思わないが、それでもドイツが圧倒的なパフォーマンスを発揮するだろう」と有利を予想したが、スコアについて「1点差となるだろう」とのことである。

 対して、ニュース週刊誌『stern』は「次ラウンド進出に必要な、中米の“弱者”に対する勝利は簡単であり、何の問題もないように見えるが、4年前、世界王者が韓国に負ける可能性があると、誰が考えただろうか? カザンでの試合を0-2で落とした後、ドイツは自分自身を嘲笑することとなった。カタールで、これと同じようなことがあってはならない」と、過去の屈辱を引き合いに出し、楽観ムードに釘を刺している。

 日本については、ドイツ戦、コスタリカ戦ともに、各国メディアの予想はほとんど外れたが、果たして運命の3戦目ではどうか? ドイツ相手にビッグサプライズが生み出されたハリファ国際スタジアムでの一戦で、再び歴史的なアップセットが実現するか、そしてグループEの大混戦がどう決着するか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部

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