バスク・ダービーを前に久保建英への期待値が増大! 一方で早くも来年早々の“長期離脱”を懸念するメディアも
2023年04月14日 12時05分THE DIGEST

バスク・ダービーでの活躍が期待される久保。チームへの影響力は大きくなっている。(C) Getty Images
4月15日に行なわれるラ・リーガ第29節で、レアル・ソシエダはアスレティック・ビルバオとの「バスク・ダービー」に臨む。
【動画】左からのクロスに合わせた久保建英、今季6点目!
4位ソシエダとしてはチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得のために勝点3を獲得したい一戦、一方のビルバオは7位から欧州カップ戦圏内に浮上するために落とせないホームゲームとなる。勝点差は11ある両チームだが、互いの意地がぶつかる伝統の一戦であり、どちらにとっても非常に難しいものとなるだろう。
ソシエダから見て通算対戦成績56勝42分け64敗というダービーマッチに向け、ともにベストメンバーを揃えたいところだが、ソシエダは前節ヘタフェ戦で決定的なパス、数人を置き去りするドリブル、長距離からの惜しいシュートと、素晴しいパフォーマンスを発揮したダビド・シルバが筋肉の違和感を訴え、今週の練習ではチームとは離れて個別の調整に励んでいるという。しかし、ビルバオ戦には先発での出場が可能と見られ、ほぼベストメンバーで大一番に臨めそうだ(バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』より)。
サッカー専門サイト『El Desmarque』は、この一戦のプレビューを行なう中で、今年1月14日に行なわれた17節の対戦(3-1の勝利)を回想。レアレ・アレナでの一戦は、25分にアレクサンダー・セルロトのゴールでソシエダが先制し、さらに37分に中盤でボールを奪取したシルバから縦パスを受けた久保建英が、ドリブルで相手CBダニ・ビビアンの股間を抜いてかわし、ゴールのニアサイドを撃ち抜いて加点する。
40分にビルバオに1点を献上した後、久保は60分に敵陣を抜け出して独走し、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得、これをミケル・オヤルサバルが決め、長期欠場後の初ゴールを決め、スタジアムを大いに沸かせた。なお、大活躍の久保は得点の際、ユニホームを脱いで広告板を飛び越えるという2つの違反行為を犯し、退場(警告×2)もあり得たところを警告で済んだことが、一部で物議を醸したものである。
同メディアは、久保がこの試合前に「ダービーは間違いなく、これまでの試合の中で最も重要です」、そして試合後には「これがサッカー選手として飛躍する最後のチャンスかもしれないと思っていました。今のところ、みんなが期待していることは十分に果たせていると思います」と、それぞれ語ったことを紹介し、久保を「バスク・ダービーでの並外れた生徒」と表現した。
そして記事の最後では、久保が今季通算6ゴール目を挙げ、日本人選手のリーガ最多得点記録を更新した前節のヘタフェ戦の後、ビルバオ戦に向けて「今、物事は順調に進んでおり、最も重要な週に再び備えます。ダービーという、非常に重要な週がやって来ます。我々はとても良いシーズンを過ごしており、敵地サン・マメスで勝利を収められることを望んでいます」と意気込みを語ったことも紹介されている。
前回のダービーではMVPに選出されたソシエダの背番号14が、今回もライバルを苦しめるプレーで主役の座を射止め、CL出場に向けてチームをまた一方前進させることができるか、現地メディアも注目しているようだ。
このように、今やソシエダの欠かせない戦力として期待が寄せられる久保。試合を重ねるごとにチームにフィットし、自身の能力を存分に発揮しているが、来季以降もさらに熟成が深まるとともに、チームがこの日本人アタッカーに頼る部分はより大きくなることが予想される。そしてそれ見越してか、ラジオ局の『onda vasco』は早くも、来年(2024年)に目を向け、ソシエダに対して大きな懸念を示した。
それは、本来は今夏に予定されていたアジアカップが、延期されて来年1月12日から2月10日までの期間で開催されるためで、久保が日本代表に招集されれば最長で約1か月もソシエダを離れることになる。同メディアは「ソシエダは、2024年1月が特に厳しいものになることをすでに知っている」と綴り、「攻撃の不可欠な要素の損失」に見舞われると指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
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4位ソシエダとしてはチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権獲得のために勝点3を獲得したい一戦、一方のビルバオは7位から欧州カップ戦圏内に浮上するために落とせないホームゲームとなる。勝点差は11ある両チームだが、互いの意地がぶつかる伝統の一戦であり、どちらにとっても非常に難しいものとなるだろう。
ソシエダから見て通算対戦成績56勝42分け64敗というダービーマッチに向け、ともにベストメンバーを揃えたいところだが、ソシエダは前節ヘタフェ戦で決定的なパス、数人を置き去りするドリブル、長距離からの惜しいシュートと、素晴しいパフォーマンスを発揮したダビド・シルバが筋肉の違和感を訴え、今週の練習ではチームとは離れて個別の調整に励んでいるという。しかし、ビルバオ戦には先発での出場が可能と見られ、ほぼベストメンバーで大一番に臨めそうだ(バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』より)。
サッカー専門サイト『El Desmarque』は、この一戦のプレビューを行なう中で、今年1月14日に行なわれた17節の対戦(3-1の勝利)を回想。レアレ・アレナでの一戦は、25分にアレクサンダー・セルロトのゴールでソシエダが先制し、さらに37分に中盤でボールを奪取したシルバから縦パスを受けた久保建英が、ドリブルで相手CBダニ・ビビアンの股間を抜いてかわし、ゴールのニアサイドを撃ち抜いて加点する。
40分にビルバオに1点を献上した後、久保は60分に敵陣を抜け出して独走し、ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得、これをミケル・オヤルサバルが決め、長期欠場後の初ゴールを決め、スタジアムを大いに沸かせた。なお、大活躍の久保は得点の際、ユニホームを脱いで広告板を飛び越えるという2つの違反行為を犯し、退場(警告×2)もあり得たところを警告で済んだことが、一部で物議を醸したものである。
同メディアは、久保がこの試合前に「ダービーは間違いなく、これまでの試合の中で最も重要です」、そして試合後には「これがサッカー選手として飛躍する最後のチャンスかもしれないと思っていました。今のところ、みんなが期待していることは十分に果たせていると思います」と、それぞれ語ったことを紹介し、久保を「バスク・ダービーでの並外れた生徒」と表現した。
そして記事の最後では、久保が今季通算6ゴール目を挙げ、日本人選手のリーガ最多得点記録を更新した前節のヘタフェ戦の後、ビルバオ戦に向けて「今、物事は順調に進んでおり、最も重要な週に再び備えます。ダービーという、非常に重要な週がやって来ます。我々はとても良いシーズンを過ごしており、敵地サン・マメスで勝利を収められることを望んでいます」と意気込みを語ったことも紹介されている。
前回のダービーではMVPに選出されたソシエダの背番号14が、今回もライバルを苦しめるプレーで主役の座を射止め、CL出場に向けてチームをまた一方前進させることができるか、現地メディアも注目しているようだ。
このように、今やソシエダの欠かせない戦力として期待が寄せられる久保。試合を重ねるごとにチームにフィットし、自身の能力を存分に発揮しているが、来季以降もさらに熟成が深まるとともに、チームがこの日本人アタッカーに頼る部分はより大きくなることが予想される。そしてそれ見越してか、ラジオ局の『onda vasco』は早くも、来年(2024年)に目を向け、ソシエダに対して大きな懸念を示した。
それは、本来は今夏に予定されていたアジアカップが、延期されて来年1月12日から2月10日までの期間で開催されるためで、久保が日本代表に招集されれば最長で約1か月もソシエダを離れることになる。同メディアは「ソシエダは、2024年1月が特に厳しいものになることをすでに知っている」と綴り、「攻撃の不可欠な要素の損失」に見舞われると指摘している。
構成●THE DIGEST編集部
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