「宝石を運ぶベルトコンベヤー」三笘薫を英紙記者たちがプレミアで大躍進を遂げた選手に選定!「何時間でも見ていられる」
2023年05月31日 06時51分THE DIGEST

得意のドリブルで存在感を高めた今季の三笘。今後は去就にも注目が集まりそうだ。(C) Getty Images
プレミアリーグの全日程が終了し、ブライトンの三笘薫の2022-23シーズンも幕を閉じた。ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)での1年間のレンタルを経て臨んだ世界最高峰リーグでの挑戦1年目は、彼のキャリアに大きな彩りを加えるものとなった。
当初は控え選手の扱いながら、序盤にチームの指揮権を握ったロベルト・デ・ゼルビ監督によってスタメンに登用されると、左ウイングとして対面するワールドクラスのSBたちを次々に打ち負かし、多くのチャンスを味方に提供するだけでなく、自ら貴重なゴールを生み出してクラブにとって不可欠な存在となるだけでなく、時にプレミアリーグの主役のひとりにもなった。
シーズン中に行なわれたカタール・ワールドカップでの活躍で多くの注目を集め、ブライトンでもその経歴も含めて世界中から関心を集めた26歳。リーグでは7得点5アシスト、公式戦では10得点7アシストという記録を残したが、クラブを史上初となる欧州カップ戦出場に導くなど、数字以上の貢献度を示したと言えよう。
そんな日本人ウィンガーは、試合のたびに現地メディアから高い評価を下されてきた。そしてシーズンを終えた今、リーグを総括する各メディアの記事においても、三笘は称賛の対称として再びその名前が挙げられている。日刊紙『Mirror』では、記者によって各部門の対象選手を選出しているが、三笘はまず「ベスト・ブレイクスルー(大躍進)・シーズン」でマーク・ジョーンズ記者から「何時間でも彼のプレーは見ていられるだろう」と賛辞を贈られた。
また、ダン・マーシュ記者は「カオルはまるで、止まることなく宝石を運ぶベルトコンベヤーのような存在であり、ブライトンにとっては大きな発見だった。そのプレースタイルはオーソドックスなものだが、彼には高いクオリティーがあった。(ブライトンは)12か月後には、モイセス・カイセドやアレクシス・マク・アリステルのように、ビッグディールに向けての交渉は避けられないだろう」と、今後の去就に関する展望も示している。
そして、シェーン・アイルランド記者も「日本のウィンガーは、ファイナルサードにおける“凄腕”の象徴的な存在だ。彼はプレミアリーグでのデビューシーズンにもかかわらず、ボールを持った時には他の選手にはないほどの落ち着きを見せた。これで、(ブライトンが獲得に要したのは)270万ユーロ(約4億円)である」と、絶賛した。
また、同じく日刊紙の『INDEPENDENT』も同様の企画の中で、「ブレイクスルー・アクト」を各記者に選ばせており、ローレンス・オストレア記者は「ファイナルサードでのドリブルと決断力はエリート・ウィンガーの特質として、際立っていた。ブライトンが26歳の彼を引き留めることができれば、今後数シーズンにわたって重要な選手となるだろう」と、高く評している。
このオストレア記者の意見に、アレックス・パットル記者も賛同し、「アタッキングサードにおけるブライトンのウィンガーの冷静さは非常に印象的で、来季、チームにおける彼の影響力はさらに大きくなるかもしれない。退団が予想されるマク・アリステルが仮に残留するとしても、三笘は来季のブライトンの最も重要な選手に浮上する可能性がある」と、来季はさらに三笘がその価値を高める予想した。
一方、リチャード・ジョリー記者は三笘単独ではなく、今季公式戦で10ゴールを挙げた18歳のアイルランド代表FWエバン・ファーガソンとのコンビを選定。「ブライトンをより面白く、攻撃面で強力にした、年齢も背景も異なる2人のシンボル的選手のどちらかを切り捨てるのは難しい。それにしても、グレアム・ポッターの代わりに、より大胆なデ・ゼルビが監督に就任していなければ、両選手がこれほどの影響力を示せただろうか?」と綴り、両選手を抜擢したイタリア人監督の功績にも言及している。
構成●THE DIGEST編集部
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【関連記事】「哀れなヌネスを完全に打ち負かした」三笘薫、歴史的大勝劇で相手DF翻弄! 現地メディアも軒並み高評価
当初は控え選手の扱いながら、序盤にチームの指揮権を握ったロベルト・デ・ゼルビ監督によってスタメンに登用されると、左ウイングとして対面するワールドクラスのSBたちを次々に打ち負かし、多くのチャンスを味方に提供するだけでなく、自ら貴重なゴールを生み出してクラブにとって不可欠な存在となるだけでなく、時にプレミアリーグの主役のひとりにもなった。
シーズン中に行なわれたカタール・ワールドカップでの活躍で多くの注目を集め、ブライトンでもその経歴も含めて世界中から関心を集めた26歳。リーグでは7得点5アシスト、公式戦では10得点7アシストという記録を残したが、クラブを史上初となる欧州カップ戦出場に導くなど、数字以上の貢献度を示したと言えよう。
そんな日本人ウィンガーは、試合のたびに現地メディアから高い評価を下されてきた。そしてシーズンを終えた今、リーグを総括する各メディアの記事においても、三笘は称賛の対称として再びその名前が挙げられている。日刊紙『Mirror』では、記者によって各部門の対象選手を選出しているが、三笘はまず「ベスト・ブレイクスルー(大躍進)・シーズン」でマーク・ジョーンズ記者から「何時間でも彼のプレーは見ていられるだろう」と賛辞を贈られた。
また、ダン・マーシュ記者は「カオルはまるで、止まることなく宝石を運ぶベルトコンベヤーのような存在であり、ブライトンにとっては大きな発見だった。そのプレースタイルはオーソドックスなものだが、彼には高いクオリティーがあった。(ブライトンは)12か月後には、モイセス・カイセドやアレクシス・マク・アリステルのように、ビッグディールに向けての交渉は避けられないだろう」と、今後の去就に関する展望も示している。
そして、シェーン・アイルランド記者も「日本のウィンガーは、ファイナルサードにおける“凄腕”の象徴的な存在だ。彼はプレミアリーグでのデビューシーズンにもかかわらず、ボールを持った時には他の選手にはないほどの落ち着きを見せた。これで、(ブライトンが獲得に要したのは)270万ユーロ(約4億円)である」と、絶賛した。
また、同じく日刊紙の『INDEPENDENT』も同様の企画の中で、「ブレイクスルー・アクト」を各記者に選ばせており、ローレンス・オストレア記者は「ファイナルサードでのドリブルと決断力はエリート・ウィンガーの特質として、際立っていた。ブライトンが26歳の彼を引き留めることができれば、今後数シーズンにわたって重要な選手となるだろう」と、高く評している。
このオストレア記者の意見に、アレックス・パットル記者も賛同し、「アタッキングサードにおけるブライトンのウィンガーの冷静さは非常に印象的で、来季、チームにおける彼の影響力はさらに大きくなるかもしれない。退団が予想されるマク・アリステルが仮に残留するとしても、三笘は来季のブライトンの最も重要な選手に浮上する可能性がある」と、来季はさらに三笘がその価値を高める予想した。
一方、リチャード・ジョリー記者は三笘単独ではなく、今季公式戦で10ゴールを挙げた18歳のアイルランド代表FWエバン・ファーガソンとのコンビを選定。「ブライトンをより面白く、攻撃面で強力にした、年齢も背景も異なる2人のシンボル的選手のどちらかを切り捨てるのは難しい。それにしても、グレアム・ポッターの代わりに、より大胆なデ・ゼルビが監督に就任していなければ、両選手がこれほどの影響力を示せただろうか?」と綴り、両選手を抜擢したイタリア人監督の功績にも言及している。
構成●THE DIGEST編集部
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