リーグ年間ベスト11、チームMVP…鮮烈な印象を残した久保建英をスペイン・メディアも激賞!「進化は絶え間なく進み、絶好調のままシーズンを終えた」
2023年06月09日 15時47分THE DIGEST

スペイン紙選定のラ・リーガ年間ベスト11にも選ばれた久保建英。(C)Getty Images
今季より加入したレアル・ソシエダの4位&チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大貢献した久保建英。自身はキャリアハイの9得点・6アシスト(公式戦)を記録し、それ以上の鮮烈な印象を見る者に与えた。
レンタル先でもがき苦しんだ過去数シーズンと違い、自身が最も活きる環境を手に入れた日本人アタッカーは、出場するほとんどの試合で積極的に仕掛け、技巧的かつスピーディー、そして創造性溢れるプレーで相手のマーカーを翻弄し、現地メディアからもたびたび最高殊勲者として賛辞を贈られた。
そして現在、シーズンを総括している各メディアも、久保に対してはやはりポジティブな評価を下し、これまでにも米国の大手スポーツ専門サイト『The Athletic』やスポーツ専門チャンネル『ESPN』などがラ・リーガの「今季ベスト11」に彼を選出。スペイン国内メディアでも、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は以下の通りに、11傑の中に22歳になったばかりのウインガーを加えている。
◇GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
◇DF
ナウエル・モリーナ(アトレティコ・マドリー)
ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
アレックス・バルデ(バルセロナ)
◇MF
マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)
アブデ・エザルズリ(オサスナ)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
イシ・パラソン(ラージョ・バジェカーノ)
◇FW
久保建英(レアル・ソシエダ)
ロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)
ヴィニシウス・ジュ二オ―ル(レアル・マドリー)
「多くの選択肢の中から選ぶのは非常に難しかった」という「理想の11人」を発表した同メディアは、久保について「ラ・レアルにおける日本人選手のパフォーマンスはエクセレントであり、CLでプレーするという彼の夢は満たされるだろう」と寸評を綴った。
また、同メディアはクラブ単位でも評価を下しており、ソシエダについてはまず、「ラ・レアルはスター選手や会長ではなく、コーチのチームだ。イマノル・アルグアシル監督は選手から最高のフォームを引き出した」と指揮官の功績を称えた後、「個々の最高のパフォーマンスにより、チームとして成功を収め、CL出場権を手にした」と続け、なかでも久保とイゴール・スベルディアをチームのMVPに挙げている。「タケとスベルディアは、それぞれのポジションで最もコンスタントに、チームに対して素晴らしい貢献をし続けた。日本人選手は開幕戦のカディス戦でゴールを挙げて以降、最終節セビージャ戦までに驚異的な成績を収めるなど、目覚ましい活躍を見せた」
さらに個別の評価では「なんという素晴らしい補強」と称賛し、寸評も「ラ・レアルの素晴らしいセンセーションであり、リーグ全体にとっても衝撃となった。今季のMVPは間違いなく、彼とスベルディアのものだ。(レアル・マドリーに支払った移籍金)650万ユーロ(10億円弱)はバーゲン価格だった。彼はサイドで相手DFたちを打ち負かし、自身が挙げた9つのゴールは勝点27を稼ぎ出した。開幕戦から最終節まで、チームに貢献し続けた」と賛辞で埋め尽くされた。
一方、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、久保の2022-23シーズンについて、「レアル・マドリーからの完全移籍を果たした当初は、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでの出来から懐疑的な見方がなされていたが、ラ・リーガの開幕戦で早くもゴールを決めると、以降、彼の進化は絶え間なく進み、絶好調のままでシーズンを終えた」と振り返っている。
また、久保が「最大限の力を発揮し、自身に設定した全ての目標を達成した」と評価。彼が「ソシエダが首位でシーズンを終えることが目標」と語っていたことについても、「ビッグ3に次いで4位で終わることは、ソシエダにとってはラ・リーガで優勝するようなものだ」との見解を示した。
そして、「ゴール前でのプレーの改善、多くのゴールを決めるという目標も達成したことを付け加えなければならない。ラ・リーガで自己最多となる9ゴールを決めるなど、タケはソシエダだけでなく、多くのサッカーファンからも、今季思わぬ活躍を見せた選手のひとりと見られている。ゆえに、彼が『チュリウルディン(ソシエダの愛称。白と青の意)』で満足しているにもかかわらず、ナポリなどから関心を寄せられている」と記事を締めている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】久保建英、2022ー2023シーズンの全ゴール
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【動画】イブラヒモビッチ、涙の現役引退発表
レンタル先でもがき苦しんだ過去数シーズンと違い、自身が最も活きる環境を手に入れた日本人アタッカーは、出場するほとんどの試合で積極的に仕掛け、技巧的かつスピーディー、そして創造性溢れるプレーで相手のマーカーを翻弄し、現地メディアからもたびたび最高殊勲者として賛辞を贈られた。
そして現在、シーズンを総括している各メディアも、久保に対してはやはりポジティブな評価を下し、これまでにも米国の大手スポーツ専門サイト『The Athletic』やスポーツ専門チャンネル『ESPN』などがラ・リーガの「今季ベスト11」に彼を選出。スペイン国内メディアでも、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は以下の通りに、11傑の中に22歳になったばかりのウインガーを加えている。
◇GK
マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
◇DF
ナウエル・モリーナ(アトレティコ・マドリー)
ロナルド・アラウホ(バルセロナ)
アレックス・バルデ(バルセロナ)
◇MF
マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ)
アブデ・エザルズリ(オサスナ)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)
イシ・パラソン(ラージョ・バジェカーノ)
◇FW
久保建英(レアル・ソシエダ)
ロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)
ヴィニシウス・ジュ二オ―ル(レアル・マドリー)
「多くの選択肢の中から選ぶのは非常に難しかった」という「理想の11人」を発表した同メディアは、久保について「ラ・レアルにおける日本人選手のパフォーマンスはエクセレントであり、CLでプレーするという彼の夢は満たされるだろう」と寸評を綴った。
また、同メディアはクラブ単位でも評価を下しており、ソシエダについてはまず、「ラ・レアルはスター選手や会長ではなく、コーチのチームだ。イマノル・アルグアシル監督は選手から最高のフォームを引き出した」と指揮官の功績を称えた後、「個々の最高のパフォーマンスにより、チームとして成功を収め、CL出場権を手にした」と続け、なかでも久保とイゴール・スベルディアをチームのMVPに挙げている。「タケとスベルディアは、それぞれのポジションで最もコンスタントに、チームに対して素晴らしい貢献をし続けた。日本人選手は開幕戦のカディス戦でゴールを挙げて以降、最終節セビージャ戦までに驚異的な成績を収めるなど、目覚ましい活躍を見せた」
さらに個別の評価では「なんという素晴らしい補強」と称賛し、寸評も「ラ・レアルの素晴らしいセンセーションであり、リーグ全体にとっても衝撃となった。今季のMVPは間違いなく、彼とスベルディアのものだ。(レアル・マドリーに支払った移籍金)650万ユーロ(10億円弱)はバーゲン価格だった。彼はサイドで相手DFたちを打ち負かし、自身が挙げた9つのゴールは勝点27を稼ぎ出した。開幕戦から最終節まで、チームに貢献し続けた」と賛辞で埋め尽くされた。
一方、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、久保の2022-23シーズンについて、「レアル・マドリーからの完全移籍を果たした当初は、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカでの出来から懐疑的な見方がなされていたが、ラ・リーガの開幕戦で早くもゴールを決めると、以降、彼の進化は絶え間なく進み、絶好調のままでシーズンを終えた」と振り返っている。
また、久保が「最大限の力を発揮し、自身に設定した全ての目標を達成した」と評価。彼が「ソシエダが首位でシーズンを終えることが目標」と語っていたことについても、「ビッグ3に次いで4位で終わることは、ソシエダにとってはラ・リーガで優勝するようなものだ」との見解を示した。
そして、「ゴール前でのプレーの改善、多くのゴールを決めるという目標も達成したことを付け加えなければならない。ラ・リーガで自己最多となる9ゴールを決めるなど、タケはソシエダだけでなく、多くのサッカーファンからも、今季思わぬ活躍を見せた選手のひとりと見られている。ゆえに、彼が『チュリウルディン(ソシエダの愛称。白と青の意)』で満足しているにもかかわらず、ナポリなどから関心を寄せられている」と記事を締めている。
構成●THE DIGEST編集部
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【画像】在籍期間に獲得したトロフィーと記念撮影をするベンゼマ
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