メッシが米国インテル・マイアミ入りを発表! シャビは盟友の決断に理解、MLSは「彼はこのリーグを永遠に変える」と期待! 新天地の状況やデビュー時期は?
2023年06月09日 16時47分THE DIGEST

インテル・マイアミへの移籍を発表したメッシ。(C)Getty Images
今季限りでパリ・サンジェルマン退団し、その去就が注目されていたリオネル・メッシが6月7日、スペイン・バルセロナのスポーツ紙である『Mundo Deportivo』と『Sport』の共同インタビューで、MLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミに加入することを明らかにした。
新天地候補としては、インテル・マイアミの他、2年総額12億ユーロ(約1800億円)を提示していると報じられたサウジアラビアのアル・ヒラル、そして2年前に涙の退団となったバルセロナなどが挙げられており、本人は愛する古巣への復帰を望んではいたものの、実現には至らなかった。
「本音を言えば、間違いなくバルセロナに帰りたかったし、戻れることを考えてとても興奮した。しかしその一方で、退団時に経験したことを考えると、同じ状況には二度と戻りたくなかった。(復帰にあたって)バルセロナが他の選手を売却したり、給料を下げたりしなければならないと聞き、そのようなことも経験したくなかったし、そういったことに対して責任も負いたくなかった」
「もしバルセロナ復帰が実現しないなら、欧州から離れ、スポットライトからも逃れたかった」とも語ったメッシは、さらに「家族のことをもっと考えたかった」という理由から、全く文化や生活様式が異なる中東ではなく、自宅を持ち、オフには長い時間を過ごしてきた米国を新天地に選んだのだという。
これを受けて、バルセロナは公式サイトで、メッシの父親で代理人でもあるホルヘ氏からインテル・マイアミと契約することを通告されたことを明らかにするとともに、「ジョアン・ラポルタ会長は、メッシがここ数年間に受けてきたプレッシャーやスポットライトから離れ、より要求の低いリーグでプレーしたいという決断に、敬意と理解を示した」との声明を発している。
また、メッシの復帰を歓迎し、頻繁にコンタクトも取っていたことを明かした現バルセロナ監督のシャビは、「これはレオの個人的な決断であり、尊重しなければならない。彼は史上最高の選手であり、このクラブでともに上手くやっていけると確信していたが、今は彼と彼の家族の幸運を祈っている」とコメント。自身のカタールでの経験から、よりプレッシャーの少ない環境を求める親友の気持ちに強く同意を示した。 こうして、プロとしてのキャリアが始まった2004年から19年が経ち、ついに欧州を離れることになったメッシ。世界一のスーパースターは今後について、「まだ交渉が100%完了したわけではなく、幾つか詰めなければならない点があるが、我々はこの道を進み続けることにした」と現状を明かしたが、MLSの公式サイトは「メッシがこの夏に、インテル・マイアミとMLSに加わる意向を表明してくれたことを嬉しく思う。史上最も偉大なサッカー選手をリーグに迎えることを楽しみしている」と綴っている。
また同サイトは、早くも「メッシはインテル・マイアミを救えるか?」と入団後のことに言及。2018年に創設されたばかりで、オーナーのひとりとしてあのデイビッド・ベッカムが名を連ねていることでも有名な「ヘロンズ」の愛称を持つクラブは、今季イースタン・カンファレンス(全15チーム)において16試合を終えた時点で最下位に沈んでおり、監督のフィル・ネビルが解任されたばかりだ。
その後任候補に、メッシとはバルセロナとアルゼンチン代表の両方で共闘したことがあるヘラルド・マルティーノらの名前が挙がっているクラブについて、同サイトは「プレーオフに進める9位までに入るためには勝点42が必要と見られるが、現在勝点15のインテル・マイアミは全てのスタッツでリーグ最低であり、メッシにとってもあまりに荷が重く、仮にこれをクリアしたら、この世のものとは思えない偉業である」と、今季については厳しい展望を示す。
しかし来季以降については、メッシ自身の世界最高の技術に加え、彼とのプレーを望む多くの選手が集結し、さらには噂に挙がっているバルセロナ時代の盟友で、今季限りでフリーとなったセルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバらも到来する可能性があり、「ヘロンズ」が近いうちにMLSの優勝候補に変貌すると期待。「彼はこのリーグを永遠に変え、アメリカとカナダにおけるサッカーに対する文化的な見方を永遠に変え、そしてインテル・マイアミを永遠に変えるだろう」と締めた。
気になる新天地デビューの時期について米国放送局『CBS』のスポーツサイトは、「2022年7月以降、カタール・ワールドカップもあったことで、メッシはここまでほとんど休みを取らずにきており、今オフは少なくとも1か月の休養は必要となる」と前置きしたうえで、「おそらく現地時間7月21日のリーグスカップ(MLSとメキシコ1部リーグの全47チームが出場)のクルス・アスル戦が初戦となる可能性が高い。その後に再び休息をとって国内リーグデビューは8月20日のシャーロットFC戦になるだろう」と予想している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】メッシ、PSGラストマッチハイライト
【動画】久保建英、2022ー2023シーズンの全ゴール
【画像】在籍期間に獲得したトロフィーと記念撮影をするベンゼマ
新天地候補としては、インテル・マイアミの他、2年総額12億ユーロ(約1800億円)を提示していると報じられたサウジアラビアのアル・ヒラル、そして2年前に涙の退団となったバルセロナなどが挙げられており、本人は愛する古巣への復帰を望んではいたものの、実現には至らなかった。
「本音を言えば、間違いなくバルセロナに帰りたかったし、戻れることを考えてとても興奮した。しかしその一方で、退団時に経験したことを考えると、同じ状況には二度と戻りたくなかった。(復帰にあたって)バルセロナが他の選手を売却したり、給料を下げたりしなければならないと聞き、そのようなことも経験したくなかったし、そういったことに対して責任も負いたくなかった」
「もしバルセロナ復帰が実現しないなら、欧州から離れ、スポットライトからも逃れたかった」とも語ったメッシは、さらに「家族のことをもっと考えたかった」という理由から、全く文化や生活様式が異なる中東ではなく、自宅を持ち、オフには長い時間を過ごしてきた米国を新天地に選んだのだという。
これを受けて、バルセロナは公式サイトで、メッシの父親で代理人でもあるホルヘ氏からインテル・マイアミと契約することを通告されたことを明らかにするとともに、「ジョアン・ラポルタ会長は、メッシがここ数年間に受けてきたプレッシャーやスポットライトから離れ、より要求の低いリーグでプレーしたいという決断に、敬意と理解を示した」との声明を発している。
また、メッシの復帰を歓迎し、頻繁にコンタクトも取っていたことを明かした現バルセロナ監督のシャビは、「これはレオの個人的な決断であり、尊重しなければならない。彼は史上最高の選手であり、このクラブでともに上手くやっていけると確信していたが、今は彼と彼の家族の幸運を祈っている」とコメント。自身のカタールでの経験から、よりプレッシャーの少ない環境を求める親友の気持ちに強く同意を示した。 こうして、プロとしてのキャリアが始まった2004年から19年が経ち、ついに欧州を離れることになったメッシ。世界一のスーパースターは今後について、「まだ交渉が100%完了したわけではなく、幾つか詰めなければならない点があるが、我々はこの道を進み続けることにした」と現状を明かしたが、MLSの公式サイトは「メッシがこの夏に、インテル・マイアミとMLSに加わる意向を表明してくれたことを嬉しく思う。史上最も偉大なサッカー選手をリーグに迎えることを楽しみしている」と綴っている。
また同サイトは、早くも「メッシはインテル・マイアミを救えるか?」と入団後のことに言及。2018年に創設されたばかりで、オーナーのひとりとしてあのデイビッド・ベッカムが名を連ねていることでも有名な「ヘロンズ」の愛称を持つクラブは、今季イースタン・カンファレンス(全15チーム)において16試合を終えた時点で最下位に沈んでおり、監督のフィル・ネビルが解任されたばかりだ。
その後任候補に、メッシとはバルセロナとアルゼンチン代表の両方で共闘したことがあるヘラルド・マルティーノらの名前が挙がっているクラブについて、同サイトは「プレーオフに進める9位までに入るためには勝点42が必要と見られるが、現在勝点15のインテル・マイアミは全てのスタッツでリーグ最低であり、メッシにとってもあまりに荷が重く、仮にこれをクリアしたら、この世のものとは思えない偉業である」と、今季については厳しい展望を示す。
しかし来季以降については、メッシ自身の世界最高の技術に加え、彼とのプレーを望む多くの選手が集結し、さらには噂に挙がっているバルセロナ時代の盟友で、今季限りでフリーとなったセルヒオ・ブスケッツ、ジョルディ・アルバらも到来する可能性があり、「ヘロンズ」が近いうちにMLSの優勝候補に変貌すると期待。「彼はこのリーグを永遠に変え、アメリカとカナダにおけるサッカーに対する文化的な見方を永遠に変え、そしてインテル・マイアミを永遠に変えるだろう」と締めた。
気になる新天地デビューの時期について米国放送局『CBS』のスポーツサイトは、「2022年7月以降、カタール・ワールドカップもあったことで、メッシはここまでほとんど休みを取らずにきており、今オフは少なくとも1か月の休養は必要となる」と前置きしたうえで、「おそらく現地時間7月21日のリーグスカップ(MLSとメキシコ1部リーグの全47チームが出場)のクルス・アスル戦が初戦となる可能性が高い。その後に再び休息をとって国内リーグデビューは8月20日のシャーロットFC戦になるだろう」と予想している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】メッシ、PSGラストマッチハイライト
【動画】久保建英、2022ー2023シーズンの全ゴール
【画像】在籍期間に獲得したトロフィーと記念撮影をするベンゼマ
記事にコメントを書いてみませんか?