「キョウゴ・マジック」古橋亨梧、オールドファームでの決勝弾で現地メディアからは最高評価! 「ロケット」「バズ爆弾」「チーター」との表現も
2023年09月05日 12時59分THE DIGEST

宿敵を相手に決勝点を奪った古橋。各メディアから高評価を受けている。(C) Getty Images
9月3日、スコットランド・プレミアシップ第4節では、レンジャーズとセルティックの二強が早くも激突。今季最初となる伝統の「オールドファーム」は、アウェーの後者が1-0の勝利を飾り、ディフェンディングチャンピオンとしての意地を示した。
レンジャーズの本拠地アイブロックでの一戦は、ホームチームが2度ゴールネットを揺らすも、直前のオフサイド、ファウルによっていずれも無効となり、スコアレスの状態で迎えた前半アディショナルタイム、今度こそ本当のゴールが生まれたが、喜んだのは直近の公式戦2試合未勝利(1分け1敗)のアウェーチームだった。マット・オライリーが頭で放った縦パスで抜け出した古橋享梧は、ペナルティーエリア外から躊躇なく右足を振り抜き、ゴール左隅に決勝ゴールを叩き込んだ。
今季はブレンダン・ロジャーズ監督の方針で前線から下がった位置でより多くのプレーに絡むことが求められている日本人ストライカーだが、この時は前線に残ったことが奏功して得意の形から決定的な仕事を果たし、試合後は『Celtic TV』のインタビューで、「勝利に貢献できてとても嬉しいです。これはチーム全体の努力の結果です」と喜びを表わし、ゴールについては「オフサイドかと思ったので最初は喜びませんでしたが、幸いにもゴールでした」と明かしている。
さらに彼は、「どのゴールも僕にとっては最高のもので、勝てて良かったです。僕はただ一生懸命に頑張り、チームに貢献するだけです」「このスタイルで勝つことができて良かったです。これが我々のサッカーであり、このスタイルで勝ち続けられればと思います」とも語り、チームの一員としての姿勢を強調した。
こうして今季3ゴール目をマークした古橋に対し、ロジャーズ監督は「オライリーが素晴らしいヘッドでパスを送り、キョウゴのフィニッシュは絶妙だった。彼は素早くボールを受け、実力派のGKであるジャック・バトランド相手に素晴らしいゴールを決めた。キョウゴの走力とエネルギーは非常に高く、相手チームにとって脅威となっている」と賛辞を贈っている。
クラブの公式サイトは、「一瞬のキョウゴ・マジックは、セルティックに勝利をもたらすのに十分だった。ストライカーはボックスのすぐ外から見事なボレーを決めてフープスにリードをもたらした。オライリーのヘッドパスを受け、日本代表選手はボールに向かって猛スピードで走り、バトランドを打ち負かして最初のシュートを決め、アイブロックス全体を驚かせて沈黙させた」と伝え、彼のシュートを「絶対的なロケットのようなボレー」「キョウゴの本能的な決定力を示すゴール」と絶賛した。
現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「序盤に2度のチャンスを逃したキョウゴが、ハーフタイム直前にボックス外からボールをゴールネットに叩き込んでホームの観衆を沈黙させた」と綴り、10点満点の採点で単独最高の「9」を与えて、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも彼を選定している。
一方、英国公共放送「BBC」は、「キョウゴという『バズ爆弾』を沈静化させるためにレンジャーズができることは何もなく、バトランドというトップクラスのGKを獲得しても十分ではなかった」と、相手視点で古橋の脅威を強調し、このカードで5試合に出場して6ゴールを決めた背番号8を「この試合でわずか9回のボールタッチしかなく、そのうち4回がシュートだった、無慈悲な行動を見せた選手」と表現。視聴者による採点ではチーム最高の「7.89」とした。
続いて、スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は、「この日、キョウゴが素晴らしいゴールを決める可能性を、誰もが否定しなかった。彼は、バウンドするボールに驚くほど早く反応し、18ヤードの距離から一発でゴールに突き刺した。その“狩猟本能”は、チーターが瞬時に無警戒の獲物に襲いかかるようなものだった」と綴っている。
同メディアは、採点ではチーム2番目タイの「8」を与え、寸評では「再び試合を決定づける勝者となった。アイブロックスの観客を黙らせるために決定的なゴールを決めたことで、彼は非凡だった。そんなに早くシュートを撃つ必要はなかったようにも思えたが、それでも彼は蹴り、それはGKバトランドをかわしてゴール隅に飛び込んだ」と称賛するも、逸機も少なくなかったことにも言及した。
『The Herald』紙は、「このストライカーは驚異的な活躍を披露。その動きはレンジャーズの守備陣に多くの問題を引き起こし、セルティックがプレッシャーを受けている中では、彼のプレスがチームを前進させるのを可能にした。初めのチャンスを数回逃しており、前半でハットトリックを達成することも可能だったが、ハーフタイム直前のセンセーショナルなフィニッシュで、十分にカバーした」として、採点は単独最高点の「9」としている。
イギリスの日刊紙『Daily Record』は、採点は他のメディアに比べればやや低い「7」止まりで、「センセーショナルなオープニングゴールでアイブロックスを驚かせる前に、数本の絶好のチャンスを逃した。最高の状態ではなかったが、彼の持ち味である恒常的な脅威がレンジャーズの守備陣を緊張させた」と、賛辞を贈りながらも、ネガティブな点も挙げた。
最後に、グラスゴーの地元メディア『Glasgow Live』は、「アイブロックスでの見事なゴール。オールドファームでの彼は、しばしば活躍してその存在感を示している。セルティックのキープレーヤーであり、再びその価値の高さを証明した」として、こちらは単独最高となる「8」を日本人ストライカーに付与している。
構成●THE DIGEST編集部
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レンジャーズの本拠地アイブロックでの一戦は、ホームチームが2度ゴールネットを揺らすも、直前のオフサイド、ファウルによっていずれも無効となり、スコアレスの状態で迎えた前半アディショナルタイム、今度こそ本当のゴールが生まれたが、喜んだのは直近の公式戦2試合未勝利(1分け1敗)のアウェーチームだった。マット・オライリーが頭で放った縦パスで抜け出した古橋享梧は、ペナルティーエリア外から躊躇なく右足を振り抜き、ゴール左隅に決勝ゴールを叩き込んだ。
今季はブレンダン・ロジャーズ監督の方針で前線から下がった位置でより多くのプレーに絡むことが求められている日本人ストライカーだが、この時は前線に残ったことが奏功して得意の形から決定的な仕事を果たし、試合後は『Celtic TV』のインタビューで、「勝利に貢献できてとても嬉しいです。これはチーム全体の努力の結果です」と喜びを表わし、ゴールについては「オフサイドかと思ったので最初は喜びませんでしたが、幸いにもゴールでした」と明かしている。
さらに彼は、「どのゴールも僕にとっては最高のもので、勝てて良かったです。僕はただ一生懸命に頑張り、チームに貢献するだけです」「このスタイルで勝つことができて良かったです。これが我々のサッカーであり、このスタイルで勝ち続けられればと思います」とも語り、チームの一員としての姿勢を強調した。
こうして今季3ゴール目をマークした古橋に対し、ロジャーズ監督は「オライリーが素晴らしいヘッドでパスを送り、キョウゴのフィニッシュは絶妙だった。彼は素早くボールを受け、実力派のGKであるジャック・バトランド相手に素晴らしいゴールを決めた。キョウゴの走力とエネルギーは非常に高く、相手チームにとって脅威となっている」と賛辞を贈っている。
クラブの公式サイトは、「一瞬のキョウゴ・マジックは、セルティックに勝利をもたらすのに十分だった。ストライカーはボックスのすぐ外から見事なボレーを決めてフープスにリードをもたらした。オライリーのヘッドパスを受け、日本代表選手はボールに向かって猛スピードで走り、バトランドを打ち負かして最初のシュートを決め、アイブロックス全体を驚かせて沈黙させた」と伝え、彼のシュートを「絶対的なロケットのようなボレー」「キョウゴの本能的な決定力を示すゴール」と絶賛した。
現地メディアの報道を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は「序盤に2度のチャンスを逃したキョウゴが、ハーフタイム直前にボックス外からボールをゴールネットに叩き込んでホームの観衆を沈黙させた」と綴り、10点満点の採点で単独最高の「9」を与えて、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」にも彼を選定している。
一方、英国公共放送「BBC」は、「キョウゴという『バズ爆弾』を沈静化させるためにレンジャーズができることは何もなく、バトランドというトップクラスのGKを獲得しても十分ではなかった」と、相手視点で古橋の脅威を強調し、このカードで5試合に出場して6ゴールを決めた背番号8を「この試合でわずか9回のボールタッチしかなく、そのうち4回がシュートだった、無慈悲な行動を見せた選手」と表現。視聴者による採点ではチーム最高の「7.89」とした。
続いて、スコットランドの日刊紙『THE SCOTSMAN』は、「この日、キョウゴが素晴らしいゴールを決める可能性を、誰もが否定しなかった。彼は、バウンドするボールに驚くほど早く反応し、18ヤードの距離から一発でゴールに突き刺した。その“狩猟本能”は、チーターが瞬時に無警戒の獲物に襲いかかるようなものだった」と綴っている。
同メディアは、採点ではチーム2番目タイの「8」を与え、寸評では「再び試合を決定づける勝者となった。アイブロックスの観客を黙らせるために決定的なゴールを決めたことで、彼は非凡だった。そんなに早くシュートを撃つ必要はなかったようにも思えたが、それでも彼は蹴り、それはGKバトランドをかわしてゴール隅に飛び込んだ」と称賛するも、逸機も少なくなかったことにも言及した。
『The Herald』紙は、「このストライカーは驚異的な活躍を披露。その動きはレンジャーズの守備陣に多くの問題を引き起こし、セルティックがプレッシャーを受けている中では、彼のプレスがチームを前進させるのを可能にした。初めのチャンスを数回逃しており、前半でハットトリックを達成することも可能だったが、ハーフタイム直前のセンセーショナルなフィニッシュで、十分にカバーした」として、採点は単独最高点の「9」としている。
イギリスの日刊紙『Daily Record』は、採点は他のメディアに比べればやや低い「7」止まりで、「センセーショナルなオープニングゴールでアイブロックスを驚かせる前に、数本の絶好のチャンスを逃した。最高の状態ではなかったが、彼の持ち味である恒常的な脅威がレンジャーズの守備陣を緊張させた」と、賛辞を贈りながらも、ネガティブな点も挙げた。
最後に、グラスゴーの地元メディア『Glasgow Live』は、「アイブロックスでの見事なゴール。オールドファームでの彼は、しばしば活躍してその存在感を示している。セルティックのキープレーヤーであり、再びその価値の高さを証明した」として、こちらは単独最高となる「8」を日本人ストライカーに付与している。
構成●THE DIGEST編集部
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