「“新幹線”をメンバーから外す可能性は低い」 三笘薫と新加入アンス・ファティの共存について複数の海外メディアが予想!

「“新幹線”をメンバーから外す可能性は低い」 三笘薫と新加入アンス・ファティの共存について複数の海外メディアが予想!

三笘(左)とアンス・ファティ(右)の共存は機能するのか。(C)Getty Images

ブライトンはプレミアリーグ第4節、ニューカッスル戦に3-1で勝利。上位争いのライバルになると思われるチーム相手に、18歳エバン・ファーガソンの記録的なハットトリックによって快勝を収めた。

 この一戦では、三笘薫も2戦ぶりの白星に貢献し、1点目ではブライトンの分厚い攻撃に左サイドから絡み、3点目ではファーガソンにラストパスを送っただけでなく、適切なランで相手DFの注意をひきつけ、アイルランド代表ストライカーのシュートを助けるなど、二重の意味でゴールをアシストしてみせた。

 国際的なサッカー専門メディア『VAVEL』の英国版は、「彼はブライトンにおいて、ますます力をつけてきている。移籍市場がオープンした時、非常に需要が高かった選手であり、このニューカッスル戦ではドリブル突破とボールコントロールによる脅威を相手に与えるだけでなく、中央のエリアにも巧みに進入していった。そして、ファーガソンのハットトリックを決定づけるゴールのアシストも記録」と評し、10点満点の採点では、満点評価を受けたファーガソンに次ぐチーム2番目の「8」を与えている。
  クラブ専門サイトの『WE ARE BRIGHTON.COM』は、採点こそチーム9番目の「7.40」に止まったものの(十分に高い数値ではあるが)、寸評は「彼の巧みなドリブルとGKニック・ポープに阻止された1対1のプレーは、先制ゴールに繋がるプレーだった。(三苫と対峙した)キーラン・トリッピアーにとっては、これほど困難な90分には、そう直面することはないだろう」とポジティブなものになった。

 同メディアはまた、3点目のアシストについても「三笘が前進してファーガソンにパスし、さらに素早く走り込んでファーガソンが左足でシュートを放つのに十分なスペースを作った」と言及し、「ブライトンが、お金がすべてではないことをサッカー界に再び示した」試合での、三笘の仕事ぶりを高く評価している。

 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』において、ペルビス・エストゥピニャンと並んで3200万ユーロ(約51億円)の市場価格がつけられた三笘。現在のブライトンでこの2人を上回るのは、先週末にバルセロナからレンタルで加入した20歳の逸材、アンス・ファティの3500万ユーロ(約55億円)だけである。 リオネル・メッシの後継者として、昨季までバルサの背番号10を担ってきたファティについては、どこでプレーするかが注目されている。『WE ARE BRIGHTON.COM』は彼の加入決定前に、三笘と同じ左サイドではなく、メッシが同年代に経験した中央のポジションへの移行を提言したが、今回も「ファティを三笘と競わせるために獲得したとは考えにくい。そして、ブライトンが日本の“新幹線”をメンバーから外す可能性も同様に低い」と予想。膝の負傷で長期戦線離脱となったフリオ・エンシソの代役として10番の役割を担うとの見解を示した。

 この件については国外メディアも関心を示しており、オーストラリアのスポーツ専門メディア『OPTUS SPORT』では、フランス人ジャーナリストのジュリアン・ローレンス氏が「左ウイングがファティの得意なポジションだということは理解しているが、ブライトンではセカンドストライカーとしての役割も考え得る。ファーガソンやダニー・ウェルベックの後ろに入ることができるかもしれない」と述べ、さらに幾つかのオプションを挙げている。
 「チームは様々な選択肢を持っており、ファティをフリーロールのポジションで起用する可能性もある。左の三笘や右のソリー・マーチと連係することもできるし、3人でポジションを入れ替えることも考えられるだろう。おそらくそれが、ファティの最も活躍できるポジションだと、チームは考えているかもしれない」

 また同氏は、「デ・ゼルビ監督は、ファティを再び16歳の頃のような素晴らしい選手に戻すことができるだろう」と太鼓判を押しているが、もしこれが実現すれば、これまで以上に破壊力のある「アルビオン」の攻撃陣が出来上がる可能性もあり、大きな期待を抱かせる。

構成●THE DIGEST編集部

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