米メディア作成の「2026年W杯に向けてのパワーランキング」でフランス代表が1位に! 日本代表のランクインは?

米メディア作成の「2026年W杯に向けてのパワーランキング」でフランス代表が1位に! 日本代表のランクインは?

次回W杯でも優勝候補の筆頭に挙げられるフランス代表。(C)Getty Images

日本代表は今週末からドイツ代表、トルコ代表と国際親善試合を行なうが、南米では2026年ワールドカップに向けての予選が開始されるなど、新たな世界王者を決める戦いは、早くも幕を開けようとしている。

 アメリカの大手放送局のスポーツ専門サイト『CBS SPORTS.COM』は、リオネル・メッシの神懸かり的な活躍でアルゼンチンが優勝を果たしたカタールW杯の閉幕直後に、次回大会に向けてどこが世界一に最も近い位置にいるかを示す、各国代表チームの「パワーランキング」を独自の指標によって作成。そして現地時間9月5日、その最新版トップ15を以下のように発表した。

1位:フランス(1位)
2位:イングランド(3位)
3位:ブラジル(2位)
4位:アルゼンチン(8位)
5位:ポルトガル(4位)
6位:ウルグアイ(13位)
7位:スペイン(5位)
8位:ドイツ(6位)
9位:オランダ(7位)
10位:アメリカ(9位)
11位:イタリア(12位)
12位:モロッコ(10位)
13位:ナイジェリア(19位)
14位:ノルウェー(14位)
15位:韓国(ランク外)
※カッコ内はカタールW杯終了直後発表の順位
  カタールW杯から約8か月が経ち、その間の代表チーム、あるいはクラブレベルでの選手の動向を基にした同ランキングで1位になったのは、カタールW杯での準優勝チームであるフランス。ビッグクラブに多くの選手を送り込んでいる屈指のタレント王国を挙げた理由として、同メディアはまずこのチームの絶対的エースの存在を挙げている。

「2026年に27歳となるキリアン・エムバペは、おそらく世界最高のサッカー選手のひとり、もしくは唯一無二の選手になっていると考えられる。すでに彼は、世界の大舞台で結果を出せることを証明している。3年後のW杯で彼が4ゴールを決め、W杯の最多得点記録保持者(16点)になる可能性は非常に高いと思われるし、彼はすでに最高の選手のひとりに名を連ねている」

 もちろんエムバペだけでなく、「マイク・メニャン、ウィリアム・サリバ、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマビンガ、クリストファー・ヌクンクらも、各ポジションで世界最高の選手への道を進んでいる」と指摘。「ディディエ・デシャン監督も、国際舞台で効果的な指揮官であることが証明されている。このように、フランスが有する才能を考えると、決勝進出以外の結果はすべて失望に満ちたものと言えるだろう」と綴った。 続いて、ブラジルに代わって2位に上がったイングランドについては、「ジュード・ベリンガム、デクラン・ライス、トレント・アレクサンダー=アーノルド、リース・ジェームズ、ブカヨ・サカ、フィル・フォデン、そしてレビ・コルウィルらは、いずれも27歳以下で次のW杯を迎えることになり、彼らは少なくとも今後3年間一緒に成長し、代表レベルではあまり望めない、理解を深める時間を持てる。さらに、ハリー・ケインが続投すれば、このメンバーには明らかな弱点が見当たらない」と、こちらもタレントの豊富さが強調されている。

 大きく順位を上げた中では、アルゼンチンが8位から4位に浮上したが、「前回のランキングでは、リオネル・メッシがいない状態での、チームの大きな衰退を予想しすぎてしまった。しかし現時点では、この偉大な選手が3年後もアメリカで、高いレベルでプレーできる可能性が非常に高いようだ。たとえ、カタールの時のように、ひとりでトーナメントを制することはできなくても、だ」と、最初の理由を挙げた。

 加えて、「しかしメッシ以外にも、エンソ・フェルナンデス、フリアン・アルバレス、アレクシス・マク・アリステルなどの選手が、最高のレベルで優れたプレーをしており、トーナメントを制するため、メッシひとりに頼る必要はない。他にも、アレホ・ベリスやルカ・ロメロといった、今後数年でブレイクする可能性のある若手もたくさんいる」と、こちらも3年後に素晴らしいタレントを擁した集団になる可能性を示唆している。

 前回からもっとも大きくランクアップを果たしたのはウルグアイだ(13位→6位)。今年6月のU-20ワールドカップで優勝を果たしたこの国には、他にも多くの期待できる要素があるという。「アラン・マットゥーロや他の若手選手は、3年後でも未熟すぎると思われるかもしれないが、ロナルド・アラウホ、フェデリコ・バルベルデ、ダルウィン・ヌニェスといった実力派選手が主軸となる、将来有望な若いチームの様相を呈している。さらに、指揮官は魅力的なマルセロ・ビエルサだ。これ以上興味深い国はない」
  ドイツは「3年後のW杯に向けて今、大きなパニックに陥るのは時期尚早」としながらも、DFの陣容の不安とハンジ・フリック監督の去就が不安定であることがマイナスポイントとなり、前回の6位から8位にランクダウン。2大会連続で予選敗退を喫しているイタリアについては、「短期的な見通しはさほどバラ色ではない」と指摘した。

 最後に、新規でのランクインとなった韓国(15位)について同メディアは、「長らく我々は、韓国をソン・フンミンのワンマンチームと見てきたが、チョン・ウヨンはブンデスリーガで素晴らしいプレーを見せ、キム・ミンジェはスターCBとしてバイエルンに加入。(中略)6月のU-20ワールドカップでも準決勝に進出しており、3年後にはさらに新しい才能が出てくるだろう」と理由を明かしている。

 なお、ランクインしなかった日本は、カタールW杯終了直後のランキングでは16位だった。「サムライブルーはカタール大会のグループステージで世界を驚かせたことで、欧州の大手クラブが日本の若手選手に注目しており、今後さらなる高みを目指すことが期待できる」と同メディアから評された日本は、多くの選手が欧州で結果を残しており、今回、ドイツ、トルコという強豪国相手に好結果を出せれば、こちらのランキングでも飛躍を遂げることができるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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