「偉大な主役のひとりだ」代表戦で輝いた久保建英を西メディア称賛! ブラジル、豪州...各国から高評価の声が止まず!!

「偉大な主役のひとりだ」代表戦で輝いた久保建英を西メディア称賛! ブラジル、豪州...各国から高評価の声が止まず!!

ドイツ、トルコとの2連戦で存在感を見せた久保。(C) THE DIGEST

今回の代表ウィークでは、ドイツ戦で途中出場、トルコ戦ではフル出場を果たした久保建英。いずれの試合でも効果的なプレーを再三披露し、存在感を発揮した。

 スペイン・バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「レアル・ソシエダの選手は、ベルギーで行なわれたトルコ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せた。ドイツ戦で途中出場から重要な役割を果たし、今回はフル出場した彼は、中盤で自由にプレーし、パッサーとして大きな責任を負った他、ボールを受けるために頻繁に下がり、プレーを加速させ、守備ラインを抜け出した。攻撃では自由な動きが目立ち、遠くからゴールに繋がるようなパスを狙い、シュートやドリブルも試みた」と、そのプレーを振り返っている。
  ブラジルの総合メディア『Globo』は、10点満点の採点でチーム2番目タイとなる「6.5」を与え、「彼は背番号20をつけるも、10番のようにプレー。頻繁にMFラインに下がってパッサーとしてチームを助け、試合の最初から最後まで積極的だった。時折、パスを強要することもあったが、多くの危険なプレーに参加し、2点目のゴールを含む、多くのチャンスに関与。また56分には、クロスバーに当たるシュートもあった」と評した。

 なお、後半途中からピッチに立ち、2つのゴールをお膳立てたドイツ戦における同メディアの寸評は、「試合終了の15分前に、伊東純也に代わって出場。わずかな時間でも、そのプレーは非常に効果的で、日本の大勝に貢献した。2つのアシストを記録し、これによって試合の勝敗が決した」というもので、採点はこちらもチーム2番目の「7.0」となっている。

 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』も、ドイツ戦での久保について「74分から出場したが、目立つ時間は十分にあり、2アシストでドイツ撃退に貢献した」と綴り、サッカー専門メディア『El Desmarque』は「この試合の偉大な主役のひとりは、ソシエダのタケ・クボだった。このアジア人選手は、試合の残り20分間プレーしたが、2アシストを記録するのに十分な時間があった」と賛辞を贈った。

 このように、日本代表としてのプレーにも現地メディアは高評価を下し、同時にクラブレベルでの今後の活躍にも期待を寄せる。『El Desmarque』は、「久保はシーズンを絶好調の状態でスタートさせており、それはすでに『チュリウルディン』での4試合で3ゴールを挙げ、全ての試合でMVPに選ばれていることからも示されている」と、日本人アタッカーのソシエダでのここまでを振り返り、それが維持させるかに注目している。
  彼に関心を寄せているのはスペイン国内メディアだけでなく、オーストラリアのスポーツ専門サイト『OPTUS SPORT』は、久保のこれまでのキャリアを改めて振り返り、レアル・マドリーでレンタルプレーヤーとして3シーズンを過ごした後、ソシエダに完全移籍して覚醒したことを紹介し、そのプレーの強みを以下のように指摘する。
 
「久保はボールをゴールに運ぶ能力が非常に優れているだけでなく、しばしばラストボールを送る場面でも優秀さを示す。実際、彼のドリブルの68%がチームのシュートに結びついている。日本人選手は両足でのボール扱いに慣れており、さらに過去2シーズンにわたって守備の仕事量を増してきた。彼はユーティリティー性も高く、前線のあらゆるポジションでプレーできる」

 現在は古巣マドリーやリバプールなどのクラブが獲得を狙っていると複数メディアから報じられている22歳の将来について、かつてのマドリーに定着できなかったものの、ソシエダで才能を開花させ、現在はアーセナルで絶対的な存在となっているマルティン・ウーデゴーの足跡を辿れるとしながらも、イマノル・アルグアシル監督の下、ソシエダでプレーを続けながらブレイクを果たせるとの見解を、同メディアは示している。

「いずれマドリードに戻ることがあるかもしれないが、ワンダーキッドとして成功を収めるために自分自身の道を切り拓く価値を、ノルウェー代表MFは彼に示した。現在のソシエダの状況を考えれば、久保は次のステップに到達するためにアノエタを離れる必要すらないのかもしれない。ステップアップは、向こうから彼の元にやって来るのだろう」

「日本は国際サッカーにおいてその力を伸ばしているが、久保は三笘薫、冨安健洋、南野拓実らとともに、次世代の先駆者となっている。『サムライブルー』は2026年のワールドカップで、本当のインパクトを与えるかもしれない」と、代表チームでの躍進にも期待を寄せた同メディア。『noticias de Gipuzkoa』紙は以前、チャンピオンズリーグとの並行による強行日程、さらに久保については年明けのアジアカップによる離脱などの懸念も示しているが、その中で彼がどれだけの輝きを放ち続けるかは非常に興味深いところだ。

構成●THE DIGEST編集部
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