決勝アシストの久保建英、試合の流れを変える活躍に同僚も「タケの登場とともに攻撃の回数が増えた」と賛辞! 地元紙は「彼は我々のピッチで輝く星だ」

決勝アシストの久保建英、試合の流れを変える活躍に同僚も「タケの登場とともに攻撃の回数が増えた」と賛辞! 地元紙は「彼は我々のピッチで輝く星だ」

マジョルカ戦で決勝点をアシストした久保。(C)Getty Images

10月21日に行なわれたラ・リーガ第10節のマジョルカ戦、レアル・ソシエダはブライス・メンデスのヘッド弾で1-0の勝利を収めた。

 このゴールをお膳立てしたのが、右サイドからクロスを合わせた久保建英。60分に途中出場を果たし、4分後に決勝アシストを記録した彼は、ウイングとして相変わらずの積極的かつ効果的なプレーを幾度も披露し、今季5勝目を挙げたホームゲームのヒーローのひとりとなった。

 この試合の前、彼は9月のラ・リーガ月間最優秀選手の表彰を受け、ソシエダのレジェンドであるシャビ・プリエトからトロフィーを贈られたが、その後の活躍ぶりをクラブは、公式サイトで「ラ・リーガ月間MVPを受賞した夕方、タケはかつてシャビ・プリエトが使ったのと同じ“魔法”を用いて、メンデスの決勝ゴールをお膳立てした」と伝えている。

 イマノル・アルグアシル監督は、「我々は後半の方が良かった」との表現で、久保の途中出場の効果を認め、好守連発の守護神アレックス・レミロは「我々はマジョルカに抑えられていたが、タケの登場とともに攻撃の回数が増えた。彼がメンデスに送ったクロスは素晴らしかった」と、背番号14の救世主的な働きを称賛した。
  現地メディアの報道では、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は「マジョルカは得点機が幾つかあったにもかかわらず、ゴールを決められなかった。後半、ソシエダが通常の先発メンバーをピッチに送り、タケが正確なクロスを供給してブライスがヘッドでゴールに叩き込んだ瞬間、試合は変わった」「出場から4分で試合結果を変えた」と綴り、3点満点の採点ではメンデス、レミロ(ともに3)に次ぐ「2」を与えている。

 一方の『AS』紙は、ソシエダとマジョルカの違いは久保の存在の有無だと指摘した。彼が2019年にレアル・マドリーからのレンタルでマジョルカに加わった時の市場価値は1000万ユーロ(約16億円)で、そこから現在は5倍に膨れ上がったと紹介。ゴールの場面を「久保の贈り物をメンデスが受け取った」「彼はピッチに入ったばかりで、すぐにそのクオリティーの高さを証明した。タケは驚異的なクロスを供給し、それが勝利の道を描いた」と報じた。

「登場からすぐに影響力の高さを示した」「久保が出場してすぐに“革命”を起こし、魔法を使ってクロスを入れ、ラ・レアルにとって非常に不利と思われた流れを打破した」とも綴った同メディアは、22歳の日本人選手に対してレミロに次ぐ「2」の採点を付与し、寸評では「彼の出場は大きな影響を与え、試合を変えた。今季3度目となるアシストは非常に高いレベルのものだった」と賛辞を贈っている。

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「完璧なクロスを入れたことで、メンデスは意のままに頭でゴールを決められた。タケは何という素晴らしい選手だ!」と感嘆し、「久保の天才的な一発が朱色のチームの守備を突き破った」「久保がマジョルカの大事な試合を台無しにした」とも記述。そして、彼を後半のベストプレーヤー、この一戦のMVPにも選定した。 また、個別評価では久保を「違い」と表現し、「ピッチに登場すると、そのスキルで相手選手をかわし、試合をひっくり返してみせた。メンデスへのラストパスは素晴らしかった」と絶賛。加えて、別の記事でも「タケが試合の流れを変えるのにわずか4分しかかからなかった。彼の登場により、試合の流れが変わり、チームとファンの士気が勝利に繋がった。久保は華麗なアシストを提供し、さらに24金のパスをミケル・オジャルサバルに送ったが、VARによってそのゴールは取り消された」と綴り、さらに以下のようにも続けている。

「各試合で、久保はラ・レアルのスターであり、ラ・リーガのトッププレーヤーのひとりであることを証明している。彼を擁することを喜びに思うギプスコアのクラブは、彼の価値の高さを確信し、適切に保護していると考えられる。(中略)マドリーは今夏、彼を獲得することに興味を持っているが、現時点で久保はドノスティアで幸せであり、またここで幸せをもたらしている」

『SPORT』紙は、「久保の数分前の投入により、試合をひっくり返した。チュリウルディンのピッチ上でのパフォーマンスは向上し、最初のゴールは日本のウインガーの左足から生まれ、メンデスは容易に頭でゴールにボールを運ぶだけで良かった」と、試合のターニングポイントについて伝えた。

 また、ラジオ局『Cadena SER』は、GKレミロが4度のビッグセーブで攻勢のマジョルカにゴールを許さなかったことが最大の勝利の要因だとしながらも、試合の流れを変えて決勝点を生み出した日本人選手については「久保の素晴らしい登場」と、その存在の影響度の高さを強調している。
  バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』も、「GKレミロの奇跡的なセーブ」を重要視するも、「日本のスターが途中出場からわずか4分で音楽のようなクロスを生み出し、メンデスが跳ぶことなくネットにヘディングで突き刺す力を持たせた」と久保の貢献度を評価。そして、「彼がピッチにいると、全てがはるかに簡単になる」「彼は我々のピッチで輝く星だ」と、背番号14への厚い信頼を示した。

 また、10点満点の採点ではプレー時間の少なさもあってか及第点の「6」止まりだったが、寸評は「試合を変えた。これが今の彼の実力だ。ピッチに登場し、クリエイティブなプレーでラ・レアルに勝利をもたらした。他にも、直接FKからもう少しでゴールを奪うところだった」とポジティブなものとなっている。

 最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、「彼の出場は試合を一変させた。貢献は、メンデスへのアシストだけではなかった。ラ・レアルの最高の時間は、久保がピッチ上にいた時だった」と賛辞を綴り、こちらの採点はレミロ(9)に次ぐ単独2番目の「8」だった。

構成●THE DIGEST編集部

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