久保建英のキャリアを現地メディアが展望!ヘタフェでは「出場機会の満たされる未来」と「苦労する可能性」の両面が…

久保建英のキャリアを現地メディアが展望!ヘタフェでは「出場機会の満たされる未来」と「苦労する可能性」の両面が…

ヘタフェでのデビュー戦で2ゴールに絡んだ久保。とはいえ、レギュラー定着のハードルは低くはないようだ。(C)Getty Images

1月11日(現地時間)に行なわれたラ・リーガ第18節のエルチェ戦、その3日前にヘタフェ加入を発表したばかりの久保建英は、一度も練習に参加することなくピッチに立ち、いきなり2ゴールに絡む活躍を見せて世界中を驚かせた。

 ぶっつけ本番で圧巻のデビューを飾った19歳の日本人へは、スペイン国内外のメディアから賛辞の声が寄せられ、早くも新天地での主力の座は確約されたとする見る向きもある。マドリードのスポーツ紙『MARCA』も、20日の次節ウエスカ戦について、久保を4-2-3-1の2列目右サイドで先発出場すると予想する。

 一方、専門メディアの『Jornada Perfecta』は、久保、そしてカルレス・アレニャが加入したヘタフェの今後の戦い方を展望。と同時に、「ファンタジーの犠牲」というタイトルの通り、彼ら2人によって“弾き出される”選手や、逆に彼らの前に立ちはだかるライバルにも言及している。
  システムについては、ホセ・ボルダラス監督の下でこれまで4-4-2システムを追求してきたヘタフェが、2人の加入によって4-3-3、もしくは4-2-3-1に移行する可能性があるといわれているが、同メディアは4-3-3で久保は右ウイングとしてチャンスメイクとフィニッシュに絡み、アレニャは中盤でゲームを組み立て、ボールを配球する役割を担うと見る。

 これは実際には、前述の『MARCA』も予想する4-2-3-1に近く、久保は2列目右サイド、アレニャは2列目中央。他の中盤では、2列目左はこちらもバルセロナ下部組織出身のマルク・ククレジャ、中盤の底にはネマニャ・マクシモビッチとマウロ・アランバリが並ぶことになりそうだ。

 久保の加入によって“犠牲”になるのは、アラン・ニョムとなるが、もしボルダラス監督が守備的な戦術を採りたい場合には、再びこのカメルーン代表選手がファーストチョイスとなる可能性もある。また、久保はフランシスコ・ポルティージョともポジション争いも展開しなければならず、ヘタフェの戦術の理解が遅れるようだと、ベンチ行きもあり得るという。
  一方、デビュー戦で先発出場を果たし、素晴らしいプレーを見せたアレニャについては、これまで前線の2枠を争ってきたハイメ・マタ、アンヘル・ロドリゲス、エネス・ウナル、クチョの中の何人かがライバルとなる可能性があるが、現在負傷中のクチョに関してはマジョルカ時代の同僚でもある友人・久保と再び定位置争奪戦が勃発するかもしれないと同メディアは綴っている。

 このように、決してレギュラーは絶対的に安泰ではないとしながらも、現時点でこの新加入選手2人には、彼らが希望していた「出場機会の満たされる未来」が待っている、というのが同メディアの結論だ。
 「才能があり、ヘタフェの攻撃に違いをもたらすことができる久保だが、ボルダラス監督の下では苦労する可能性があるし、ビジャレアル時代より多くの出場機会を得られる保証はどこにもない」とスペインのメディア『El Confidencial』も指摘しているが、久保が不可欠な戦力となるために、短い時間で覚えなければいけないことは少なくない。

 すでにコパ・デル・レイ敗退(2回戦で3部コルドバに0-1)を喫したヘタフェは、週末を練習に割けるが、久保にとっては(もちろんアレニャにとっても)貴重な準備時間となるだろう。現在最下位で監督が交代したばかりのウエスカ相手の一戦で、彼は最初の正念場を迎えることになる。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】久保建英がいきなり2点を演出!ヘタフェでの圧巻デビュー戦ハイライト

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