久保建英の武器と課題を風間八宏が指摘。ゴールやアシストが不足しているのはなぜか

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第1回:久保建英(マジョルカ)

独自のサッカー技術論を広め、サッカー界の選手、指導者に大きな影響を与えている、風間八宏氏の新連載がスタート。国内外のトップクラスのサッカー選手のテクニック、戦術を深く解説する。第1回は、日本のサッカーファンがその成長を見守っている、久保建英を取り上げる。

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ボールが体から離れない

 2021−22シーズンは、保有元レアル・マドリードからのローン移籍により、マジョルカでのプレーとなった久保建英。6月4日には21歳の誕生日を迎えるが、すでに日本代表で15キャップを数えるなど、以前から日本の将来を担う逸材として注目され続けてきた。


日本サッカーの逸材として注目され続けている久保建英

 とりわけ最大の武器とされるドリブルテクニックは、ラ・リーガにおいても高く評価されているが、果たして、風間八宏氏の目にはどのように映っているのか。

「まず、久保のドリブルの優れている点は、ボールが自分から離れないことですね。これは、おそらく少年時代から体格に恵まれていなかったのが影響し、このような技術が自然と身についたのだと思います。そもそも、小柄な選手でボールを体から離してドリブルできるのは、ディエゴ・マラドーナしかいませんから(笑)。

 ボールが体から離れないというのは、ボールにタッチしたあとに自分の体もしっかりついてくるということ。しかも久保の場合、ドリブルをしている時の姿勢がすごくいい。ボールが体から離れなくて姿勢もいいから、ドリブルしながらいつでもスムースにパスすることもできる。相手DFからすると、すごく対応しにくい選手ですよね」

 もちろん、時にはドリブル中にコントロールミスをすることもあるが、スピードアップしてもこれだけのクオリティでドリブルができる日本人選手は珍しい。だからこそ、久保のドリブルは大きな武器になっているのだろう。

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