貴景勝、白星先行で大関の面目 好調の玉鷲退ける 大相撲夏場所

貴景勝、白星先行で大関の面目 好調の玉鷲退ける 大相撲夏場所

貴景勝(右)が押し出しで玉鷲を降す=東京・両国国技館で2022年5月14日、宮間俊樹撮影

 大相撲夏場所7日目は14日、東京・両国国技館で行われ、大関・貴景勝が平幕の玉鷲を退けた。

 丸い体を生かすように実力者を圧倒した。貴景勝が大関の面目を保ち、中日を前に白星を先行させた。

 立ち合いで175センチの小柄な大関は、189センチの玉鷲の深い懐に入って突き起こし、そのまま前に出て押し出した。大関・御嶽海に続き、横綱・照ノ富士を破るなど好調ぶりが目立つ幕内最年長37歳を相手に、何もさせなかった。

 両者と同じ押し相撲を得意としていた八角理事長(元横綱・北勝海)は「(玉鷲は貴景勝の)体が小さいから当たりづらかったかも。その分、貴景勝は思い切りいかなきゃと開き直れた」とそれぞれの心中を察した。25歳の大関が体格差を生かし、精神的にも優位に立った。

 伊勢ケ浜審判長(元横綱・旭富士)は「今日は良い相撲だった。毎日こういう相撲をとれば良いのにね」。大関として物足りない成績とはいえ、好転する気配を感じていた。御嶽海と正代の両大関は黒星が先行し、照ノ富士もすでに2敗している。上位陣の星が伸びず、早くも混戦模様の中で、角界の看板力士として奮起が期待される。まずは土俵に集中し、大関として白星を積み重ねていく。【村社拓信】

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