階級転向の角田、東京五輪へ女子48キロ級で望みつなぐ 柔道講道館杯

階級転向の角田、東京五輪へ女子48キロ級で望みつなぐ 柔道講道館杯

女子48キロ級決勝。渡辺愛子を破り優勝した角田夏実(下)=3日、千葉ポートアリーナ(鴨川一也撮影)

 柔道の講道館杯全日本体重別選手権女子48キロ級決勝で、角田夏実(了徳寺大職)は渡辺愛子(東海大)にともえ投げで一本勝ちした。

 角田が女子48キロ級の有力選手を次々と倒した。

 準々決勝で世界ジュニア女王の古賀を代名詞の腕ひしぎ十字固めで破ると、ともえ投げがさえ渡った全日本ジュニア女王との決勝は1分32秒で決着。初戦からオール一本勝ちでの完勝を収めた。

 2年前の世界選手権で銀メダルを獲得した52キロ級の実力者。しかし、今夏は2連覇した阿部詩(日体大)と、17年女王の志々目愛(了徳寺大職)が同級代表に選ばれ、東京五輪が遠のいた。「後悔したくない」と五輪出場へ少ない可能性に懸けた階級転向だった。

 柔道で階級を下げての挑戦は異例。52キロ級では減量がなかったが、前日はアップで汗が出なかったという。それでも「身長(162センチ)やパワーは強み」。9月の国内大会に続く優勝で存在感を高めた。

 48キロ級は、今夏の世界選手権銀の渡名喜風南(パーク24)が代表争いをリード。逆転での五輪切符には、日本女子の増地克之監督が「これからの(出場する)全大会をすべて勝つことが最低条件」と話すように状況はまだ厳しい。長い手足を駆使した関節技が武器の変則スタイルで、切り開けるか。(田中充)

関連記事(外部サイト)