九州場所展望 御嶽海は大関つかむか 優勝争いは混戦模様

 大相撲九州場所(10日初日)の最大の注目は、成績次第で大関昇進の可能性がある関脇御嶽海だ。大関昇進の目安「三役で直近3場所計33勝」には12勝で届く。

 取組編成会議を終えた高島審判部長代理(元関脇高望山)は「周りは騒いでいるが、成績を残さないことには何とも」と控えめな物言いだった。目安をクリアするだけでなく、先場所不在だった白鵬、鶴竜の両横綱を撃破したいところだ。

 優勝候補には御嶽海も含め、多数の名前が挙がる。両横綱は休場明けだが、稽古で関取衆を圧倒するなど状態は悪くない。大関豪栄道も稽古十分で「優勝したい」と闘志を胸に土俵に立つ。

 未知数なのは大関復帰の貴景勝と、かど番の高安だ。先場所で左大胸筋を負傷した貴景勝は何とか間に合った。実戦感覚に不安を残すが、本場所への調整力があり、賜杯を抱く可能性もある。

 高安は名古屋場所で痛めた左肘がまだ万全でなく、一門連合稽古では本来の強さを見せられなかった。場所を通じて、調子を上げていきたい。

 このほか、関脇に陥落した栃ノ心や新小結の朝乃山の状態が良く、台風の目になり得る。一年納めの場所は終盤までもつれる展開が予想される。(浜田慎太郎)

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