驚異の35歳!R・フェデラーが「まさかのウインブルドン制覇」

“芝の帝王”ロジャー・フェデラーが、また新たな伝説をつくった。


テニスの4大メジャー大会であるグランドスラムの第3戦、ウインブルドンの決勝で、第3シードのフェデラー(スイス)は、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-3、6-1、6-4で破り、5年ぶり8回目の優勝を飾った。驚くべきことにフェデラーは、優勝まで1セットも落とさなかった。


「とにかく200キロを超えるサーブが素晴らしく、コース、球種ともに冴えていました。さらに、得意のスライスも“攻撃するスライス”と“時間を作るスライス”、さらに“つないでしのぐスライス”と3種類を的確に使い分けて相手を翻弄するテニスを見せました。そして、相手が何をしてきても全く動じない精神力に脱帽です。“芝の帝王”はもうすぐ36歳になるのですが、この8回の優勝という記録は、もう誰も抜くことはできないでしょう。無敵といわれたピート・サンプラスですら、7回しか優勝していないのですから」(スポーツジャーナリスト)


決勝では、チリッチが準決勝までの激しい戦いによって左足の裏にまめができてしまい、激しい痛みのために思うようなプレーができなかったため、フェデラーの一方的な展開となった。フェデラーは、サーブ、リターン、ストローク、すべてのショットが好調で、特に、リターンのアンフォースドエラー(凡ミス)はゼロだった。結局、ミスを抑え、サービスエース8本を含む23本のウィナーを打ち込んで圧勝した。


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「優勝すると言っても人々は笑って信じなかっただろう」

「自分のベストを尽くしたかったけど、できる限りのことはトライした。ロジャーは本当にいいプレーをした。ロジャーこそ優勝に値する。本当におめでとう」と、チリッチはフェデラーの優勝を心から称えた。フェデラーは人格者としても知られている。ウインブルドン大会の前に伝説の名選手のヴィヨン・ボルグが「フェデラーに優勝してほしい。なぜなら人間的にも素晴らしいからだ」とメディアに語ったほどだ。


今季のフェデラーは、まるで再び全盛期が訪れているかのようなテニスを見せている。とりわけ、相手がミスしても自分がミスしても表情を変えないプレーぶりは修行僧のようだ。


「(以前だったら)もし僕が、『今年グランドスラムで2回優勝するよ』と話したら、人々は笑って信じなかっただろう。僕もまた信じなかっただろう。でも、(実際優勝して)本当に信じられない」(フェデラー)


謙遜する“レジェンド”は新たな境地へと踏み出していきそうだ。


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(C)Leonard Zhukovsky / Shutterstock

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