大坂なおみや錦織圭らが「#StopAsianHate」ビデオで、アジア人差別撤廃を訴え<SMASH>

大坂なおみや錦織圭らが「#StopAsianHate」ビデオで、アジア人差別撤廃を訴え<SMASH>

アジア系の人種差別撤廃を訴えた錦織圭(左)と大坂なおみ(右)。(C)Getty Images

現地3月27日にATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が共同で「#StopAsianHate」(アジア人へのヘイトを止めてください)と題した選手のメッセージ付きのビデオを公開。大坂なおみや錦織圭も出演しており、アジア人差別の撤廃を訴えている。

 アジア系の人々はこれまでもアメリカやヨーロッパ諸国で長年にわたって差別や偏見を受けてきたが、それに対して声を上げる者は決して多くはなかった。

 そんな中、ここ最近は新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、日本人を含めたアジアンヘイトが加速化している。3月16日には米南部ジョージア州の州都アトランタで白人のアメリカ人男性がアジアンマッサージ店を相次いで襲撃する事件が発生。これにより、韓国および中国からの移民女性6人を含む8人が射殺された。これがヘイトクライムと断定されてはいないが、衝撃的な事件だった。

 このような状況を考慮した上で公開された今回のビデオではアジア系の選手を筆頭に多くの選手のメッセージをまとめている。全選手の先陣を切った大坂は「みんな、簡潔な形だけど私はメッセージを発信したいと思う」と前置きした上で、「アジアの文化やアジアの人々を尊重し、愛するようになってほしい」とコメント。
  これに続いてマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)は「アジア人を愛する心を持ち、憎悪の念がない世界を作り上げていきましょう」と呼びかけ、「僕もあなたたちの周りに存在するアジア系アメリカ人のコミュニティも尊重するように促進していきたい」とした。

 また、動画の後半に登場した錦織は「僕はあらゆる差別に反対しています。アジア人へのヘイトを止めてください」とし、これに続く形で西岡良仁やアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)など、多くの選手が一斉に「Stop Asian Hate」と唱えている。

 アジア系の人々に限らず、人種差別は歴史の根深い社会問題であることは疑いようのない事実だ。今回の選手たちの訴えが少しでも人種差別撲滅のきっかけになることを祈りたい。

文●中村光佑

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