元世界1位のマリーがウインブルドン3回戦敗退も「激動の1週間を過ごせた」とケガからの完全復活に向けて手応え!<SMASH>

元世界1位のマリーがウインブルドン3回戦敗退も「激動の1週間を過ごせた」とケガからの完全復活に向けて手応え!<SMASH>

4年ぶりの聖地での戦いを終えたマリーに対してスタンドからは割れんばかりの拍手が降り注いだ。(C)Getty Images

テニスの四大大会「ウインブルドン」(6月28日〜7月11日/イギリス:ロンドン/グラスコート)は、現地7月2日に男子シングルス3回戦を実施。2013年と16年大会の覇者で元世界1位のアンディ・マリー(イギリス/118位)が、第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/12位)に4−6、2−6、2−6のストレートで敗れ、4回戦進出を逃した。

 臀部のケガから完全復活を目指すなか、ワイルドカード(主催者推薦)で4年ぶりに聖地ウインブルドンの舞台へ帰ってきたマリー。2回戦では予選勝者のオスカー・オッテ(ドイツ/151位)をフルセットの末に下し、3回戦へ駒を進めていた。

 2017年のウインブルドン以来となるグランドスラムでのベスト16入りへ期待が寄せられていたマリーだったが、この試合は強烈な片手バックハンドを繰り出すシャポバロフに苦戦。自身のサービスゲームでは計6度のブレークを喫し、2時間17分で力尽きた。

 4回戦進出を逃したマリーは試合後に行なわれた記者会見で「最もポジティブなことは、激動の1週間を過ごせたことと、ケガをしなかったことだ」と今大会を前向きに振り返りながらも、「2年間かけてツアーへ戻ってきたのに、今日のような試合で負けてしまったことは、とても残念だ。デニスのような選手と競り合うためには、僕が完璧なプレーをする必要がある。僕の全盛期でさえ、そのような状態でなければならないと思う」と悔しさを滲ませた。

 また、「僕の最大のミスは、(1回戦の)バシラシビリ戦を3セットで終わらせなかったことだ。オッテとの対戦でもセットを失ってエネルギーを無駄に消費したし、もっとうまく対処できていたら、今日の3回戦も違った結果になっていたかもしれない」とも語り、自身の試合運びに納得できていない部分も多かったという。
  それでも会見の最後には「リズムをつかむためには、レベルの高い試合をする必要があるが、同時に自分のテニスの様々な面を向上させるための努力も必要になる。もっといいプレーができると思っているけど、そのためにはトレーニングにもっと時間をかけなきゃいけない」と改めて完全復活への意欲を示した。

 一方、ウインブルドンで初の4回戦進出を果たしたシャポバロフは、「今日の試合は僕のベストパフォーマンスの一つだったと思う。本当にすごく堅実に、ほぼ完璧なプレーができた。ほとんど彼(マリー)に何もさせなかった」と喜びを表現した。

 敗れはしたものの、今大会ではマリーらしい粘り強いプレーや代名詞のカウンターショットも数多く見られ、世界中のテニスファンを魅了してくれたことは間違いないだろう。まだまだ本調子を取り戻すまでは時間を要するかもしれないが、まずはしっかりと身体を休めて、3大会連続の金メダル獲得がかかる東京オリンピックへ備えてほしい。

 なお、勝利したシャポバロフは4回戦で第8シードのロベルト・バウティスタ・アグート(スペイン/10位)と対戦する。

文●中村光佑

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