「不満はない。極めて快適だよ」批判を受ける選手村の設備にメドベージェフが言及<SMASH>

「不満はない。極めて快適だよ」批判を受ける選手村の設備にメドベージェフが言及<SMASH>

選手村の環境に理解を示したメドベージェフ。(C)Getty Imaes

東京オリンピックに出場する選手が滞在している選手村について、部屋の設備環境に対する不満が噴出している。だが、男子テニスのダニール・メドベージェフ(ロシア/世界ランク2位)にとっては、特に支障はないようだ。

 各部屋に導入された設備の中で最も注目を浴びているのは大手寝具メーカー・エアウィーヴが提供した「段ボール製のベッド」だ。リサイクル可能な段ボール製のフレームのほか、大会後にプラスチック製品として再利用されるポリエチレン素材のマットレスで作られているが、SNS上ではその耐久性に関する疑問の声が続々と上がっていた。

 さらに複数の海外メディアがロシア選手団の部屋について「テレビや冷蔵庫がなく、4〜5人が生活するスペースにトイレが1台と不足している」と報道。実際に同国の一部選手は「ここは中世の日本みたいだ」と選手村の環境を痛烈に批判していたようだ。

 これについては大会組織委員会が「基本的に冷蔵庫やテレビはレートカード(有償レンタル)の対象になっている。しかるべきタイミングにオーダーがなされていれば、組織委員会はそれを提供する責務はある」と弁明したものの、依然として混乱は続いている。
  そんな中、母国ロシアのスポーツメディア『Telesport』のインタビューに応じた25歳のメドベージェフは「正直なところテニスのトップ選手は5つ星ホテルに泊まることに慣れている」と少々戸惑いがあったことを明かしながらも、「でも僕たちはみんな過去にチャレンジャーを回って、10ユーロをけちって40ユーロの宿泊施設を探して、狭い部屋のフロアにバスルームは一つだけとか、そういうことを経験している」とコメント。

 その上で、「だから僕としては新しいことでも何でもない。実際、僕にとっては極めて快適だ。僕たちは部屋で選手4人で幸せにしている。選手村のケータリングはまともだし、(僕自身は)全体として不満は無いよ」と快適に過ごせていることを強調した。

 また、メドベージェフと共に五輪に参戦する世界24位のアスラン・カラチェフ(ロシア)も「もちろんヒルトンみたいではないけど、ベッドは快適でちゃんと睡眠は取れているし、食事も良い」と語っており、問題なく選手村での生活を送っているという。

 新型コロナウイルスの感染拡大も歯止めがかからず、様々な問題を抱えた中で開催へと至った東京オリンピック。どの選手にとっても過酷な状況であることは間違いないが、とにかく無事に大会を終えられることを心から祈りたい。

文●中村光佑

【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド

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