ジョコビッチはダメなのに“コロナ陽性”のルブレフは「オーストラリア入国許可」の謎<SMASH>

ジョコビッチはダメなのに“コロナ陽性”のルブレフは「オーストラリア入国許可」の謎<SMASH>

昨年末に新型コロナ陽性となったまま、何事もなくオーストラリアへ入国して全豪オープンに出場できていると明かしたルブレフ。(C)Getty Images

現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」(1月17日〜30日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート/グランドスラム)で、3回戦進出を果たした男子世界6位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)。その彼が母国ロシアのスポーツメディア『Sportklub』のインタビューで、オーストラリア入国時は新型コロナウイルスの陽性反応を示していたことを明かし、物議を醸している。

 すでに2度のワクチン接種を完了しているルブレフは、昨年12月末に新型コロナの感染が判明。そのため2022年シーズンの初戦として出場を予定していた「ATPカップ」(オーストラリア・シドニー/国別対抗戦)を欠場。それでも1月17日に開幕した全豪には何とか間に合い、前評判通り順当に勝ち進んでいる。

 ところがルブレフは「オーストラリアに入国した際は、まだ自分は新型コロナの陽性反応を示していた」というのだ。それにも関わらず無事入国が認められた理由について「重症度スコアのレベルがとても低く、無害なもので危険性はないと判断された」と説明。

 その後、現在の自身の感染状況については「まだ感染して間もないから、今は検査を受けていないんだ」と告白した。ちなみに今年の全豪ではワクチン接種を終えている選手への行動制限を設けておらず、アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/世界3位)も「(大会中の)PCR検査は行なわれていない」と明かしている。
  だが、このほど世界的な波紋を広げたノバク・ジョコビッチ(セルビア)のオーストラリア入国問題では、豪連邦裁判所が最終審理で同選手のビザ再取り消しを決定したことについて、「公共の利益、健康と秩序を理由に裁定を下した」としていた。

 それだけにSNS上では一部テニスファンから「陽性者を入国させていいのだろうか?」「ワクチンさえ打っていればいいなんておかしいのではないか」など、対応を疑問視する意見も出ている。今回のルブレフのケースはルール違反ではないのかもしれないが、国側の方針に一貫性がないようにも感じられる。

文●中村光佑

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