シャポバロフがナダルの遅延行為疑惑を痛烈に批判!「あんたらみんな腐ってるよ」と怒り心頭で猛抗議<SMASH>

シャポバロフがナダルの遅延行為疑惑を痛烈に批判!「あんたらみんな腐ってるよ」と怒り心頭で猛抗議<SMASH>

シャポバロフはナダルの準備の遅さと、それに警告を与えない主審に怒りを爆発させた。紙一重の接戦だっただけに遺恨を残すことに…。(C)Getty Images

現地1月25日に行なわれたテニス四大大会「全豪オープン」の男子シングルス準々決勝。第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/世界ランク14位)は第6シードのラファエル・ナダル(スペイン/5位)に3−6、4−6、6−4、6−3、3−6のフルセットで敗れ、同大会初のベスト4進出はならなかった。

 実はこの試合中、シャポバロフが主審のカルロス・ベルナルデス氏と激しい口論を繰り広げる一幕があった。事の発端は第2セット開始直前のことだ。主審から「タイム」(休憩終了の意味)とコールされた直後にいち早くポジションについたシャポバロフだったが、ナダルがベンチから出てきていなかったため、プレーを始められなかった。

 そこでシャポバロフは主審の下へ行き、「45秒くらい前から時計がスタートしていたのに、彼(ナダル)はまだプレーする準備ができてなかった。タイムバイオレーションを与えてくれ!」と要求した。ところが主審は特に意にも介さない様子で「でも君だってまだプレーの準備ができていない。こうして僕に話しに来たんだから」と反論したのだ。

 シャポバロフは「冗談だろ? あんたらみんな腐ってるよ! 本当に腐ってる!」と激怒。だが、結局主審がナダルにタイムバイオレーションを与えることはなかった。

 試合は再開され、第2セットも落としたシャポバロフは第3、第4セットを取り返して2セットオールとする。しかし迎えたファイナルセットでは第2ゲームで早々にブレークを許し、準々決勝敗退となった。
  白星を逃した22歳は、試合後の記者会見でもナダルの遅延行為疑惑と警告を与えなかった主審への怒りが収まらなかった。

「ラファが優遇されているのは不公平だ。100%優遇されていると思う。時計はゼロに向かってカチカチ音を立てていた。僕は1分半ほど前からプレーする準備ができていたのに、彼(主審)は僕の準備ができていないからラファにタイムバイオレーションを与えるつもりはないと言った。冗談じゃないよ」


「第4セットの後もラファは一度コートを去ったが、去年僕がドクターを呼んだ時はトイレ休憩に行くことは許されなかった。彼はこの試合すでに2度メディカルタイムアウトを取っていたんだ。主審には『彼はメディカルチェックを受けている』と言われ、診断を受けた後にラファはトイレ休憩を取った」

「ラファをリスペクトしているけど、ルール上のボーダーラインはどこなのか? 選手だけでなく、審判とも戦っていることに気付いて、非常に悔しい思いをした」

 一方ナダルはシャポバロフの主張に対し、「僕の考えでは、デニスは間違っていたと思う。彼が第1セットを失って早くプレーを始めたかったことは理解できるけど、普通はウェアを着替える時間があることを、もう少し後で理解することになると思うよ。第1セットの終わりには、椅子の上で全て着替えなければならなかったから、少し時間がかかってしまった。今日のような高い湿度では、あんな状態のウェアでプレーできないのは明らかだからね」と弁明した。

 4時間以上にもわたる両者の死闘は終始会場を沸かせただけに、何とも後味の悪いものとなってしまった。

文●中村光佑

【PHOTO】ハイスピードカメラが捉えた、シャポバロフの型破りなサービスの連続写真!
 

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