まさに天国から地獄。激闘の末にタイトルを手にした米選手が、表彰式でまさかの罰金処分に!<SMASH>

まさに天国から地獄。激闘の末にタイトルを手にした米選手が、表彰式でまさかの罰金処分に!<SMASH>

ダラス大会で優勝し、トロフィーを掲げるオペルカ。確かに帽子をかぶっているが…。(C)Getty Images

前週の「ダラス・オープン」(2月7日〜13日/アメリカ・ダラス/インドアハードコート/ATP250)で2年ぶりのツアー優勝を飾ったライリー・オペルカ(アメリカ/世界ランク20位)。幸福の絶頂にあるはずの彼が、“あるルール”を破っていたことを理由にATP(男子プロテニス協会)から罰金を科されてしまった。テニス系海外メディア『UBITENNIS』が報じている。

 ジョン・イズナー(アメリカ/23位)との「史上最長のタイブレーク」を含む7−6(7)、7−6(22)の激戦を制し、決勝へ進出したオペルカ。同胞対決となったジェイソン・ブルックスビー(45位)との決勝でも、ふたたび2セットともタイブレークにもつれ込む接戦となったが、ストレート勝利を収めて見事優勝を飾った。

 元米大統領のジョージ・ブッシュ氏も観客席で見つめるなか、表彰式は終始和やかな雰囲気で行なわれ、トロフィーを手にしたオペルカはうれしそうな表情を浮かべていた。今大会中にラケット破壊や主審に暴言を吐くなどの問題行動が見られたわけではない。それではなぜ彼は罰金を科されてしまったのか? 

 それはオペルカが「表彰式で帽子をかぶっていたから」なのだという。『UBITENNIS』によると、ATPのルールブックでは「帽子やヘッドバンド」という項目の中で「ロゴの有無にかかわらず、表彰式では帽子やヘッドバンドを着用してはならない」と明確に規定している。
 
 今回の表彰式で確かにオペルカは自身のトレードマークでもある帽子をかぶったままトロフィーを受け取っていたのだが、知らず知らずのうちにこれがルール違反となってしまっていたようだ。

 現地2月16日にオペルカは自身の公式ツイッター(@ReillyOpelka)に「ミスター・オペルカは表彰式の間中ずっと帽子をかぶったままだった」と書かれたATPの罰金通知の用紙を画像で公開し、ATPのツイッターアカウントをタグ付けしたうえで、「本当に素晴らしいね!」と拍手の絵文字を添えて皮肉のコメントを投稿。これをチェックしたファンからは「本当に馬鹿げたルールだ!」「なんでそんなのが問題になるの?」「ATPの中にあなたのことを嫌っている人がいるんじゃないの?」といった批判の声が殺到している。

 なかには先月の全豪オープン女子シングルスで優勝を果たしたアシュリー・バーティー(オーストラリア/1位)が表彰式で帽子を着用していた時の画像とともに、疑問の声を上げるファンも見られた。男女で統一感のない“奇妙なルール”とも言えるだけに、オペルカにとっても予想だにしなかったペナルティだったのは間違いないだろう。

文●中村光佑
 

関連記事(外部サイト)