ようやく迎えた今季初大会で8強入りしたジョコビッチが率直な心情を吐露「競技者としてプレーするのが恋しかった」<SMASH>

ようやく迎えた今季初大会で8強入りしたジョコビッチが率直な心情を吐露「競技者としてプレーするのが恋しかった」<SMASH>

ストレート勝ちでベスト8入りを決めたジョコビッチは、プレーできることの喜びを改めて噛みしめていた。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「ドバイ選手権」(2月21日〜26日/UAE・ドバイ/ハードコート/ATP500)は現地2月23日にシングルス2回戦を実施。本大会で2022年シーズン初戦を迎えた世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同26位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を6−3、7−6(2)で破り、ドバイで12度目となるベスト8進出を決めた。

 現在もワクチン接種を完了していない中、選手に事前の接種を義務付けていない今大会で予定通り出場を果たした34歳のジョコビッチ。1回戦では19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/58位)をストレートで退け、順当に2回戦へ駒を進めていた。

 ハチャノフとの2回戦でもジョコビッチが序盤から試合を優位に進め、ブレークポイントすら与えない完璧なプレーを披露して第1セットを先取。第2セットでは4−2から追いつかれてタイブレークに持ち込まれたものの、勝負どころで集中力を高めたジョコビッチが粘るハチャノフを振り切った。

 先のオーストラリア入国問題では国外退去と全豪オープンの欠場を余儀なくされ、今大会が昨年末のデビスカップ(国別対抗戦)以来80日ぶりの公式戦出場となったジョコビッチ。それだけにテニス界のスーパースターは「競技者としてプレーするのが恋しかった」という。
 「興奮とモチベーションを感じていたよ。でも、同時にストレスも感じていたんだ。特に、ブレークポイントを握られた場面ではね」と2回戦を振り返りながらも、「スタジアムの雰囲気は、とても良かったと思う」とコメント。会場で声援を送ってくれているファンの存在が力になっているようだ。

 そして最後にジョコビッチは「プレーし続けることが僕の人生であり、この20年間でわかったことだ。テニスは僕の愛なんだ。見ている人たちにポジティブなエネルギーと思い出をもたらすことを楽しんでいる」とトッププレーヤーとして戦い続ける上での並々ならぬ想いを語った。

 8強入りを果たしたジョコビッチは準々決勝で予選勝者のイリ・ベセリー(チェコ/123位)と対戦する。ベセリーは2回戦で第8シードのロベルト・バウティスタアグート(スペイン/15位)をストレートで破るアップセットを起こしており、勢いに乗っていることは間違いない。それでもジョコビッチには次戦でも絶対王者らしい強さを見せてもらいたいところだ。

文●中村光佑

【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー!ノバク・ジョコビッチの厳選ショット
 

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