ジョコビッチ、米国入国ならずマスターズ2大会を欠場「出場できる可能性は低いと思っていた」<SMASH>

ジョコビッチ、米国入国ならずマスターズ2大会を欠場「出場できる可能性は低いと思っていた」<SMASH>

ワクチン未接種のジョコビッチは米国入国がかなわず…。全豪オープンに続いてビッグトーナメント欠場を余儀なくされた。(C)Getty Images

男子テニス世界ランク2位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が現地時間3月9日に自身の公式SNSを更新。10日から開幕する「BNPパリバ・オープン」(3月10日〜20日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/ATP1000)と、その翌週の「マイアミ・オープン」(3月22日〜4月4日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)の欠場を発表した。

 世界的な騒動となった先のオーストラリア入国問題では、国外退去と全豪オープン欠場を余儀なくされたジョコビッチ。かねてから新型コロナウイルスのワクチンを接種していないことを公表している彼は、接種義務のない2月の「ドバイ選手権」でようやく今季初戦を迎えたが、準々決勝で予選勝者のイリ・ベセリー(チェコ/現74位)にストレートで敗退。2月28日付の世界ランキングで1位の座をダニール・メドベージェフ(ロシア)に明け渡した。

 その後はインディアンウェルズとマイアミにエントリーしていたが、現在も米国自体がワクチン接種を義務化しており、米疾病管理センター(CDC)も「非米国市民、非米国移民の場合は、飛行機で米国に渡航するには承認されているワクチンを完全に接種している必要がある」と規定している。そのため、依然として接種を終えていないジョコビッチはそもそも入国すら認められない見込みとなっていた。

 ドバイ大会準々決勝敗退後の記者会見ではジョコビッチ自身も「ワクチンを打っていないから、アメリカでプレーできるかはわからない」と、悲観的なコメントを残していた。
  アメリカでのマスターズ2大会の出場可否に注目が集まっていたなか、このほどジョコビッチはSNSを通じて「CDCに規制が変わらないことを確認したので、私はアメリカでプレーすることができません」と公表。「BNPパリバ・オープンとマイアミ・オープンのドローに自動的にリストアップされていましたが、出場できる可能性は低いだろうと思っていました」とも綴った。

 一方でジョコビッチはインディアンウェルズ開幕直前まで欠場の発表を遅らせた理由を以下のように説明している。

「アメリカに行くのは本当に難しいことだと思っていましたが、新型コロナに関する国際的な規制は常に変化しているので、状況が変わる可能性があることを待ちたかったのです」

 これを受けてBNPパリバ・オープンは本戦のドローを更新。欠場が決まったジョコビッチのスポットには第33シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が入り、ディミトロフのスポットにはラッキールーザーが入ることになった。

 ちなみに3月に開催されるATPツアーはインディアンウェルズとマイアミの2大会しかないため、少なくとも4月から始まるクレーコートシーズンまではジョコビッチのプレーは見られないことになる。果たして次にジョコビッチが出場するのはどの大会になるのだろうか。

文●中村光佑

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