「こんなことは予想していなかった」肋骨の疲労骨折が判明したナダル、最長6週間の休養でクレーシーズンに暗雲<SMASH>

「こんなことは予想していなかった」肋骨の疲労骨折が判明したナダル、最長6週間の休養でクレーシーズンに暗雲<SMASH>

BNPパリバOPの準決勝で、胸の痛みについてトレーナーに訴えるナダル。大会後の検査で肋骨の疲労骨折であることが判明した。(C)Getty Images

男子テニス世界ランクで現在3位のラファエル・ナダル(スペイン)が、現地3月22日に自身の公式ツイッター(@RafaelNadal)を更新。肋骨の疲労骨折が判明したため、4〜6週間程度にわたってツアー離脱を余儀なくされると明かした。

 前週の「BNPパリバ・オープン」で準優勝に終わった35歳のナダルは、同胞のカルロス・アルカラス(現16位)との準決勝で左胸部を負傷。試合終盤にはメディカルタイムアウトで応急処置を施し、何とか勝利を収めて決勝へ駒を進めた。

 迎えたテイラー・フリッツ(アメリカ/現13位)との決勝でも時折左胸を押さえる仕草を見せたナダルは、第1セット終了後にメディカルタイムアウトを要求。結果的にフリッツにストレート負けを喫し、開幕から続いていた連勝記録も20でストップした。

 決勝直後の記者会見でナダルは「何があるかはわからないが、胸にずっと針が刺さっているような感じがして痛い。痛さから少しめまいがするし、呼吸にも影響している」と発言。胸のケガの状態が深刻であると公表していた。

 そしてこのほど更新した公式ツイッターでは「痛みを感じながらプレーをしたインディアンウェルズの決勝戦の後、スペインに戻ってからすぐにメディカルチームの元で検査を行ないました」と前置きし、診断結果について「肋骨の1本に疲労骨折が見つかってしまい、4〜6週間ほど休養することになりました」と報告。
  そのうえで「良いニュースではないし、こんなことは予想していませんでした。せっかく良いシーズンのスタートを切ったのに、ショックで悲しい」とつらい胸の内を記した。

 それでも「ただ僕はいつも闘争心と克服するための精神を持っているし、回復した後も辛抱強く頑張っていくつもりです」と前向きなコメント。最後には「改めて、皆さんの応援に感謝しています」と、いつも声援を送ってくれているファンへの感謝の言葉も残した。

 ちなみにナダルはインディアンウェルズ大会の期間中に今週開幕する「マイアミ・オープン」(3月23日〜4月3日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)の欠場を発表し、一足先に4月から始まるクレーコートシーズンへ向けて準備を進める見込みとなっていた。

 だが今回の胸部の負傷により、現時点でエントリーしている「モンテカルロ・オープン」(4月11日〜17日/モナコ公国・モンテカルロ/クレーコート/ATP1000)とその翌週の「バルセロナ・オープン」(4月18日〜24日/スペイン・バルセロナ/クレーコート/ATP500)の出場は絶望的となってしまった。仮に最大6週間の離脱となった場合は5月上旬まで大会に出られない可能性も高い。いずれにせよ今はナダルの一刻も早い回復を祈るばかりだ。

文●中村光佑

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