「精神的に強くあり続けた」21歳のブルックスビーが1回戦での過ちを繰り返さず逆転勝利で16強<SMASH>

「精神的に強くあり続けた」21歳のブルックスビーが1回戦での過ちを繰り返さず逆転勝利で16強<SMASH>

母国の大会でブルックスビーがシードを破って16強入り。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月23日〜4月3日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)は現地3月28日にシングルス3回戦を実施。地元勢のジェンソン・ブルックスビー(世界ランク39位)が第15シードのロベルト・バウティスタアグート(スペイン/同17位)を6−3、5−7、6−4のフルセットで下し、同大会初となる4回戦進出を決めた。

 フェデリコ・コリア(アルゼンチン/60位)との1回戦ではファイナルセット4−1とリードを広げた直後の第6ゲームで自身のミスから苛立ちを募らせ、ボールボーイにラケットを投げつけるという危険行為に及んだブルックスビー。試合後にはボールボーイを務めた少年に直接謝罪の言葉を述べたものの、ATP(男子プロテニス協会)は「スポーツマンらしくない行為」として、15,000米ドル(約186万円)の罰金を科した。

 テニスファンからも痛烈な批判を浴びたブルックスビーだが、この試合は序盤から持ち前の正確なリターンでリズムを作り、第4ゲームから4ゲームを連取するなど主導権を握って第1セットを先取。だが第2セットでは拮抗した展開の中、第11ゲームで痛恨のブレークを喫してセットオールに持ち込まれ、ファイナルセットでも0−4とリードを広げられてしまう。

 それでも第5ゲームでサービスキープに成功するとようやく落ち着きを取り戻して3度のブレークに成功。約3時間にも及ぶ激戦を制した。
  苦しい試合を勝ち切った21歳の新鋭は試合後のインタビューで「この試合で勝ててうれしい。今日のプレーは(前の試合よりも)かなり良くなったとも思う」と喜びを表現。

「まだ少し(プレーは)不安定だけど、普通あのような状況では心が折れやすくなると思う。でも僕は精神的に強くあり続け、最後まで戦い続けた結果、試合は僕の思い通りになった」と劣勢でも諦めなかったことが勝利につながったようだ。

 特に荒ぶることなく自分のプレーに徹した上で見事ベスト16入りを果たしたブルックスビー。次なる4回戦では第1シードのダニール・メドベージェフ(世界2位)との初対決が実現する。グランドスラム優勝経験者のメドベージェフに対し、挑戦者のブルックスビーが母国ファンの前でどのようなプレーを見せてくれるのか注目だ。

文●中村光佑

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