ジョコビッチ初戦敗退をコーチが分析!「ワクチン未接種で大会出場が不透明になり心を揺さぶられている」<SMASH>

ジョコビッチ初戦敗退をコーチが分析!「ワクチン未接種で大会出場が不透明になり心を揺さぶられている」<SMASH>

モンテカルロの敗因についてジョコビッチは体力切れとしたが、コーチのイバニセビッチ氏はメンタル面も要因の一つに上げている。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「モンテカルロ・マスターズ」(4月10日〜17日/モナコ・モンテカルロ/クレーコート/ATP1000)で、初戦敗退を喫した世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。今年5月に35歳を迎える彼は「身体を気遣うため」という理由で新型コロナウイルスのワクチン未接種を貫いており、今シーズンは出場できる大会が制限されている。

 事前の接種が義務付けられていないモンテカルロで第1シードとして出場したジョコビッチは、アレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン/世界46位)との2回戦で、2月のドバイ選手権準々決勝以来となる実戦に臨んだ。だがブランクの影響からか試合終盤で体力切れを起こし、フルセットの末に初戦敗退。試合後の記者会見では自身でも「ベストな状態には程遠かった。ガス欠になってラリーにもついていけなかった」と認めていた。

 そして2019年6月からコーチとしてジョコビッチを支え続けているゴラン・イバニセビッチ氏もモンテカルロの開幕前から世界王者の異変に気付いていたという。

 このほどテニス系海外メディア『UBITENNIS』の独占インタビューに応じた同氏は「ここ(モンテカルロ)で素晴らしい結果を残すことは期待していなかった」と前置きしつつも、「ここに来る前から、彼は調子が良くなかった。彼は体調を崩していたんだ。彼は(今もまだ)100%試合に出られる状況ではないと言っておこう」と告白した。

 その上でイバニセビッチ氏はジョコビッチが思うように調整を進められていない原因について「ワクチン未接種によって大会出場が不透明になることがノバクの心を揺さぶっている」と指摘。メンタル面でのコンディションが万全ではないことを明かした。
  だがその一方でイバニセビッチ氏は「特に彼のことは心配していないよ」ともコメント。その根拠を次のように説明した。

「彼はモンテカルロの前に3試合しかこなしていなかったんだ。クレーは簡単じゃない。昨年もモンテカルロでかなり悪いスタートを切り、3回戦でエバンスに敗れているんだ。ベオグラードでは準決勝で敗退した。それでもローマでは決勝まで進み、全仏オープンでは優勝しているんだ。彼には継続していくことが必要だし、もっともっと試合をこなして、自分の道を見つけることができるだろうね」

 次戦は「セルビア・オープン」(4月18日〜24日/セルビア・ベオグラード/クレー/ATP250)への出場を予定しているジョコビッチ。モンテカルロでの悔しさをバネに母国のファンの前で1つでも多く勝ち上がることを期待したい。

文●中村光佑

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