疲労骨折のラファエル・ナダルが復帰戦で勝利!「高いレベルでプレーできて満足している」<SMASH>

疲労骨折のラファエル・ナダルが復帰戦で勝利!「高いレベルでプレーできて満足している」<SMASH>

肋骨の疲労骨折のため約1カ月半にわたり戦線離脱をしていたナダルが、復帰戦となるマドリードで力強いプレーの末に勝利を収めた。(C)Getty Images

現在開催中の男子テニスツアー「マドリード・オープン」(5月1日〜8日/スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)は現地5月4日にシングルス2回戦が行なわれ、肋骨の疲労骨折で約1カ月半にわたって戦列を離れていた元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン/現4位)が復帰。ミオミル・ケツマノビッチ(セルビア/同32位)を6−1、7−6(4)のストレートで下し、3回戦へ駒を進めた。

 今年1月の全豪オープンで男子テニス史上最多となる21度目のグランドスラムでの優勝を飾った35歳のナダルは、後に準優勝を収めた3月初旬の「BNP・パリバオープン」準決勝で左胸部を負傷。

 大会終了後には自身のSNSで「肋骨の1本に疲労骨折が見つかり、4〜6週間程度ツアーを離れることになる」と公表し、4月に出場を予定していた「モンテカルロ・マスターズ」と「バルセロナ・オープン」は共に欠場を発表した。

 そして過去5度の優勝を誇る自国開催のマドリードでようやくクレーシーズン初戦を迎えたナダル。今季好調のケツマノビッチを相手に第3ゲームから5ゲームを連取するなどケガの影響を全く感じさせない素晴らしいプレーを披露し、幸先よく第1セットを先取する。

 迎えた第2セットは悪天候による一時中断を挟みながらも互いに2つのブレークを取り合う拮抗した展開となり、両者一歩も譲らないままタイブレークへと突入。ここで集中力を保ったナダルが2度のミニブレークに成功し、粘るケツマノビッチを振り切った。
 「できる限り、自分自身に対して誠実でなければならない。準備はうまくいっていなかった。ここに来る前にやったトレーニングは先週の木曜日が初めてで、ほとんどしていなかったんだ。すべてまとめて、非常にタフな初戦になったね」

 そう語りながらも35歳のレジェンドは「今日はこの数カ月間、すごくいいプレーをしている相手と1時間55分も戦うことができて、本当にいい勝利をつかめたと思う。多くの価値があった試合だった。この1時間55分のプレーは、僕の最終目標である健康状態や体力の回復にとても役立つだろう。高いレベルでプレーできたから満足しているよ」と喜びを表現した。

 それでも「ここでまたプレーするために、勝てた試合は全てプレゼントのように受け止めるよ」と謙虚な姿勢で今大会に臨むことを心掛けているというナダル。次なる3回戦では世界60位のダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。身体のコンディションは気になるところだが、次戦でもナダルらしい力強いプレーを見せてもらいたいところだ。

文●中村光佑

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