快進撃のアルカラス、次は今年中のグランドスラム初Vに照準「3つのうち1つを年末までに制覇するのが目標」<SMASH>

快進撃のアルカラス、次は今年中のグランドスラム初Vに照準「3つのうち1つを年末までに制覇するのが目標」<SMASH>

次々とビッグタイトルを手中に収めていく19歳のアルカラス。今季中のグランドスラム初優勝に意欲を示す。(C)Getty Images

先週の男子テニスツアー「マドリード・オープン」で大会史上最年少での優勝を飾るとともに、早くも今季4勝目を挙げた19歳のカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク6位)。もはや誰にも止められない勢いを見せているヤングスターがこのほど母国スペインの大手ニュースメディア『Marca』のインタビューに応じ、新たに大きな目標を掲げていると明かした。

 5月5日に19歳の誕生日を迎えたばかりのアルカラスは、自国開催となった今回のマドリードで地元ファンの大声援を浴びながら躍動。準々決勝では過去0勝2敗と勝ちがなかった同郷のレジェンド、ラファエル・ナダル(4位)をフルセットで破ると、続く準決勝では3時間35分にも及ぶ大激戦の末に、現世界王者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を撃破した。これによりアルカラスはクレー大会でナダルとジョコビッチの2人に勝利した初のプレーヤーとなった。

 迎えた決勝では大会連覇を狙う世界3位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)と対戦。前日の準決勝の疲労を全く感じさせないプレーを披露したアルカラスが、わずか62分でストレート勝利を収めて頂点に立った。この結果アルカラスは5月9日に更新された世界ランキングで自己最高位となる6位に浮上した。
 
 再びテニス界に強烈なインパクトを与えたアルカラス。すでに多くのレジェンドから四大大会での優勝を期待されているが、本人も「グランドスラムで優勝したい。その気持ちが僕にとって大きなモチベーションになるし、そのために戦っていく」と意欲を示している。そして「残り3つのグランドスラムのうち、1つを制覇することが年末までの僕の目標だ」と、今シーズン中のGS初制覇達成を望んでいることを明かした。

 なかでも間もなく開幕する「全仏オープン」(5月22日〜6月5日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)は優勝を狙える大会として位置付けており、「パリで四大大会制覇を実現したい」ともコメント。だからこそアルカラスにとって全仏へ弾みをつける今回のマドリードでの優勝は「大きな自信を与えてくれる」という。

 なお現在開催中の「イタリア国際」(5月8日〜15日/イタリア・ローマ/クレーコート/ATP1000)に出場を予定していたアルカラスだが、こちらは大会開幕前に欠場を表明。ナダルとのマドリード準々決勝で右足首を痛めていたため、大事をとることにしたようだ。まずはゆっくりと身体を休めた上で、全仏ではアルカラスらしい生き生きとしたプレーを見せてほしい。

文●中村光佑

【連続写真】将来の王者候補アルカラスの動かされても力強く返球したフォアハンド
 

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