ヘルニアから1か月半ぶりに復帰した世界2位のメドベージェフ。ガスケに敗れるも「身体の調子は悪くなかった」と前向き<SMASH>

ヘルニアから1か月半ぶりに復帰した世界2位のメドベージェフ。ガスケに敗れるも「身体の調子は悪くなかった」と前向き<SMASH>

「クレーではベストのテニスができない」と語るメドベージェフは、復帰戦でガスケに黒星を喫したが、身体の具合は「非常にいい」という。(C)REUTERS/AFLO

現地時間5月17日に行なわれた男子テニスツアー「ジュネーブ・オープン」(5月15日〜21日/スイス・ジュネーブ/クレーコート/ATP250)のシングルス2回戦で、ケガにより約1か月半にわたって戦列を離れていた世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)が復帰。同75位のリシャール・ガスケ(フランス)に2−6、6−7(5)のストレートで敗れ、復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

 今年4月初旬に自身のSNSで「軽度のヘルニアを抱えていた」と公表し、クレーシーズンでの大会出場を見送ってきた26歳のメドベージェフ。小規模の手術を経て順調に回復し、無事今回のジュネーブ大会でカムバックを果たした。

 迎えたガスケとの初戦、メドベージェフはブランクの影響からか3本のダブルフォールトを犯すなど精彩を欠き、第4ゲームから5ゲームを連取されてセットダウン。

 続く第2セットでも第1ゲームでいきなりブレークを許す苦しい展開に。それでも徐々にリズムをつかんでいくメドベージェフが第6ゲームで起死回生のブレークバックに成功すると、その後は両者一歩も譲らずタイブレークへ突入。だがここでガスケに2度のミニブレークを許してしまい、2回戦敗退となった。
 「多くのエラー、多くのダブルフォールトを犯してしまった。勝つために十分なプレーができなかったんだ。第2セットでは、もしかしたら勝てたかもしれない場面もあったかな」

 そう試合を振り返りながら、大のクレー嫌いとして知られるメドベージェフは「クレーコートでは、他のコートほど自信が持てない。ベストなテニスができないんだ。クレーでは覚えている限り、全てではないにせよほとんどの試合で負けていると思う。クレーで望ましい結果を得るためにはゾーンに入る必要があるんだ」とコメントした。

 一方で身体のコンディション自体は「非常にいい」というメドベージェフ。「1か月半か2か月くらい試合をしていなかったから、明日の朝はどうなることやら」と不安を口にしつつも、最後には開幕まで残り数日に迫っている「全仏オープン」(5月22日〜6月5日/フランス・パリ/クレーコート/グランドスラム)を見据え、前向きな言葉を残した。

「今日も身体の調子は悪くなかったよ。あと何日か練習すれば、ローランギャロス(全仏)に向けて準備できると思う。ローランギャロスの前に何日か練習する予定だから、フィジカルもテニスも鍛えていこうと思っているんだ」

 どんなに強い選手であっても復帰後すぐに調子を取り戻すのは容易ではない。メドベージェフには全仏でベストパフォーマンスを発揮できるよう、焦らず調整を進めてもらいたいものだ。

文●中村光佑

【連続写真】メドベージェフの余分な動きがない安定感抜群のバックハンド!
 

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